混成飛行隊 Composite Squadron
アイコン | 意味 |
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戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません |
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戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです |
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映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です |
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参考文献、小説や書籍に登場する事柄です |
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インターネットやTVゲームに登場する事柄です |
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不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- ※MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略(ABC順)
- ※第10混成飛行隊(Composite Squadron 10: VC-10)“チャレンジャーズ Challengers”はアメリカ海軍の航空機飛行隊である。1943年には“マラード Mallards”として知られていたが、F-8クルーセイダーが配属されると、飛行隊のパイロットは非公式に“チャレンジャーズ”という名前を使用した。1961年から1993年までは“チャレンジャーズ”として正式に知られていた
日付 | 主な出来事 |
1943/9 | 第10混成飛行隊(Composite Squadron 10: VC-10)という呼称を持つ飛行隊は2つあり、それぞれは無関係である。VC-10という名称を持つ最初の飛行隊は、1943年9月23日にワシントン州シアトルのシアトル海軍航空基地(サンド・ポイント)に第10混成飛行隊(Composite Squadron TEN: VC-10)として設立された。戦闘機と雷撃爆撃機の両方を運用した。飛行隊の飛行機と資材はサンド・ポイントで調達された。1944年4月5日、VC-10は護衛航空母艦ガンビア・ベイ Gambier Bay(CVE-73)の航空群の一部として配属された。ガンビア・ベイはサマール沖海戦で撃沈された。当時、飛行隊には195名の隊員と31名のパイロットが配属されていた。ガンビア・ベイの沈没後、飛行隊はレイテ島のフィールドや他の空母から一時的に作戦を行った。ガンビア・ベイがなくなったため、ほとんどの飛行隊員は休暇で米国に送り返されたが、何人かは他の飛行隊に編入された。1945年1月、飛行隊はカリフォルニアのヴェンチュラ・カウンティ空港海軍航空補助施設
NAAS Ventura County Airportで再編成された。飛行隊は再派遣の準備のために戦争の残りの期間を訓練に費やした。終戦とともに閉隊した![]() ↑Caption: Ens. Darrell C. Bennett, USNR, stands beside "Smokey's Lucky Witch", his FM-2 Wildcat, on board Gambier Bay, 1 August 1944. Bennett strikes a jaunty pose carrying a Colt .45 cal. M1911A1 pistol in a shoulder holster as he leans on the fuselage and engine cowling, a VC-10 insignia painted below the cockpit windshield, and his Plane No. 27 on the starboard wing. (U.S. Navy Photograph 80-G-243864, National Archives and Records Administration, Still Pictures Division, College Park, Md.). Image courtesy of Naval History and Heritage Command. |
1943/12 | 最終的に2番目のVC-10飛行隊となる飛行隊は、当初1943年12月1日にプエルト・リコのサン・ファンにあるイスラ・グランデ海軍航空基地 NAS Isla Grandeに第16汎用飛行隊(Utility Squadron SIXTEEN: VJ-16)として設立された。VJ-16の任務は、カリブ海地域の船舶や航空機に砲術目標曳航サーヴィス、レーダー追跡、捜索救助、写真撮影サーヴィスを提供することだった。その任務のほとんどで典型的であったように、飛行隊は当初からさまざまな種類の航空機を装備していた。当初、飛行隊の在庫はグラマンJ2F-5/6ダック、コンソリデーテッドPBY-5/5Aカタリナ、グラマンTBF-1アヴェンジャー、ダグラスSBD-5ドーントレス、ノース・アメリカンSNJ-4で構成されていた |
1944/4 | 1944年4月にプエルト・リコのルーズヴェルト・ローズ海軍航空補助基地 NAAF Roosevelt Roadsに短期間移動したのち、VJ-16は1944年5月にフロリダのマイアミ海軍航空基地 NAS Miamiに落ち着き、マーチンJM-1/2マローダー、グラマンF6F-5ヘルキャット、ジェネラル・モーターズFM-2ワイルドキャット、グラマンTBF-1J/3Jアヴェンジャーをその名簿に加えた。第二次大戦の残りの期間、飛行隊はフロリダ、ルイジアナ、テキサス、ブラジル、キューバ、パナマ、Trinidadで分遣隊を運用した。VJ-16は1945年4月にキューバのグアンタナモ・ベイ海軍航空基地 NAS Guantanamo/マッカラ・フィールド McCalla Fieldに統合され、1945年11月15日に第10汎用飛行隊(Utility Squadron TEN: VU-10)として再指定された |
そののち15年間、VU-10はJD-1、UF-1、マーチンPBM-5Aマリナー、コンソリデーテッドPBY-6Aカタリナ、ダグラスR4D-5スカイトレイン、ビーチクラフトSNB-5、グラマンF6F-5Dヘルキャット、グラマンF7F-2Dタイガーキャット、グラマンF8F-2ベアキャット、グラマンF9F-6/8クーガー、ノース・アメリカンFJ-3フューリー、グラマンF6F-5Kヘルキャット、カルヴァーTD2C、ラジオプレーンKD2R-5ターゲット・ドローンなどを運航した。1957年、VU-10はフロリダのジャクソンヴィル海軍航空基地 NAS Jacksonvilleに分遣隊を設立し、1963年に第4汎用飛行隊(Utility Squadron FOUR: VU-4)に吸収された | |
1960/1 | マッカラ飛行場の閉鎖に伴い、VU-10は1960年1月に近くのグアンタナモ・ベイ海軍航空基地/リーワード・ポイント飛行場 Leeward Point Fieldに移転し、キューバ革命後は基地の防衛を任務の1つに加えた。1962年10月のキューバ・ミサイル危機では、VU-10のF-8Aクルーセイダーが、キューバ軍と展開したソヴィエト軍の両方に対する基地の最前線防衛部隊となった。グラマンUS-2Cトラッカー、そしてF-8B/D/A/C/Kクルーセイダーを順次獲得した飛行隊は、1965年7月1日に第10艦隊混成飛行隊(Fleet Composite Squadron TEN: FLECOMPRON TENまたはVC-10)として再指定された |
空対地兵器とAIM-9サイドワインダー空対空ミサイルを搭載するために改造されたTA-4JスカイホークIIは、1976年にVC-10の最後のF-8クルーセイダーに取って代わり、1980年代後半にはEA-4FスカイホークIIによって増強された。VC-10は引き続き艦隊訓練のための空中目標サーヴィスと大西洋艦隊空母戦闘群デプロイメント作業中の艦隊航空機のための異種空戦機動訓練(dissimilar air combat maneuver training: DACT)を提供した | |
1993/8 | VC-10は1993年8月14日、冷戦後の海軍戦力削減の一環としてグアンタナモ・ベイ海軍基地 NS Guantanamo Bayで閉隊され、混成飛行隊の任務は海軍航空予備隊 Naval Air Reserveに移管された |
Update 24/07/22