VX

アイコン	意味
	戦闘や事故で失った場合（沈没、墜落）や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
	戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
	映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
	参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
	インターネットやTVゲームに登場する事柄です
	不可解な事故＆事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です

日付	主な出来事
1993/6	1993年6月、海軍作戦本部長は、カリフォルニア州ポイント・マグー海軍航空基地 NAS Point Muguにある海軍戦闘機コミュニティーの第4航空試験評価飛行隊（Air Test and Evaluation Squadron 4: VX-4）と第5航空試験評価飛行隊（Air Test and Evaluation Squadron 5: VX-5）を統合し、VX-9として単一の作戦試験評価飛行隊とし、F-14トムキャット分遣隊をポイント・マグーに常設するよう指示した。この構想は、冷戦後の米海軍戦力削減の一環として開始された
	現在、VX-9は約61名の将校、290名の下士官、そしてF/A-18E/Fスーパー・ホーネットとEA-18Gグラウラーを含む12機の航空機をチャイナ・レイク海軍航空兵器基地 NAWS China Lakeに保有している。F-14トムキャットが退役するまで、同部隊はポイント・マグー海軍航空基地 NAS Point MuguにF-14Aを4機、F-14Bを3機、F-14Dを4機保有していた。ポイント・マグーの分遣隊は運用を終了したが、そののち、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地 Edwards AFBにF-35CライトニングIIのための新しいVX-9分遣隊が設立された。通常、搭乗員は複数の機種の資格を取得しているため、汎用性が高まり、各プロジェクトに適用できる専門知識のベースが広がる。VX-9の任務は、攻撃機、戦闘機、電子戦の航空機、兵器システム、装備品の運用評価や、それらの運用のための戦術的手順の開発にまで拡大している。VX-9の指揮系統は、作戦上は作戦試験評価軍司令官（Commander, Operational Test and Evaluation Force: COMOPTEVFOR）に、事務上は太平洋艦隊米海軍航空軍司令官（Commander, U.S. Naval Air Force, Pacific Fleet: COMNAVAIRPAC）に報告される
2024初め	AIM-174は2021年、第31航空試験評価飛行隊（Air Test and Evaluation Squadron 31: VX-31）の試験評価用F/A-18Fに搭載された。それは、スーパー・ホーネットにSM-6を統合する米海軍の極秘プログラムの最初の片鱗だった。2024年初めには、VX-9のスーパー・ホーネットでさらなる試験が行われ、SM-6を米海軍のF/A-18E/Fに統合する取り組みが裏付けられた
2024秋	ポイント・マグーで、VX-9所属のF/A-18FがCATM-174B×4、CATM-120D×3、CATM-9X×2、センターラインにIRST-21付き増槽を搭載して飛行する様子が目撃された
2024/9	カリフォルニア州ポイント・マグーのヴェンチュラ郡海軍基地で海軍太平洋試験航空団とVX-9が主催する毎年恒例のテスト・イヴェント、“グレイ・フラッグ2024 Gray Flag 2024”で2024年9月に撮影されたもので、VX-9に所属する米海軍のF/A-18FとF-35が、米空軍のF-15Eとともに南カリフォルニアのポイント・マグー海域上空を飛行している様子が写っている。注目すべきは、これらの写真は、AIM-174長距離空対空ミサイルを搭載したF/A-18Fを映した、米海軍が公式に公開した初の写真だということだ（1、2、3、4、5）

↑CHINA LAKE, Calif. (Nov. 27, 2023) - An F/A-18F Super Hornet assigned to the "Vampires" of Air Test and Evaluation Squadron (VX) 9, and a U-2 Dragonlady fly over Naval Air Weapons Station China Lake, Calif. VX-9 is charged with the testing and evaluation of weapons and their related systems in direct support of the United States Naval Aviation Fleet. (U.S. Navy photo by Lt. Jonathan Newbery)

↑Atlantic Ocean (Oct. 17, 2002) -- An F-14D "Tomcat" assigned to the Evaluators of VX-9 Det. Point Mugu. heads back to Key West Naval Air Station (NAS) after intense "dog fight" training over the Atlantic Ocean during exercise Cope Snapper 2002. Cope Snapper is a multi-aircraft exercise that engages dissimilar air combat training with on fighter data link and joint operations with the Navy. The members involved in Cope Snapper consist of the 159th Fighter Wing from Louisiana, the 169th AGS McEntire Air National Guard from South Carolina, and the Navy's F/A-18 "Hornet" and F-14 "Tomcat" fighter jets. U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Shane A. Cuomo. (RELEASED)

↑VX-9 Det Point Mugu F-14D tail markings. Image courtesy of en.wikipedia.org.

所在地	駐留日
NAS Moffett Field	1951/6/18
NAWS China Lake	1956/7

航空試験評価飛行隊 Air Test and Evaluation Squadron