| 日付 |
主な出来事 |
| 1950/9/16 |
同飛行隊は最初の戦闘行動に参加し、朝鮮半島のインチョンへの水陸両用上陸作戦に近接航空支援を提供した |
| 1952/6/23 |
VF-63は、航空母艦ボクサー Boxer(CV-21)、航空母艦プリンストン Princeton(CV-37)、航空母艦フィリピン・シー Philippine Sea(CV-47)、航空母艦ボノム・リシャール Bon Homme Richard(CV-31)、米空軍および海兵隊の他の部隊とともに、北朝鮮の水力発電目標に対する大攻勢を実施した |
| 1952/8/6 |
戦闘出撃中、航空機のガソリン・タンクが爆発し、ボクサーの格納庫甲板で大火災が発生した。8名が死亡、1名が行方不明となり、数人が重症を負った。 VF-63は死傷者を出さなかったが、火災発生時の英雄的な勇気ある行動により、飛行隊員3名が青銅星章 Bronze Starsを授与された |
| 1955/2 |
攻撃航空母艦エセックス Essex(CVA-9)に配備されていた同飛行隊は、中華人民共和国による大陳群島 Tachen Islandsへの砲撃後、中国国民党員の避難に際して航空支援を提供した |
| 1958/5/9 |
FJ-4Bバディ・タンカー・パッケージ Buddy Tanker packageを受領した最初の艦隊部隊となり、給油能力の実証に成功した |
| 1961/3~4 |
攻撃航空母艦ミッドウェー(CVA-41)に配備されたまま、ラオス危機のため南シナ海で作戦行動を行った |
| 1963/3/6 |
飛行隊は4機のA-4B、6名のパイロット、48名の下士官からなるロメオ分遣隊 Detachment Romeoを結成した。その任務はASWキャリアに配備され、限定的な防空を提供することであった |
| 1963/4/19~12/3 |
VA-22ロメオ分遣隊は、CVSG-53の一部である対潜航空母艦キアサージ Kearsarge(CVS-33)に搭載され、西太平洋に派遣された。配備中、宇宙カプセル・フェイス7 Faith 7と宇宙飛行士L. ゴードン・クーパー少佐 Major L. Gordon Cooper(アメリカ空軍)の回収に参加し、地球を22周することに成功した |
| 1963/12/18 |
VA-22ロメオ分遣隊が廃止される |
| 1965/4/20 |
朝鮮戦争以来の戦闘作戦に参加し、初の航空機損失を被る。フィリップ N. バトラー大尉 Lieutenant Phillip N. ButlerのA-4Cは、北ヴェトナム上空での夜間武装偵察任務中に敵の対空砲火に遭った。彼は脱出に成功し、捕虜となった |
| 1965/6/3 |
レイモンド P. イルグ大尉 Lieutenant Raymond P. Ilg(後に少将 Vice Admiral)は、ラオス北部上空で武装した道路偵察の任務中、A-4Cで撃墜された。彼は脱出に成功し、3日間敵地深くで捕捉を免れた後、ヘリコプターで救出された。 |
| 1966/11/22 |
VA-22の指揮官であるヘンリー D. アーノルド隊長 Commander Henry D. Arnoldは、ハイフォンの地対空ミサイル支援施設に対する攻撃で銀星章
Silver Star Medalを受章した |
| 1968/1/26 |
北朝鮮による環境調査艦プエブロ Pueblo(AGER-2)の拿捕を受け、ヤンキー・ステーション Yankee Stationで作戦中のVA-22を搭載した攻撃航空母艦レンジャー Ranger(CVA-61)は、日本海に向かうよう命じられた。レンジャーとVA-22は、1968年3月5日に解任されるまで、この地域で活動した |
| 1972/5/9 |
“ポケット・マネー作戦 Operation Pocket Money”(ハイフォン港 Haiphong harborへの機雷敷設)が開始された。VA-22の航空機と、攻撃航空母艦コーラル・シー Coral Sea(CVA-43)に配備された他の攻撃飛行隊が機雷敷設を計画・実行した |
| 1973/4~7 |
同飛行隊は、北ヴェトナム沿岸海域の機雷除去作戦“エンド・スイープ Operation End Sweep”を支援するミッションを行った |
| 1975/4/29 |
VA-22の航空機は、サイゴンからアメリカ市民を避難させる“フリークエント・ウィンド作戦 Operation Frequent Wind”の航空援護を行った。アメリカ大使館の屋根から飛び立った最後のアメリカのヘリコプターは、この飛行隊のA-7Eによって護衛された |
| 1975/5/15 |
VA-22は、CVW-15のコーラル・シーに所属する他の部隊とともに、5月12日に商船Mayaguez(元C2-S-AJ1型貨物船ホワイト・ファルコン White Falcon(MCハル1369))がカンボジアの砲艦によって捕らえられた後、カンボジア本土に対して空爆を開始。飛行隊は10回の戦闘出撃を行い、リーム飛行場 Ream Airfieldの標的を攻撃した |
| 1979/10/27 |
韓国の朴正煕大統領 President Park Chung Heeの暗殺を受け、汎用航空母艦キティ・ホーク Kitty Hawk(CV-63)は韓国沿岸での作戦を命じられる |
| 1979/11/21 |
イランがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、60名以上のアメリカ人の人質を取った事件への対応として、キティ・ホークはVA-22およびCVW-15の残りのメンバーとともに、アラビア海へ向かう途中、フィリピンのスービック湾を出航した |
| 1985/12/6 |
NWCチャイナ・レイク NWC China Lakeで飛行中の飛行隊がAGM-88 HARMを発射。これは西海岸艦隊の飛行隊が初めて発射したAGM-88であった |
| 1986/4~7 |
4月下旬、VA-22を搭載した原子力汎用航空母艦エンタープライズ Enterprise(CVN-65)は、インド洋から地中海へ空母戦力を増強するため、スエズ運河を通過した。その月の初めには、リビアがテロ活動を支援し続けていることへの対応として、リビアの軍事目標に対してアメリカの空爆が行われた |
| 1988/4/18 |
VA-22は、4月14日にミサイル・フリゲイト・サミュエル B. ロバーツ Samuel B. Roberts(FFG-58)が国際水域でイランの機雷に衝突した後、イランの石油プラットフォーム、砲艦、その他の海軍艦船に対する報復攻撃に参加した |
| 1989/12 |
同飛行隊は“クラシック・リゾルヴ作戦 Operation Classic Resolve”に参加し、クーデター未遂時のフィリピン政府を支援した |
| 1993 |
同隊は原子力汎用航空母艦エイブラハム・リンカーン Abraham Lincoln(CVN-72)でペルシャ湾に展開し、イラク上空の国連南方飛行禁止区域を実施する“サザン・ウォッチ作戦 Operation Southern Watch”に参加した。帰国後、ソマリア沖に移動し、“コンティニュー・ホープ作戦
Operation Continue Hope”の航空支援を行った |
| 1998/12 |
VFA-22は“デザート・フォックス作戦 Operation Desert Fox”の原子力汎用航空母艦カール・ヴィンソン Carl Vinson(CVN-70)からの空爆で、唯一の第11空母航空団(Carrier Air Wing 11: CVW-11)を率いた |
| 2001/10 |
カール・ヴィンソンから出撃したVFA-22は、アフガニスタンでタリバンとアルカイダ勢力に対する攻撃を行い、“不朽の自由作戦 Operation
Enduring Freedom”を支援した |
| 2003 |
VFA-22はカール・ヴィンソンの第9空母航空団(Carrier Air Wing 9: CVW-9)とともに、世界的なテロとの戦いを支援するため、8ヶ月にわたる西太平洋への長期派遣を行った |
| 2004/7 |
VFA-22はF/A-18Eに移行 |
| 2006/1 |
第14空母航空団(Carrier Air Wing 14: CVW-14)とともに原子力汎用航空母艦ロナルド・レーガン Ronald Reagan(CVN-76)に6ヶ月間配備され、世界規模のテロとの戦いを支援した |
| 2007初め |
VFA-22はCVW-14およびロナルド・レーガンとともに、F/A-18EとF/A-18Fの混合部隊で太平洋に急派 |
| 2007年末 |
2007年末までにVFA-22はF/A-18Fに移行し、飛行隊史上初めて複座の戦術機を運用し、海軍パイロット Naval Aviatorsと海軍飛行士官 Naval Flight Officersを士官として統合 officer complement |
| 2009/5/28 |
VFA-22とCVW-14はロナルド・レーガンとともに第7艦隊と第5艦隊 7th and 5th Fleetの責任区域に展開した |
| 2010 |
同飛行隊はCVW-17 "AA "のテイル・コードを持つCVW-14から第17空母航空団(Carrier Air Wing
Seventeen: CVW-17)に移転し、現在は原子力汎用航空母艦ニミッツ Nimitz(CVN-68)に所属 |
| 2023/4/22 |
南シナ海にてニミッツでの350,000回目の着艦記録を達成(1、2) |
| 2025/10/26 |
午後3時15分(現地時間)にVFA-22所属のF/A-18Fスーパー・ホーネット戦闘機が、ニミッツから通常作戦中、南シナ海海域で墜落。乗組員2名は無事に脱出し、第11空母打撃群(Carrier
Strike Group 11)所属の捜索救難部隊によって救助された |
| 2025/10/27 |
ドナルド J. トランプ大統領 President Donald J. Trumpは2025年10月27日の記者会見で、南シナ海での米軍機2機の墜落事故の原因として、海軍が空母ニミッツの燃料供給を調査していると語った。シーホークとスーパー・ホーネットの墜落に不正行為が関与している可能性について問われると、トランプ大統領は記者団に対し、“燃料の不良が原因かもしれません。つまり、燃料の不良である可能性はあります。そのような事態は非常に異例です…彼らは燃料の不良が原因かもしれないと考えています。いずれ明らかになるでしょう。隠すことは何もありません”と述べた。
海軍の初期調査に詳しい2人の関係筋はトランプ大統領の発言を確認し、機内の汚染された燃料が両事故の有力な原因だったと述べた上で、当初の報告書は最終的な結論には程遠いと述べた。墜落事故の完全な調査には数ヶ月かかる可能性がある。
海軍報道官は、燃料に関するトランプ大統領のコメントについて尋ねられると、USNI Newsにホワイト・ハウスに問い合わせるよう伝えた |