VF
戦闘飛行隊 Fighter Squadron

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
UFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※ABは飛行場(Air Base)の略。MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。NAFは海軍航空施設(Naval Air Facility)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略(ABC順)
※“バウンティ・ハンターズ Bounty Hunters”としても知られる第2戦闘攻撃飛行隊(Strike Fighter Squadron 2: VFA-2)は、カリフォルニア州リムーア海軍航空基地 NAS Lemooreを拠点とするアメリカ海軍のF/A-18F戦闘攻撃飛行隊である。テイル・コードは“NE”、コールサインは“バレット Bullet”。第2空母航空団(Carrier Air Wing 2: CVW-2)に所属し、原子力汎用航空母艦カール・ヴィンソン Carl Vinson(CVN-70)に配備され、さまざまな戦闘任務や支援任務を遂行する航空機で構成される複合部隊である
所在地 駐留日
NAS Miramar
NAS Oceana 1995
NAS Lemoore
航空機の割り当て 初受領日
F-14A 1972/10
F-14D 1992
F/A-18F 2003/10
日付 主な出来事
4つの異なる飛行隊がVF-2に指定されている。公式には、アメリカ海軍は同じ呼称で新しい飛行隊が編成された場合、廃止された飛行隊との直接の血統を認めない。多くの場合、新しい飛行隊は以前の飛行隊の愛称、記章、伝統を引き継ぐ
1972 “バウンティ・ハンターズ Bounty Hunters”として知られるVF-2は、F-14Aに搭乗し、1972年10月14日に設立された。VF-2は搭乗員訓練を完了し、1973年7月に最初のトムキャットを受領、1974年春には12機のF-14Aを配備した
1974 VF-2の最初の配備は1974年、姉妹飛行隊であるVF-1とともに原子力攻撃航空母艦エンタープライズ Enterprise(CVAN-65)に乗り込んだ。同飛行隊は1975年4月、米軍兵士の避難作戦“フリークエント・ウィンド作戦 Operation Frequent Wind”を支援するため、サイゴン上空を飛行した。エンタープライズ・ウエストパックに配備 1978年寄港:ハワイ真珠湾、フィリピンのスービック湾、シンガポール、オーストラリアのパース、香港
1980/9 VF-2は1980年9月に汎用航空母艦レンジャー Ranger(CV-61)に配属され、そのうちの4ヶ月はイラン人質事件の間、インド洋とペルシャ湾で過ごした。この飛行隊は、第14空母航空団(Carrier Air Wing 14: CVW-14)とのちの第2空母航空団(Carrier Air Wing 2: CVW-2)にとって最初の戦術航空偵察ポッド・システム(Tactical Air Reconnaissance Pod System: TARPS)部隊であった
1984 VF-2は1984年に汎用航空母艦キティ・ホーク Kitty Hawk(CV-63)に配備され、1980年代を通して何度もレンジャー部隊の配備に戻った
1984/6 1984年6月2日、VF-2は空対空砲撃目標を曳航しながら空母からF-14を発艦させた最初の飛行隊となった
1987 1987年、同飛行隊はレンジャーの26万回目の着艦を記録した
1991 部隊は“砂漠の嵐作戦 Operation Desert Storm”に参加し、ペルシャ湾で活動するレンジャーから500以上の戦闘任務に就いた。VF-2は護衛、偵察、戦闘空中哨戒(Combat Air Patrol: CAP)任務を遂行した
1992 1992年から1993年のクルーズののち、レンジャーは(VF-2の姉妹飛行隊VF-1とともに)退役し、VF-2は汎用航空母艦コンステレーション Constellation(CV-64)に乗り換えた。同時にVF-2はF-14Dに移行した
1995 1995年のクルーズから数ヶ月後、VF-2はバトル“E” battle "E"を授与され、ミラマーを海兵航空基地とする基地再編閉鎖(Base Realignment and Closure: BRAC)の決定により、ミラマー海軍航空基地 NAS Miramarからオシアナ海軍航空基地 NAS Oceanaへ移転した
1996/4 1996年4月、VF-2のF-14DはLANTIRN赤外線照準ポッド infrared targeting podを搭載するように改造され、精密打撃能力を得た
1999 1999年の巡航中、VF-2は“サザン・ウォッチ作戦 Operation Southern Watch”を支援し、9月9日にはバスラ Basra周辺の地対空ミサイル・サイトと対空砲を攻撃した。同じ日、VF-2トムキャットはバグダッドの西にあるアルタカドゥム空軍基地 Al-Taqaddum Air Baseから飛行禁止区域に南下してきた2機のイラク空軍MiG-23とAIM-54フェニックスで交戦した。ミサイル発射を察知したミグが北上したため、ミサイルは命中しなかった
2001 2001年半ば、VF-2はコンステレーションに搭載され、サザン・ウォッチ作戦を支援した
2002 トムキャットでの最後のクルーズとなった2002年から2003年の間、VF-2はイラク自由作戦に参加し、偵察、近接航空支援、CAP、攻撃任務など幅広い任務に就いた。2003年2月28日、サザン・ウォッチ作戦において、VF-2はトムキャット初のJDAMを戦闘中に投下した。この展開の間、VF-2は483回出撃し、294発のレーザー誘導爆弾/JDAM/Mk. 82爆弾を投下した
2003/7 2003年7月1日、VF-2はVFA-2と改名され、2003年10月6日に初号機を受領し、F/A-18Fへの移行を開始した
2004/10 VFA-2は2004年10月、CVW-2と共に原子力汎用航空母艦エイブラハム・リンカーン Abraham Lincoln(CVN-72)に乗ってWESTPACデプロイメントを開始した。2004年のインド洋大津波ののち、東南アジアに人道支援を提供した“ユニファイド・アシスタンス作戦 Operation Unified Assistance”を支援したのち、2005年3月に帰還した
2006 2006年、VFA-2とCVW-2はWESTPACデプロイメントに乗り出した
2006/3 2006年3月24日から31日にかけて行われた“フォール・イーグル2006演習 Foal Eagle 2006 exercises”では、VFA-2、VFA-34、VFA-137、VFA-151の打撃飛行隊が嘉手納基地 Kadena Air Baseを拠点とする第18航空団 18th Wingの米空軍機とチームを組み、演習の連合航空作戦センター Combined Air Operations Centerを通じて戦闘空中哨戒と調整爆撃を行った
2008/3 2008年3月13日、VFA-2はCVW-2とともにエイブラハム・リンカーンに乗艦し、ペルシャ湾に7カ月間派遣され、10月8日に帰国した
2010/9 2010年9月11日、VFA-2はエイブラハム・リンカーンに搭載されたCVW-2とともにアラビア海とペルシャ湾に展開した。のちに同飛行隊はAESAレーダーを搭載した新型のブロックII F/A-18Fスーパー・ホーネットに移行した
2020 現在の飛行隊長であるティメスター中佐 CDR Timmesterは、F-14トムキャットに搭乗した最後の海軍飛行隊長となる。VFA-2は現在、原子力汎用航空母艦カール・ヴィンソン Carl Vinson(CVN-70)のCVW-2に配属されている

↑Aboard the U.S. Navy's aircraft carrier USS Constellation (CV-64) deployed in the central Pacific (April 8, 1997). . . .Two F-14D aircraft assigned to Fighter Squadron TWO (VF-2) are framed by a rainbow while crossing the central Pacific ocean. Constellation is enroute to the Arabian Gulf as part of a regularly scheduled six month western Pacific and deployment. U.S. Navy photograph by Photographer's Mate 3rd Class James W. Olive. (RELEASED)


Update 24/01/24