大型修理浮きドック(非自走)
アイコン | 意味 |
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
※補助艦艇籍 Auxiliary shipsの大型修理浮きドック(非自走) Auxiliary Repair Dry Dock; or Auxiliary Floating Dry Dockは1953年に支援船艇籍 Service Craftに編入
- 排水量:2,315t 全長:119.93m 幅:18.28m 吃水:1.54m 揚力収容量(力量):4,500t 兵装:20mm単装対空機関砲2基(1943年11〜12月装備)、20mm単装対空機関砲2基(1943年11〜12月装備)、12.7mm機銃数基(1942年5月搭載) 乗員(建造時):士官3名、下士官兵34名(1944年には士官、下士官兵合わせて107名)
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-1 | ドラヴォ社ピッツバーグ造船所 | 1935/1/22 | 1946/5 | ◎ドラヴォ社ピッツバーグ造船所にて製造 ◎ドラヴォ社ウィルミントン造船所で組立・進水 ◎1933/8/22 起工 ◎1934/8/11 進水(1、2) ◎1934/9/4 艤装のためフィラデルフィア海軍工廠へ曳航 ◎1934/10/20 カリフォルニア州サン・ディエゴへ給糧艦ブリッジ Bridge(AF-1)が曳航(〜1934/11/14、1、2) ◎1935年から1942年までサン・ディエゴにて勤務 ◎1942/12/9 ハワイ准州の真珠湾へ艦隊曳船ポーニー Pawnee(AT-74)が曳航(〜1942/12/20) ◎1943年から1946年まで真珠湾にて勤務 ◎1946/1/2 サウス・カロライナ州チャールストンへ艦隊曳船モソペレア Mosopelea(ATF-158)が曳航(〜1946/1/27) ◎1946/5 Green Cove Springs海軍基地へ転属 ◎1948 予備艦隊に編入 ◎1951/12/12 ポーツマス海軍造船所に着任 ◎1954/4 艦種を工廠用浮きドック(非自走)(YFD-82)に改める |
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◎Pearl Harbor Arrived - 12 November 1943, Complete - 30 November 1943, Dock - 12November 1943, Undock - Indefinite. Available for docking for ordnance check, miscellaneous hull and machinery work. Main pump engines are to be overhauled. |
- 軽荷排水量:4,200t 全長:147.09m(ARD-5、ARD-7は148.03m) 幅:21.64m 吃水:1.52m(ARD-5、ARD-7は1.54m(light)、9.90m(最大)) 揚力収容量(力量):4,500t 兵装:20mm単装機関砲2基 乗員:士官6名、下士官兵125名(ARD-5、ARD-7は士官、下士官兵合わせて112名)
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-2 | パシフィック・ブリッジ社 | 1942/4/9 | 1946/3/20 | ◎1942/4 引き渡される ◎1963 メキシコに貸与 |
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ARD-4 | パシフィック・ブリッジ社 | ― | ― | ◎建造中止 | |
ARD-5 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/7/3 | 1946/8/30 | 1997/10/1 | ◎1941/9/22 起工 ◎1942/3/12 進水 ◎1942/6/1 引き渡される ◎1946/8/30 運用開始 ◎1976/11/17 ウォーターフォード Warterfordと命名 ◎1997/9/9 ニュー・ロンドン海軍潜水艦基地にて運用終了 ◎除籍後、海事局に移管 ◎1999/3/10(1999/3/30?) チリに売却 ◎1999/8/30 Talcahuanoと改名 |
ARD-6 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/4/1 | 1947/1/24 | ◎1943/4/1 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1961/6/30 パキスタンに貸与 |
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ARD-7 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/6/23 | 1946/7/2 | 1990/8/23 | ◎1941〜1942 起工 ◎1943/6 竣工 ◎退役後、保管 ◎1960 再活性化工事 ◎1976/5/18 ウェスト・ミルトン West Miltonと命名 ◎1981/3/30 運用終了 ◎1992/1/23 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入 |
ARD-8 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/8/23 | 1946/10/1 | 1979/12/20 | ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1980/9/1 ペルーに貸与 |
ARD-9 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/9/23 | 1976/4/15 | ◎1943/12/12 カリフォルニア州サン・フランシスコにてニュー・ギニアのMilne Bayへ曳船Metamoraが曳航(1944/2/6到着) ◎1967/10 台湾に貸与されWo Fu(ARDS 5)と命名(1、2、3、4、5、6) ◎1977 台湾に売却 |
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ARD-10 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/10 | 1946/6/30 | ◎1943/12/12 サン・フランシスコにてオーストラリアの西オーストラリア州フリーマントルへ艦隊航洋曳船ユマ Yuma(ATF-94)が曳航(1944/3/3到着) ◎1945/9/20 フリーマントルにてアメリカ本土へ潜水艦救難艦チャンティクリア Chanticleer(ASR-7)が曳航 |
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ARD-11 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/10/26 | 1944/6/15 | 1974/4/15 | ◎メア・アイランド海軍工廠にて就役 ◎退役後、運用開始 ◎1947初め? メア・アイランド海軍造船所にて入渠 ◎のちに運用終了 ◎1974/7/1 メキシコに売却 |
- 排水量:45,000t 全長:310.28m 幅:53.34m 吃水:1.52m
↑Artist's impression of what ARD-3 would have looked like. Illustration by Benjamin G. Seielstad in Popular Science Monthly, February 1937. Image courtesy of NavSource.
