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軽荷排水量 | 6,624t DDG-52〜DDG-78は6,682t DDG-79以降は6,600t |
満載排水量 | 8,315t DDG-52〜DDG-78は8,373t DDG-79以降は9,217t |
全長 | 153.72m(153.80mともいわれる) DDG-79以降は154.99m |
幅 | 20.39m DDG-73は20.29m |
吃水 | 6.09m DDG-73は6.33m、ソナー部9.32m |
主機 | COGAG(ジェネラル・エレクトリック式LM2500ガス・タービン4基、電源はアリソン式501-K34ガス・タービン発電機3基(1号主発電機は第1機械室、2号主発電機は第2機械室、3号主発電機は後部発電機室に設置)) |
軸数 | 2軸 |
出力 | 100,000馬力(105,000馬力ともいわれる) |
速力 | 31.0kt(32.0ktともいわれる) DDG-79以降は31.0kt |
航続力(計画) | 20ktで4,400浬 |
兵装 | トマホークSLCM/スタンダードMR SAM/アスロックSUM用VLS2基90セル(DDG-79以降は96セル、DDG-85以降は発展型シー・スパロー短SAMも発射可能) ハープーンSSM4連装発射機2基(DDG-79以降はなし) 54口径127mm単装両用砲1基(DDG-81以降は62口径127mm単装両用砲) MSI-Defence Systems製30mm機関砲Mk. 38Mod. 4(DDG-89から搭載(同級では初めて)) 76口径20mmCIWS2基(DDG-85以降はなし、DDG-78は2015年〜2016年の間に後部の76口径20mmCIWSをSeaRAM近接防御11連装発射機1基に換装) 324mm3連装短魚雷発射管2基 High Energy Laser with Integrated Optical-dazzler and Surveillance(HELIOS、レーザー兵器システム。DDG-88のみ) |
塔載機 | ヘリコプター2機(DDG-79以降) |
乗員 | 316名(341名ともいわれる) DDG-73は342名 DDG-79以降は366名 |
レーダー | レイセオン式SPS-64(V)9航海レーダー1基(DDG-87〜はDecca BridgeMaster E ARPA) AIL式SPS-67(V)3対水上捜索レーダー1基 ロッキード・マーチン式SPY-1D三次元多機能/射撃管制レーダー(DDG-79〜はSPY-1D(V)三次元多機能/射撃管制レーダー1基) レイセオン式SPG-62ミサイル射撃指揮レーダー3基 ジェネラル・ダイナミックス式Mk. 90ファランクス射撃管制レーダー2基 |
ソナー | SQQ-89(V)4統合対潜システム(SQS-53C(V)1艦首ソナーとキングフィッシャー機雷探知用高周波ソナー、ジェネラル・エレクトリック/ロッキード・マーチン式SQR-19B(V)1曳航ソナーで構成) DDG-79〜DDG-90はSQQ-89(V)14統合対潜システム(SQS-53(V)1艦首ソナーとキングフィッシャー機雷探知用高周波ソナー、ノースロップ・グラマン式SLX-1マルチセンサー魚雷認識警戒プロセッサー(MSTRAP)で構成) DDG-91〜はSQQ-89(V)15統合対潜システム(SQS-53(V)1艦首ソナーとキングフィッシャー機雷探知用高周波ソナー、ノースロップ・グラマン式SLX-1マルチセンサー魚雷認識警戒プロセッサー(MSTRAP)、WLD-1(V)1/3遠隔機雷掃討システムで構成) |
TAKAN | URN-25 |
電子戦装置 | レイセオン式SLQ-32(V)5アクティヴ/パッシヴ統合電子戦装置(DDG-68、DDG-79〜DDG-84、DDG-91〜はレイセオン式SLQ-32(V)3アクティヴ/パッシヴ統合電子戦装置、DDG-85〜DDG-90はレイセオン式SLQ-32(V)2統合電子戦装置、DDG-72〜DDG-78はSanders SRS-1A総合電子戦装置) Mk. 36Mod. 12 SRBOCデコイ・システム(Mk. 137Mk. 5 6連装発射機4基) SLQ-25Aニクシー対魚雷デコイ(水上艦対魚雷防御システム(SSTD)フェーズIを含む) SLQ-39デコイ・ブイ発射システム Mk. 53連装ヌルカ・デコイ・ランチャー4基(DDG-52、DDG-91〜のみ) |
電子光学 | Kollmorgen式Mk. 46Mod. 0 optronic director(DDG-85〜はKollmorgen式Mk. 46Mod. 1 optronic director) |
- ※イージス・システム搭載
- ※建造費管理のため3ブロック(フライト)に分け、設計変更の必要を生じた時、次のブロックに移行する建造方式がとられている。システム、兵装の差異により原型のDDG-51〜DDG-71をフライトI、戦闘情報処理システムを改良したDDG-72〜DDG-78をフライトII、ヘリコプターを2機搭載するDDG-79以降をフライトIIAという。計画当初、DDG-74以降をフライトIIIとしていたが、1991年5月にフライトIIAに変更し、DDG-79以降をフライトIIAとした。フライトIの艦は新造時、マスト・トップが後方に傾斜していたが、現在はフライトII以降の艦を同様、排煙の影響を避けるため垂直に改められている
- ※同級イージス・システムはベースライン4(DDG-51〜DDG-67)、ベースライン5(DDG-68〜DDG-78)、ベースライン6(DDG-79〜DDG-90)、ベースライン7(DDG-91〜)となっている
- ※ミサイル発射機はMk. 41 VLSで前部がMod. 0、後部がMod. 1(DDG-59からはMod. 2)である
- ※兵装、装備、改装変遷はこちら
- ※米海軍は、アーレイ・バーク級フライトIのうち12隻について、当初予定の艦齢に達したのち、さらに1〜5年間に渡って運用を継続すると発表した
- ※駆逐戦隊 Destroyer Squadron
↑Destroyer Jack H. Lucas Leaves Mississippi. USNI News Video.
- ※1991年4月に海軍作戦部長(CNO)は、より手頃な価格の駆逐艦を追求するだけでなく、湾岸戦争の教訓を考慮することを原理的にDestroyer Variant (DDV) Studyを命じた。希望としてはアーレイ・バークのより簡素なヴァージョンということ。戦闘群での航行を維持できる速度と2つのエンジン室を保有し、必要な戦闘能力を維持するために安く建造ができるのが目的。設計の作業は、だいたい1993年に開始し、最初の艦は早ければ1996年に発注できることを目標としていた。各種の代替案は、そのハイ・エンドのフライトIII(DDV H)からロー・エンドのDDV 1の10種。DDV 9はフライトIIAの原型案
- ※画像上2枚は冷戦終結により中止になった初代フライトIIIと下2枚の画像は今後建造される新フライトIII
- ※画像下は最も変わった案。これは沿海域戦闘艦(LCS)の失敗が明らかになりつつあった2008年にマサチューセッツ州ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)の2名の大学院生が、LCSが大失敗に終わる理由を見出しから読み取ることができずに、代替案としてバーク・フライトIの大規模な改装を提案したというもの。基本的な改装は、船尾のVLSを取り外し船尾の大部分を解体して、LCSと同じモジュールを全て搭載できる格納庫とミッション・ベイを作るというものだった。彼らはまた、ミサイル・フリゲイト・オリヴァー・ハザード・ペリー級に同様のことをすることを提案