捜索レーダー
Search Radar


↑Antenna for CXAM radar. Mounted atop the foremast of USS Chester (CA-27). Taken at the Mare Island Navy Yard, California, 6 August 1942. Photograph from the Bureau of Ships Collection in the U.S. National Archives.

↑CXAM-I Antenna on Battleship. Image courtesy of Naval History and Heritage Command.

名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
CXAM CXAM 対空捜索 Pバンド 15kW 92.65km〜129.72km ◎1940年制式採用
◎波長150cm
戦艦ペンシルヴェニア級ペンシルヴェニア(BB-38)搭載(1941年時)
戦艦テネシー級カリフォルニア(BB-44)搭載(1941年時)
戦艦コロラド級ウェスト・ヴァージニア(BB-48)搭載(1941年時)
戦艦ノース・カロライナ級ノース・カロライナ(BB-55)搭載(1942年時)


名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
SA SA 対空捜索 Pバンド 100kW 55.59km〜74.12km ◎1942年制式採用
◎波長136cm


↑SA-1 on Mine Sweeper. Image courtesy of Naval History and Heritage Command.

名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
SA-1 SA-1 対空捜索 Pバンド 37.06km〜46.32km ◎1942年制式採用
◎波長165cm


名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
SB SB 対空捜索 15kW 44.47km ◎1943年制式採用
◎波長75cm


※ジェネラル・エレクトリック社製
※SCは、第二次大戦中にアメリカ海軍で使用されたアメリカ製の航空・水上捜索レーダーである。SC-1、SC-2、SC-3などのヴァリエーションがある。駆逐艦や大型艦艇に搭載され、飛行機や水上艦艇の索敵、迎撃統制のために使用された。全てのセットは“A”スコープ、敵味方識別(Identification friend or foe: IFF)接続の規定を持ち、ジャイロコンパスリピーター gyro-compass repeaterと連動する。SC-2とSC-3はPPIスコープ、リモートPPI、内蔵BLおよびBI(注)アンテナも備えている。アンテナが100'にある場合、SCとSC-1(プリアンプなし)は高度1,000'の中型爆撃機で30マイルの信頼できる最大射程を持つ。プリアンプを使用すると、SC-1の範囲は75マイルに拡張され、これはSC-2およびSC-3の範囲と同じである。SCの距離精度は±200ヤード、後期型は±100ヤード。SCとSC-21の方位精度は±5゚、SC-2とSC-3は±3゚。どのセットにも仰角制御はないが、高さは最小信号強度の位置からおおよそ推定できる。出荷時には、各セットのスペアが含まれている。別途ジェネレーターが必要な場合は、出荷時に同梱される。空輸不可。SCとSC-1はともに5つのコンポーネントを持ち、総重量は1,800ポンド。SC-2は6つの部品で合計3,000ポンド。アンテナア・センブリの重量と寸法は、SCとSC-1が450ポンド、6'111/2"x8'6"、SC-2とSC-3が478ポンド、4'6"x15'。SC-2とSC-3は4'6"x15'。アンテナは可能な限り高く、できれば100フィート以上、他の上部構造物より高く取り付けられるべきである。3セットとも、1シフトにつき1人のオペレーターが最低限必要。SCとSC-1は115ヴォルト、60サイクルで1500ワットの一次電力を必要とする。SC-2とSC-3は115ヴォルト、60サイクルで2,500ワットを必要とする。船の電源がAC440ヴォルトまたはAC220ヴォルトの場合は変圧器、船の電源がDCの場合はモータージェネレーターを使用する(注:BIはMark IV IFFシステムのコンポーネントである)

↑USS Long Island (AVG-1). View of the ship's masthead, with "SC" radar antenna and anemometer, 13 March 1942. Official U.S. Navy Photograph, now in the collections of the National Archives. Image courtesy of HyperWar.

↑SC-2 on Destroyer [inset: receiver-indicator]. Image courtesy of Naval History and Heritage Command.

名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
SC SC 対空/水上捜索 VHFバンド 220kW 48〜120km ◎1942年制式採用


名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
BPS-15 BPS-15 水上捜索
航海
(潜水艦搭載)
X 35kW 750/1,500 9.5 ホーン 原子力弾道ミサイル潜水艦オハイオ級搭載
原子力攻撃型潜水艦ロサンゼルス級搭載


名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
BPS-16 BPS-16 水上捜索
航海
(潜水艦搭載)
X 50kW 750/1,500 9.5 ホーン 原子力弾道ミサイル潜水艦オハイオ級搭載
原子力《巡航》ミサイル潜水艦オハイオ級搭載
原子力攻撃型潜水艦ロサンゼルス級搭載
原子力攻撃型潜水艦シーウルフ級搭載
原子力攻撃型潜水艦ヴァージニア級搭載


※ウェスティングハウス社(現ノースロップ・グラマン社)製
※AN/SPS-37の電子防護能力の強化などの改良を施した発展型、当初はAN/SPS-37Aと称されていた。例えばチャンネル数は、SPS-37では10チャンネルであったのに対し、本機では20チャンネルとされている。ミサイル・フリゲイト(DLGN)用のAN/SPS-43と航空母艦やミサイル巡洋艦用のAN/SPS-43Aの2つのサブタイプが開発される
名称 NAME 用途 周波数 ピーク出力 パルス
繰り返し
周波数
走査回数 アンテナ形式 探知距離 備考
SPS-43 SPS-43 2D対空捜索 Pバンド 180kW パラボラ 555.6km
(最大)
29.63km
(シースキーマー)
攻撃航空母艦エセックス級
攻撃航空母艦ミッドウェー級
攻撃航空母艦フォレスタル級
攻撃航空母艦キティ・ホーク級
原子力攻撃航空母艦ニミッツ Nimitz(CVAN-68)、アイゼンハワー Dwight D. Eisenhower(CVAN-69)
ミサイル重巡洋艦ボルティモア級
ミサイル巡洋艦ボルティモア級
ミサイル軽巡洋艦クリーヴランド級


Update 24/12/11