ASR
潜水艦救難艦

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※補助艦艇籍 Auxiliary shipsのSubmarine Rescue Vesselは、のちにSubmarine Rescue Shipと名称が変更される
※データは掃海艇ラプウィング級の項を参照
※兵装は50口径76mm砲1基(ASR-3のみ)、20mm機関砲4基
↑USS Falcon (ASR-2). Off New York City, 29 April 1939. Courtesy of Donald M. McPherson, 1969. U.S. Naval Historical Center Photograph.
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ウィジョン Widgeon ASR-1 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1918/7/27
(1918/7/28?)
1947/2/5 1947/12/23 ◎1929/9/12(1936/1/22?) 艦種を潜水艦救難艦(ASR-1)に改める
◎1948/3/5 解体のため、NapaのBasalt Rock Co. に売却
◎Pearl Harbor.
ファルコン
12
Falcon ASR-2 ガス・エンジン&パワー社 1918/11/12 1946/6/18 1946/7/19 ◎1929/9/12 艦種を潜水艦救難艦(ASR-2)に改める
1940/4/14 Buzzards Bayにて商船El Oceanoと衝突し損傷
◎1947/3/12 解体のため売却
◎Submarine Squalus rescue 1939. (1, 2)
チェウィンク Chewink ASR-3 トッド・シップヤード社 1919/4/9 1947/2/4 1947/6/10 ◎1929/9/12 潜水艦救難艦に改装、艦種を潜水艦救難艦(ASR-3)に改める
◎1933/8/21 真珠湾にて退役
1939/8/31 青島にて台風により座礁
◎1939/10/1 離礁
◎1940/11/12 メア・アイランド海軍工廠にて再役
◎1947/7/31 ニュー・ロンドン沖にて標的として沈没
マラード Mallard ASR-4 スタテン・アイランド・シップビルディング社 1919/6/25 1946/12/10 1947/3/14 ◎1929/9/12 艦種を潜水艦救難艦(ASR-4)に改める
◎1947/5/22 潜水艦パイパー Piper(SS-409)の標的として沈没
オルトラン Ortolan ASR-5 スタテン・アイランド・シップビルディング社 1919/9/17 1947/3/18 1947/6/10 ◎1929/9/12 艦種を潜水艦救難艦(ASR-5)に改める
◎1942/10 新型聴音器と76mm砲2基、20mm機関砲2基を設置
◎1943初夏? Aucklandにてオーヴァーホール
◎除籍後、海事委員会に移管
◎1947/8/20 サン・フランシスコのBay Cities Transportation Co. に売却され商船となる
ピジョン Pigeon ASR-6 ボルティモア・ドライ・ドック&シップビルディング社 1919/7/15 ◎1929/9/12 艦種を潜水艦救難艦(ASR-6)に改める
1939/8/31 青島にて台風により座礁
◎1939/10/1 離礁
◎1941/12/10 キャヴィテ海軍工廠にて日本軍機の爆撃により損傷した潜水艦シーライオン Sealion(SS-195)掃海艇ビッターン Bittern(AM-36)の76mm砲1基ずつを増設、艦橋の12.7mm機銃座の周りにボイラー・プレートのシートを破片シールド用に張り巡らす
1942/5/4 コレヒドール島にて日本軍機の爆撃により沈没


軽荷排水量:1,780t 満載排水量:2,045t 全長:76.62m 幅:12.80m 吃水:4.35m(4.52mともいわれる、ASR-14は4.26m) 主機/軸数:アルコ式ディーゼルエレクトリック(ASR-13〜ASR-18はジェネラル・モータース式ディーゼルエレクトリック)/1軸 出力:3,000馬力 速力:14.9kt(ASR-8、ASR-11、ASR-14は16.5kt、ASR-13は16.0kt) 兵装:50口径76mm単装両用砲2基、20mm対空機関砲8基、爆雷投下軌条4条(ASR-8、ASR-9、ASR-13〜ASR-16はWWII後には20mm機関砲2基) 乗員:102名(ASR-8は108名、ASR-13は115名、ASR-14は63名)
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
チャンティクリア Chanticleer ASR-7 ムーア・シップビルディング&ドライ・ドック社 1942/11/20 1973/6/1 ◎1941/9/15 起工
◎1942/5/29 進水
◎1942/11/20 引き渡される
◎1974/6/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
コーカル Coucal ASR-8 ムーア・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/1/22 1977/9/15 ◎1941/9/30 起工
◎1942/5/29 進水
◎1943/1/22 引き渡される
◎1944/3 ブリズベンにてオーヴァーホール
◎1944/6下旬 ブリズベンにてオーヴァーホール
◎1945/12/3 メア・アイランドにて修理(〜1946/2/3、12
◎1946/10 サン・フランシスコにてオーヴァーホール
◎のちに真珠湾にて入渠(12
◎除籍後、真珠湾にてNaval Inactive Ship Maintenance Facility(NISMF)にて係船、カテゴリー“X”保管
◎1991/1/15 標的として沈没
フロリカン Florikan ASR-9 ムーア・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/4/5 1991/8/2 1991/9/3 ◎1941/9/30 起工
◎1942/1/14(1942/6/14?) 進水
◎1943/4/5 引き渡される
1972/10/30 ロング・ビーチにて火災により損傷
◎2001/7/28 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
ASR-10 ムーア・シップビルディング&ドライ・ドック社
マカウ Macaw ASR-11 ムーア・シップビルディング&ドライ・ドック社 1942/7/12 1944/3/25 ◎1941/10/15 起工
◎1942/7/12 進水
1944/1/16 ミッドウェー環礁にて座礁
1944/2/12〜13 浜に引き揚げられるも沈没
キティウェーク Kittywake ASR-13 Savannah Machine & Foundry Co. 1946/7/18 1994/9/30 1994/9/30 ◎1945/1/5 起工
◎1945/7/10 進水
◎1946/7/18 引き渡される
◎2000/3/31 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入(123456
◎2010/2/18 ノーフォークのDominion Marineへ曳航
◎2011/1/5 Cayman Islandsにて人工環礁のため沈没処分
ペトレル Petrel ASR-14 Savannah Machine & Foundry Co. 1946/9/24 1991/9/30 1991/10/9 ◎1945/2/26 起工
◎1945/9/26 進水
◎チャールストンにて艤装
◎除籍後、予備艦隊に編入
◎1999/5/1 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎のちに解体のため、チェサピークのBay Bridge Enterprisesに売却
◎2003/12/5 チェサピークのBay Bridge Enterprisesへ曳航
◎2004 チェサピークにて解体
ASR-15 Savannah Machine & Foundry Co.
ASR-16 Savannah Machine & Foundry Co.
ヴァーディン Verdin ASR-17 Savannah Machine & Foundry Co. ◎1945/8/12 建造中止
ウィンドホヴァー Windhover ASR-18 Savannah Machine & Foundry Co. ◎1945/8/12 建造中止


