VX
航空試験評価飛行隊 Air Test and Evaluation Squadron

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NAWSは海軍航空兵器基地(Naval Air Weapons Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略。NWESは海軍兵器評価施設(Naval Weapons Evaluation Facilityの略(ABC順)
※1951年6月18日に第5航空評価飛行隊(Air Development Squadron 5: VX-5)として設立され、1970年代に第5航空試験評価飛行隊(Air Test and Evaluation Squadron 5: VX-5)に改編。1993年6月に第4航空試験評価飛行隊(Air Test and Evaluation Squadron 4: VX-4)統合。VX-9の指揮系統は、運用面では運用試験評価部隊司令官(Commander Operational Test and Evaluation Force: COMOPTEVFOR)、事務面では海軍航空部隊太平洋艦隊司令官(Commander, Naval Air Force, U.S. Pacific Fleet: COMNAVAIRPAC)に所属。ニックネームはThe Vampires
所在地 駐留日
NAS Moffett Field 1951/6/18
NAWS China Lake 1956/7
日付 主な出来事
1951/6/18 第5航空評価飛行隊(Air Development Squadron 5: VX-5)は、カリフォルニア州モフェット・フィールド海軍航空基地 NAS Moffett Fieldにて、15名の将校、100名の下士官兵、9機のADで設立した。オンライン版1954 Moffett Field 'Cruise' Bookには、VX-5隊員の写真も掲載されている
1956/7 VX-5はカリフォルニア州チャイナ・レイク海軍航空施設 Naval Air Facility, China Lakeに移動し、30名の将校と200名の下士官兵がいた
1956 A2Jのテストを完了させるため、アルファ分遣隊 Detachment Alphaをニュー・メキシコ州アルバカーキ海軍兵器評価施設 NWEF Albuquerqueに移動させる
1958 軽攻撃型空中給油攻撃技術 light attack in-flight refueling strike techniqueを評価
1959 C-3レンジ C-3 rangeにて核兵器運搬演習を実施
1960 A4D-2Nを評価用に受領
1960 Mk. 55爆弾架にMk. 106練習爆弾を搭載できるアダプターを考案
1961 核兵器運搬用の戦術機開発としてF4H-1を受領
1962 A-4Eを受領、E型を受領した最初の飛行隊となる
1962 A-6A2機を受領、先進兵器システム advanced weapon systemの評価を行う
1963 ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領 President John Fitzgerald Kennedyへの兵器デモンストレーションに参加
1965 A-4Eコンピュータ支援爆撃システムの完成とシュライク・ミサイルに注力
1965 アルファ分遣隊(のちのオシアナ分遣隊 Det Oceana)がオシアナ海軍航空基地 NAS Oceana(ヴァージニア州)に移動
1966 分遣隊がオシアナ海軍航空基地 とナシュア Nashua(ニュー・ハンプシャー州)で維持される
1967 A-7A(31号機)を受領、西海岸で2機目の配属となる
1967 戦闘パイロットを支援するプロジェクトとして、A-4にカモフラージュを施す。黒 all black、植生緑 vegetation green、tan an overall light blueの配色をテスト
1967〜1968 A-6が空対地兵器の搭載量に影響を与えることなくサイドワインダー・ミサイルを搭載出来る様にするためのテストを実施

(↑AIM-9サイドワインダー)
1969 パトリシア C. ベインメイン少尉 Ensign Patricia C. BainmainがVX-5に出向
1970 海域での戦闘作戦の支援で功労部隊表彰を受ける
1972 AH-1Jを引き渡し
1972 CNO航空安全賞 CNO Aviation Safety Awardを受賞
1974 CNO航空安全賞を受賞(2度目)
1974 オシアナ分遣隊が閉隊し、将校4名とA-6E3機がチャイナ・レイク China Lakeに移転
1975 ウィッドビー分遣隊 Detachment WhidbeyがEA-6Bを評価するために設立される
1976 原子力汎用航空母艦エンタープライズ Enterprise(CVN-65)からC-1を譲り受け、飛行隊200周年記念機とし、23候補の中から最優秀機と評価される
1976 A-6Eがホロマン空軍基地 Holloman AFBでスタンダードARM(AGM-78D-2)ミサイルの発射に成功
1977 A-7用のFLIRを評価
1979 陸軍ホワイト・サンズ・ミサイル発射場 Army's White Sands Missile Rangeでの精密誘導弾 precision guided munitionsのデモンストレーションに参加し、評価される
1981 F/A-18を数機納品
1984 AV-8BのOPEVALを開始
1985/1 EA-6B兵器システム weapon systemに関する開発を監督していたウィッドビー分遣隊がチャイナ・レイクに移設される
1989 AH-1Wが夜間飛行の歴史上初めてAIM-9Mサイドワインダー・ミサイルで空中目標を撃破
1990 XEのロゴにコウモリと稲妻が追加される
1990 暗視スコープ night vision gogglesが評価される
1990 空中攻撃兵器システムの独立試験・評価 independent test & evaluation of airborne strike weapon systemsに関するDOD憲章 DOD charterの支援で功労部隊表彰 Meritorious Unit Commendationを受ける
1991 Lot XIIのF/A-18の戦術開発のため、14機の航空機と300名の人員をファロン海軍航空基地 NAS Fallonに配備
1993/6 VX-5と第4航空試験評価飛行隊(Air Test and Evaluation Squadron 4: VX-4)が統合され、カリフォルニア州ポイント・マグー Pt. Muguに第9航空試験評価飛行隊(Air Test and Evaluation Squadron 9: VX-9)が設立される

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 24/02/20