原子力攻撃航空母艦
アイコン | 意味 |
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- ※1956年5月29日に設けられたこの艦種記号は、当初はCVA(N)だったがのちにCVANと変更される。ESRAは長期の選択的、限定的な有用性(小規模な修理、改修:Extended Selected Restricted Availability。工期9ヶ月)の略。RCOHはリフュエリング&オーヴァーホール(Refuelling & Complex Overhaul:核燃料棒の交換&包括修理)の略。SRAは短期間の限定的な有用性向上計画(Selected Restricted Availability。工期2年ごとに約5週間)の略(ABC順)
- 軽荷排水量:71,277t 満載排水量:89,084t 全長:342.35m(1974年には335.63mという資料もあり) 幅:水線40.53m/最大77.72m 吃水:11.30m 主機/軸数:ウェスティングハウスA2W原子炉8基、ジェネラル・エレクトリック式蒸気タービン4基/4軸 出力:280,000馬力 搭載機:75機 乗員:士官136名、下士官兵3,189名/航空要員士官244名、下士官兵1,647名/司令部要員士官20名、下士官兵75名/海兵隊士官2名、下士官兵69名
- ※上記のデータは1968年2月時
- ※1953年に開始された計画では本級を6隻建造の予定だった
- ※装甲、兵装、装備、改装変遷はこちら
艦名 | NAME | 艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
エンタープライズ (1961〜1965 1966〜1970 1971〜1975 1976〜1980 1981〜1985 1986〜1990 1991〜1995 1996〜2000 2001〜2004 、1、2、3) |
Enterprise | CVAN-65 | ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 | 1961/11/25 | 2017/2/3 | 2017/2/3 | ◎1958/2/4 起工 ◎1960/9/24 進水 ◎1961/10/29 引き渡される ◎1962/4下旬 ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社にて修理改装(〜1962/6中旬?) 1964/5中旬? 錨を損傷 ◎1964/10/3 修理改装(〜1964/11/2) ◎1964/11/2 ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社にてRCOH(〜1965/2/17(1965/7/9?)) ◎1966/6/30 サン・フランシスコ湾海軍造船所にて修理、オーヴァーホール(〜1966/9/2) ◎1966/10/21 サン・フランシスコ湾海軍造船所にてカタパルト修理(〜1966/10/31) ◎1967/7/12 サン・フランシスコ湾海軍造船所にて修理改装(〜1967/9/5) ◎1968/7/29 限定的なオーヴァーホール(〜1968/9/28(1968/9/30?)) 1969/1/14 ハワイ沖にて艦載機搭載用兵器の爆発事故により損傷(1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17) ◎1969/2中旬 真珠湾海軍造船所にて修理(〜1969/3上旬?) ◎1969/8/22(1969/10/11?) ノーフォーク海軍造船所にてRCOH(〜1970末(1971/1/19?)) ◎1972/3/15 サン・フランシスコ湾海軍造船所にてSRA(〜1972/5上旬) 1972/7/29 ノース・アイランド沖にて23フィート型木製帆船VI Pakと衝突し、VI Pakを損傷させる ◎1973/7/30(1973/8上旬?) ピュージェット・サウンド海軍造船所にてESRA(〜1974/1(1974/2?)) ◎1975/5下旬 SRA(〜1975/11/17) ◎1975/6/30(1975/7/1?) 艦種を原子力汎用航空母艦(CVN-65)に改める |
◎ニックネームはビッグE Big E、モバイル・チャノビル
Mobile Chernobyl、スリークォーター・マイル・アイランド
Three-Quarter Mile Island ◎Cuban missile crisis Oct-Dec 1962, Vietnam Dec 1965-Jun 1966, Dec 1966-Jun 1967, Feb-Jun 1968, Mar-Jun 1969, Jul-Sep 1971, Jan, Oct 1972-Mar 1973, Evac Vietnam 29-30 Apr 1975, Korea Jan-Mar 1968, Apr-May 1969. #CVAN-65の搭載飛行隊 ◎1962/2/5〜1962/4/5(CVG-1 (AB), South Atlantic: Shakedown cruise) VF-102(F4H-1)、VF-62(F8U-1)、VA-172(A4D-2N)、VAH-7(A3J-1)、VA-15(AD-6)、VA-64(A4D-2/2N)、VAW-12 DET. 60(WF-2)、VFP-62 DET. 60(F8U-1P)、HU-2 DET. 60(HUP-3) ◎1962/6〜1962/7(CVG-6 (AF), local operations in the West Atlantic) VF-102(F4H-1)、VF-33(F8U-2NE)、VA-66(A4D-2N)、VA-65(AD-6/5)、VA-76(A4D-2N)、VAH-7(A3J-1)、VAW-12 