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-3 | パシフィック・ブリッジ社 | ― | ― | ◎1936 真珠湾の浮きドック建造に向け、議会が$1,0000,000を計上 ◎1936/11/25 入札開始 最低入札価格はベスレヘム・スチール社の$21,312,000。海軍は$5,000,000の追加入札を要求したが拒否された ◎1937初め 未着手のまま建造中止 |
- 排水量:5,200t 全長:149.96m(ARD-26、ARD-29は149.90m) 幅:24.68m 吃水:1.82m(ARD-20は10.00m(subm.)、ARD-26、ARD-29は1.76m(light)、10.14m(subm.)) 兵装:40mm機関砲2基、20mm機関砲2基 乗員:120名(ARD-20、ARD-22は112名、ARD-29は平時士官3名、CPO15名、下士官兵62名、戦時士官3名、CPO11名、下士官兵80名)
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-12 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/11/20 | 1946/5/31 | ◎1987/8/7 トルコに貸与 | |
ARD-13 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/12/4 | 1946/7/1 | 1976/9/1 | ◎1943 起工 ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1945/4/15 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30) ◎1945/9/2 極東にて占領作戦の任務(〜1945/12/22) ◎1977/12/1 ヴェネズエラに売却 |
ARD-14 | パシフィック・ブリッジ社 | 1943/12/15 | 1946/7/2 | 1977/12/1 | ◎1943 起工 ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1945/9/15 極東にて占領作戦の任務(〜1946/1) ◎退役後、保管 ◎1980/2/1 ブラジルに売却 |
ARD-15 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/1/7 | 1946/7/1 | 1977/12/1 | ◎1943 起工 ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1981/1/1 メキシコに売却され艦種記号をAR 15に改める |
ARD-16 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/2/1 | 1946/7/1 | 1972/10/1 | ◎1943頃 起工 ◎1944/2/1 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1944/7/24 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/1) ◎1944/8/2 グアム島の奪取、占拠(〜1944/8/15) ◎1944/9/6 パラオ諸島南方の奪取、占拠(〜1944/10/14) ◎退役後、運用開始 ◎1960春 ボストン海軍工廠のDrydock No. 5にて入渠 ◎1973/3/1 Defense Reutilization & Marketing Serviceにより解体のため売却 ◎のちにアラバマ州モービルのBender Ship Buildingに売却 ◎のちにヤンキータウン西方海域にて人工環礁のため部分的に沈没処分 ◎2010/8 フロリダ州ジャクソンヴィルのBlacksmith Marine Corp. に引き揚げられ解体(1、2、3、4、5) |
ARD-17 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/2/18 | 1946/7/1 | 1977/12/1 | ◎1943頃 起工 ◎1944 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1944/7/30 グアム島の奪取、占拠(〜1944/8/15) ◎1944/9/6 パラオ諸島南方の奪取、占拠(〜1944/10/14) ◎1977/12/1 エクアドルに売却 |
ARD-20 | パシフィック・ブリッジ社 | 1974/9 | ◎1943/12/20 起工 ◎1944初め 進水 ◎1944/3/31 運用開始 ◎1947/10/7 カリフォルニア州サン・ペドロにて運用終了、太平洋予備艦隊に編入 ◎1965/10 ロング・ビーチ海軍造船所にて近代化改装、バチスカーフ支援大型修理浮きドック(非自走)に改装 ◎1966/9/14 バチスカーフ支援大型修理浮きドック(非自走)(ARD(BS)-20)に改め、運用開始 ◎1968/3/9 大型修理浮きドック(非自走)(ARD-20)に改め、ホワイト・サンズ White Sandsと命名 ◎1973/8/1 艦種を深海潜水支援艦(AGDS-1)に改める |
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ARD-21 | パシフィック・ブリッジ社 | ◎1944/4 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1945/10/9 極東にて占領作戦の任務(〜1945/12/24) ◎除籍後、海事委員会に移管 |
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ARD-22 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/4/21 | 1970末 | 1976/4/15 (1976/5/19?) |
◎1944/1/24 起工 ◎1944/4/1 引き渡される ◎1951秋 真珠湾にて予備艦隊に編入(〜1954/6) ◎1967/5/9 ウィンザー Windsorと命名 ◎1976/7/1 台湾に貸与されFo Wu 6と改名 ◎1976/5/19 台湾に売却 |
ARD-23 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944 | 1992/6/25 | ◎1944頃 起工 ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる(ウルシー) ◎のちにグアムのアプラ港へ曳航(1、2、3) ◎1961 アルゼンチンに貸与され艦種記号をY 1に改める |