満載排水量:1,740t 全長:62.48m 幅:11.96m 吃水:4.72m 主機/軸数:ジェネラル・モータース式12-278Aディーゼル4基+ジェネラル・エレクトリック式発電機4基+ジェネラル・モータース式3-268A補助機関(ディーゼルエレクトリック方式)/1軸 出力:3,000馬力 速力:16.0kt 50口径76mm単装両用砲1基、20mm単装対空機関砲4基、爆雷投下軌条2条 乗員:士官6名、下士官兵199名
航洋曳船ナヴァホ級を改装
※10tクレーンを搭載
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ペンギン
12
Penguin ASR-12 チャールストン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1944/5/29 1970/6/24 1970/6/30 ◎1943/9/23 艦種を潜水艦救難艦(ASR-12)に改め、ペンギンと改名
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる(SubRon 1所属)
◎1947/9/4 ニュー・ロンドンにて退役、大西洋予備艦隊に編入
◎1952/4/3 再役
◎除籍後、民間に売却され商船Percheronとなる
◎1986 Dona Rosa Mariaと改名
ASR-19
ASR-20


軽荷排水量:3,706t 満載排水量:4,545t 全長:76.50m 幅:28.34m 吃水:7.92m 主機/軸数:ディーゼル4基/2軸 出力:6,000馬力 速力:15.0kt 兵装:50口径76mm砲2基、20mm機関砲2基 乗員:139名/司令部要員14名
深海潜水救難艇(DSRV)運用の他、マッカン救難ベル(沈没潜水艦乗員救助用の吊鐘型容器)による救助作業、深海潜水作業の支援、一般救難作業の支援を主任務とし、DSRV2隻の搭載、昇降が可能
※全長:76.50m、幅:7.90mの船体を2つ持つ双胴船で、中央部に幅10.40mのウェルがあり、ここに設けられた開口からDSRVなどを昇降する。前部に4点係留用のブイ、中央部にDSRV等を操作するガントリー・クレーンを備える
↑Pigeon (ASR-21) underway, date and place unknown. US Navy photo from the collection of Christopher P. Cavas, 2000. Image courtesy of NavSource.

↑Image courtesy of Shipbucket.
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ピジョン Pigeon ASR-21 アラバマ・ドライ・ドック&シップビルディング社 1973/4/28 1993/8/31 1993/8/31 ◎1968/7/18 起工
◎1969/8/13 進水
1976 映画会社ユニバーサル・ピクチャーズの映画「原子力潜水艦浮上せず Gray Lady Down」撮影用に用いられる
◎1979/7/30 メア・アイランド海軍造船所のDrydock No. 3にて入渠、オーヴァーホール(〜1980/6/23)
◎除籍後、Susiun Bayにて国家防衛予備船隊に編入(12
◎1998/12/18 海事局に移管
◎2012初め 解体のため、International Shipbreaking, Ltd. に売却(売却額$383,000)
◎2012/1 メア・アイランドへ曳航、のちに船体を清掃(12
オルトラン Ortolan ASR-22 アラバマ・ドライ・ドック&シップビルディング社 1973/7/14 1995/3/30 1995/3/30 ◎1968/8/28 起工
◎1969/9/10 進水
◎除籍後、James Riverにて国家防衛予備船隊に編入(123456
◎1999/5/1 海事局に移管
◎2009/7/3 解体のため、BrownsvilleのESCO Marineに売却(売却額$325,090)
◎2009/7/20 BrownsvilleのESCO Marineへ曳航


Update 24/02/15