DET. 65(WF-2)、VFP-62 DET. 65(F8U-1P)、HU-2 DET. 65(HUP-3) ◎1962/8/9〜1962/10/11(CVG-6 (AF), Mediterranean) VF-102(F4H-1)、VF-33(F8U-2NE)、VA-66(A4D-2N)、VA-65(AD-6/5)、VA-76(A4D-2N)、VAH-7(A3J-1)、VAW-12 DET. 65(WF-2)、VFP-62 DET. 65(F8U-1P)、VRC-40 DET. 65(TF-1)、HU-2 DET. 65(HUP-2) ◎1962/10/19〜1962/12/6(CVG-6 (AF), Caribbean) VF-102(F-4B)、VF-33(F-8E)、VA-66(A-4C)、VA-65(A-1H/E)、VA-64(A-4C)、VA-76(A-4C)、VMA-225(A-4C)、VAW-12 DET. 65(E-1B)、VFP-62 DET. 65(RF-8A)、HU-2 DET. 65(UH-25B) ◎1963/2/6〜1963/9/4(CVG-6 (AE), Mediterranean、CVG-6は1963年12月20日にCVW-6に改称された) VF-102(F-4B)、VF-33(F-8E)、VA-64(A-4C)、VA-65(A-1H/E)、VA-66(A-4C)、VA-76(A-4C)、VAH-7(A-5A)、VAW-12 DET. 65(E-1B)、VAW-33 DET. 65(EA-1F)、VFP-62 DET. 65(RF-8A)、HU-2 DET. 65(UH-25B) ◎1964/2/8〜1964/10/3(CVW-6 (AE), Mediterranean, World Cruise "Operation Sea Orbit") VF-102(F-4B)、VF-33(F-8E)、VA-64(A-4C)、VA-65(A-1H)、VA-66(A-4C)、VA-76(A-4C)、VAH-7(A-5A)、VAW-12 DET. 65(E-1B)、VAW-33 DET. 65(EA-1F)、VFP-62 DET. 65(RF-8A)、HU-2 DET. 65(UH-2A)、VRC-40 DET. 65(C-1A) ◎1965/10/26〜1966/6/21(CVW-9 (NG), Norfolk to Alameda, Vietnam War) RVAH-7(RA-5C)、VAH-4 DET. M(A-3B)、VF-92(F-4B)、VA-93(A-4C)、VA-94(A-4C)、VA-76(A-4C)、VF-96(F-4B)、VA-36(A-4C)、VAW-11 DET. M(E-1B)、VAW-13 DET. M(EA-1F)、HC-1 DET. M(UH-2A/B)、VQ-1 DET.(EA-3B) ◎1966/11/19〜1967/7/6(CVW-9 (NG), Vietnam War) RVAH-7(RA-5C)、VAH-2 DET. M(KA-3B)、VF-92(F-4B)、VA-113(A-4C)、VA-56(A-4C)、VA-35(A-6A)、VF-96(F-4B)、VAW-13 DET. M(EA-1F)、VAW-11 DET. M、VAW-112(E-2A、1967年4月20日にVAW-11 DET. MからVAW-112を設立)、HC-1 DET. M(UH-2A/B) ◎1968/1/3〜1968/7/18(CVW-9 (NG), Sea of Japan, Vietnam War) RVAH-1(RA-5C)、VF-92(F-4B)、VA-113(A-4F)、VA-56(A-4E)、VA-35(A-6A/B)、VF-96(F-4B)、VAW-112(E-2A)、VAH-2 DET. 65(KA-3B、VAH-2は1968年11月1日にVAQ-132に改称された)、VAW-13 DET. 65(EKA-3B、VAW-13は1968年10月1日にVAQ-130に改称された)、HC-1 DET. 65(UH-2C)、HC-7 DET. 111(SH-3A、HC-7 DET. 111は1968年1月21日から2月1日までエンタープライズに配備された) ◎1969/1/6〜1969/7/2(CVW-9 (NG), Vietnam War) VF-96(F-4J)、VF-92(F-4J)、VA-146(A-7B)、VA-215(A-7B)、VA-145(A-6A/B、VA-145は1969年1月14日のエンタープライズ火災ののち、1969年1月から3月まで一時的にバーバーズ・ポイント海軍航空基地 NAS Barbers Pointに寄港していた VA-145は1969年5月から6月まで2機のA-6Bを運用した)、RVAH-6(RA-5C)、VAQ-132(KA-3B、EKA-3B)、VAW-112(E-2A、VAW-112は1970年4月15日に一時活動停止し1973年7月3日に再活動)、HC-1 DET. 65(UH-2C) ◎1969/7〜1969/8/12(Alameda to Norfolk) not embarked CVW ◎1971/1〜1971/3/18(Norfolk to Alameda) not embarked CVW ◎1971/6/11〜1972/2/12(CVW-14 (NK), Vietnam War) VF-143(F-4J)、VF-142(F-4J)、VA-97(A-7E)、VA-27(A-7E)、VA-196(A-6A/B/KA-6D)、RVAH-5(RA-5C)、VAQ-130 DET. 4(EKA-3B)、VAQ-308 DET.