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ARD-24 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944 | 1979/12/20 | ◎退役後、メア・アイランド海軍造船所にて運用開始(1、2) | |
ARD-25 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/5 | 1973/4/1 | ◎1944 起工 ◎1944/5 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる(サイパン) ◎1960/12/15 チリに貸与されIngeniero Mery(131)と命名 ◎1973/8/20 チリに売却 |
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ARD-26 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/6/5 | 1993/11/23 | ◎1944 竣工 ◎1944/6/1 引き渡される ◎1962/10 退役 ◎退役後、カリフォルニア州サン・ディエゴにて太平洋予備艦隊に編入 ◎1964 メリーランド州ボルティモアのベスレヘム・スチール社で中型修理浮きドック(非自走)に改装 ◎1965/3/22 艦種を中型修理浮きドック(非自走)(ARDM-2)に改め、アラゴモルド Alamogordoと命名 |
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ARD-27 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/6 | 1973/4/1 | ◎1944 起工 ◎1944/6 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1945/5/15 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30) ◎1945/9/2 極東にて占領作戦の任務(〜1946/1/9) ◎1974/9/1 Defense Reutilization & Marketing Serviceにより解体のため売却 |
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ARD-28 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/7 | 1977/12/1 | ◎1944/7 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1945/5/15 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30) ◎1945/9/2 極東にて占領作戦の任務(〜1946/4/15) ◎1981/2/1 コロンビアに売却されCapitan Rodriguez Zamoraと命名 |
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ARD-29 | パシフィック・ブリッジ社 | 1945/6/23 | 1971/11/1 | 1976/9/15 (1977末?) |
◎1944 起工 ◎1967/3/28 アルコ Arcoと命名 ◎退役後、イランに貸与されDrydock No. 400と改名 |
ARD-30 | パシフィック・ブリッジ社 | 1945 | 1995/7/13 | 1997/8/21 | ◎1944/1/1 起工 ◎1944/8/1(1944/8/21?) 引き渡される ◎のちにサン・オノフレ San Onofreと命名 ◎除籍後、海事局に移管 ◎2001/3/20 メキシコに貸与 |
ARD-31 | パシフィック・ブリッジ社 | 1945/7/21 | 1947/9頃 | 1974/4/1 | ◎1944/6/9 起工 ◎1944/7/29 進水 ◎1944/8/19 引き渡される ◎1956ごろ 空軍に移管されTuktoyaktuk Harborへ曳航(遠距離早期警戒線(DEWライン)の支援) |
ARD-32 | 1992/6/25 | ◎1987/11/9 チリに貸与 |
- 排水量:5,200t(6,800tともいわれる) 全長:149.86m(ARD-19は148.74m) 幅:24.68m 吃水:10.13m(flooded) 兵装:40mm単装機関砲2基、20mm単装機関砲2基 乗員:士官5名、下士官兵174名(ARDM-3は士官5名、下士官兵151名)
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-18 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/3/3 | 1946/7/1 | 1995/7/31 | ◎1943 起工 ◎1944/2/1 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる(ガダルカナル、ウルシー) ◎1967〜1968ごろ この間、Norfolk Shipbuilding & Drydock Corp. にて中型修理浮きドック(非自走)に改装(1、2、3、4、5、6、7、8、9、10) ◎のちに艦種を艦種を中型修理浮きドック(非自走)(ARDM-3)に改め、エンデュランス Enduranceと命名 |
ARD-19 | パシフィック・ブリッジ社 | 1944/3/22 | 2001/8/10 | 2001/11/26 | ◎1943 起工 ◎1944/3/1 引き渡される ◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる ◎1944/11/10 レイテ島にて揚陸作戦(〜1944/11/29) 1944/11/27 サン・ペドロ湾にて日本陸軍機(二式単座戦闘機鍾馗)のドック内の墜落により損傷 ◎1948/10/29 カリフォルニア州ロング・ビーチにて太平洋予備艦隊に編入 ◎1949/9/30 退役、テキサス州オレンジにて大西洋予備艦隊に編入 ◎1962/9 フロリダ州ジャクソンヴィルのGibbs Shipyardsで中型修理浮きドック(非自走)に改装 ◎1963/10/1 再役、艦種を中型修理浮きドック(非自走)(ARDM-1)に改め、オーク・リッジ Oak Ridgeと命名 |
- ※データは小型浮きドック(非自走)AFDL-47の項を参照
艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
ARD-33 | ドラヴォ社ピッツバーグ造船所 | ◎1946/2/1 引き渡される ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-47)に改める |
Update 24/08/19