(KA-3B)、VAW-113(E-2B)、HC-1 DET. 4(SH-3G) ◎1972/9/12〜1973/6/12(CVW-14 (NK), Vietnam War) VF-143(F-4J)、VF-142(F-4J)、VA-97(A-7E)、VA-27(A-7E)、VA-196(A-6A/B/KA-6D)、RVAH-13(RA-5C)、VAQ-131(EA-6B)、VAW-113(E-2B)、HS-2 DET. 1(SH-3G) ◎1974/9/17〜1975/5/20(CVW-14 (NK), West Pacific) VF-1(F-14A)、VF-2(F-14A)、VA-97(A-7E)、VA-27(A-7E)、VA-196(A-6A/KA-6D)、RVAH-12(RA-5C)、VAQ-137(EA-6B)、HS-2(SH-3D)、VAW-113(E-2B)、VQ-1 DET. 65(EA-3B)、HC-7(HH-3A/SH-3G) |
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― | ― | CVAN-66 | ― | ― | ― | ◎ネームシップの建造費高騰により未着手のまま建造中止 ◎1960/11/25 攻撃航空母艦キティ・ホーク級の3番艦(CVA-66)として再発注 |
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― | ― | CVAN-67 | ― | ― | ― | ◎ネームシップの建造費高騰により未着手のまま建造中止 ◎1964/4/30 攻撃航空母艦キティ・ホーク級の4番艦(CVA-67)として再発注 |
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― | ― | ― | ― | ― | ◎ネームシップの建造費高騰により未着手のまま建造中止 | ||
― | ― | ― | ― | ― | ◎ネームシップの建造費高騰により未着手のまま建造中止 | ||
― | ― | ― | ― | ― | ◎ネームシップの建造費高騰により未着手のまま建造中止 |
- ※この“自衛型原子力攻撃航空母艦”は、軍艦の可能性を予測する海軍艦船局の試みの一環として、1955年に計画される。VTOL機を艦載機として採用することと、新しい艦対空ミサイルを搭載。動力は原子力攻撃航空母艦エンタープライズ(CVAN-65)と同じ。そのスペックは、64,875t(満載排水量は81,150t)、全長は313.94m、幅は水線10.97m/最大40.23mであった。2基のタロス・ランチャー(艦橋の前後)と4基のテリア・ランチャーで構成されていた。3基のC-7のカタパルトでは、通常の艦載機およびVTOL機を発艦可能。航空群は8機の重攻撃機(A3Dサイズ)、24機のVTOL機、4機の夜間戦闘機(F3H-1N)、16機の対潜ヘリコプターが考えられていた。本艦にはソナーはなく、対潜兵器もなかった
- ※フランス海軍の原子力航空母艦シャルル・ド・ゴール Charles de Gaulle(R 91、同艦の設計は1974年から1988年までかかった)について。フランス海軍諜報機関は恐らく1955年設計案の図面データを1970年代に取得している可能性あり
- 軽荷排水量:72,805t 満載排水量:88,896t 全長:331.62m 幅:水線40.84m/最大78.48m 吃水:11.17m(満載時、戦闘時には11.48m) 主機/軸数:ウェスティングハウスA4W原子力2基、ジェネラル・エレクトリック式蒸気タービン4基/4軸 出力:260,000馬力+ 兵装:シー・スパロー短SAM8連装発射機3基(計画時には船体後部にテリアSAM発射機2基、船体前部に50口径76mm連装両用砲2基) 乗員:乗員、航空要員、司令部要員合わせて士官439名、下士官兵5,182名
※上記のデータは計画時
艦名 | NAME | 艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ニミッツ (1、2、3) |
Nimitz | CVAN-68 | ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 | 1975/5/3 | ◎1968/6/22 起工 ◎1972/5/13 進水 ◎1975/4/11 引き渡される ◎ノーフォーク海軍基地にて就役 ◎1975/6/30(1975/7/1?) 艦種を原子力汎用航空母艦(CVN-68)に改める |
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◎ニックネームはオールド・ソールト Old Salt | |||||||
ドワイト D. アイゼンハワー (1、2、3) |
Dwight D. Eisenhower | CVAN-69 | ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 | 1977/10/18 | ◎1970/2/21 艦名をアイゼンハワー Eisenhowerにすると発表 ◎1970/5/25 ドワイト D. アイゼンハワーと改名 ◎1970/8/15 起工 ◎1975/10/11 進水 ◎1975/6/30 艦種を原子力汎用航空母艦(CVN-69)に改める |
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◎ニックネームはマイティ・アイク Mighty Ike | |||||||
― | ― | CVAN-70 (1、2、3) |
ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 | 1982/3/13 | ◎のちに艦種を原子力汎用航空母艦(CVN-70)に改める |
Update 24/02/27