AFDL
小型浮きドック(非自走)

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※補助艦艇籍 Auxiliary shipsの小型浮きドック(非自走) Small Auxiliary Floating Dry Dockは1953年に支援船艇籍 Service Craftに編入。CMAVはContinuous Maintenance Availabilityの略(ABC順)
排水量:12,000t 全長:87.78m 幅:19.50m 吃水:1.00m(light)、9.57m(flooded) 収容幅(ドック内):13.71m 揚力収容量(力量):1,900t

↑The Navy's oldest floating dry-dock, the Mid-Atlantic Regional Maintenance Center's (MARMC) Dynamic, (AFDL-6), prepares to be towed from Joint Expeditionary Base Little Creek-Fort Story (JEBLCFS) to Lyons Shipyard Inc., in Norfolk, Virginia for a scheduled Docking Planned Maintenance Availability in 2021. US Navy Photo. Image courtesy of USNI news.

↑NORFOLK (Oct. 21, 2019) - The Mid-Atlantic Regional Maintenance Center's (MARMC) floating dry-dock Dynamic (AFDL-6) conducts docking testing during a Board of Survey Inspection (INSURV) at Joint Expeditionary Base (JEB) Little Creek-Fort Story, Oct. 21. Dynamic provides dry-docking services for docking vessels of the mine countermeasure, patrol craft, landing craft units, and other small vessels. U.S. Navy photo by Hendrick Dickson. (Released)

↑VIRGINIA BEACH, Va. (June 9, 2016) - Dynamic (AFDL-6) Sailors stand by as dry-dock Dynamic, located at Joint Expeditionary Base Little Creek-Fort Story, begins to sink during the undocking of MK. VI Patrol Boat 1202. U.S. Navy photo by Shelby F.W. West. (Released)
↑Virginia Beach, Va. (Nov. 2, 2006) - The crew of the auxiliary floating dry dock Dynamic (AFDL-6) prepares for an incoming craft. Dynamic enables small expeditionary craft to make necessary repairs and return to sea. U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Kelly E. Barnes. (RELEASED)
艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
AFDL-1 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-1)に改める
◎後にエンデヴァー Endeaverと命名
AFDL-2 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-2)に改める
AFDL-3 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-3)に改める
AFDL-4 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-4)に改める
AFDL-5 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-5)に改める
AFDL-6 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 1944/3/1 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-6)に改める
◎1979/6/7? ダイナミック Dynamicと命名
◎2020秋 CMAV(〜2021/1)
◎2020秋 CMAV(〜2021/1)
◎2022/3 ノーフォークのLyon Shipyard, Inc. にて定期修理・入渠整備(〜2023/1予定、修理額$16,365,770、ドック作業船(非自走)(YFND-30)と2隻合わせた金額)
AFDL-7 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 1944 1981初め 1981/2/15 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-7)に改める
◎1947/1/1 退役、真珠湾にて太平洋予備艦隊に編入
◎1970/6 陸軍に移管
◎1971/10 海軍に移管、グアムにて太平洋予備艦隊に編入
◎1973/1/1 再役
◎1979/6/7 アビリティ Abilityと命名
◎1982/7/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
AFDL-8 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-8)に改める
AFDL-9 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-9)に改める
AFDL-10 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 1987/7/13 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-10)に改める
AFDL-11 シカゴ・ブリッジ&アイアン社 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-11)に改める
AFDL-12 1944ごろ ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-12)に改める
◎1984/7/1 処分
AFDL-13 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-13)に改める
AFDL-14 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-14)に改める
AFDL-15 1983/12/18 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-15)に改める
AFDL-16 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-16)に改める
AFDL-17 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-17)に改める
AFDL-18 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-18)に改める
AFDL-19 George D. Auchter Co. ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-19)に改める
AFDL-20 George D. Auchter Co. ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-20)に改める
AFDL-21 George D. Auchter Co. 1989/3/31 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-21)に改める
◎1990/3/16 処分
◎のちにフィリピンのSUBICDOCK Corp. に売却(12
◎のちにCabras Marine Corporationに売却されグアムのアプラ港のPACDIM (Pacific Dock Integrated Maintenance Facility) ship maintenance facilityにて運用開始(1234
AFDL-22 George D. Auchter Co. ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-22)に改める
AFDL-23 George D. Auchter Co. ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-23)に改める
◎1947/1/1 退役?、真珠湾にて太平洋予備艦隊に編入
◎1965/12 再役
◎1979/6/7 アデプト Adeptと命名
◎退役後、民間に貸与
AFDL-24 1944ごろ ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-24)に改める
AFDL-25 ドーラット/エウィン造船所 1944/2 1996/3/13 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-25)に改める
◎1979/6/7? アンドーンテッド Undauntedと命名
AFDL-26 ドーラット/エウィン造船所 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-26)に改める
◎1965 パラグアイに貸与
◎1965/6/2 パラグアイに引き渡される(1965/7/24到着)
◎1977/2/11 パラグアイに売却(売却額$100,000)、艦種記号をDF-1に改める
AFDL-27 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-27)に改める
AFDL-28 ドーラット/エウィン造船所 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-28)に改める
AFDL-29 ドーラット/エウィン造船所 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-29)に改める
AFDL-30 Foundation Co. ◎のちに艦種を小型浮きドック(AFDL-30)に改める
AFDL-31 Foundation Co. 2006/4/4 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-31)に改める
◎のちに艦種を工廠用浮きドック(非自走)(YFD-83)に改める
AFDL-32 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-32)に改める
AFDL-33 Foundation Co. ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-33)に改める
AFDL-34 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-34)に改める


軽荷排水量:1,200t 全長:87.78m(AFDL-41、AFDL-43、AFDL-44は118.56m) 幅:19.50m 吃水:1.00m(light)、9.57m(flooded) 揚力収容量(力量):1,900t
艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
AFDL-35 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-35)に改める
◎1974/1/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
AFDL-36 V. P. Loftis 1944/7/3 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-36)に改める
◎1947 グアムにて運用終了
◎1947/3 中国国民党に貸与されHay Tan(AFDL 1)と命名
◎2000 沈没処分
AFDL-37 1981/1/12 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-37)に改める
◎1960年10月13日、「News-Pilot」は“現在第11海軍管区で使用されている浮きドックAFDL-37およびAFDL-9のリースの入札は、それぞれ11月15日と11月16日にワシントンD.C. の船舶局に提出しなければならない”と報じた。ARDC-4(現在のAFDL-37)はサン・ディエゴ海軍造船所にあったと推測するのが妥当である
1971年6月2日付の「News-Pilot」は“海軍、3つの浮きドックをリース”という見出しを掲げた
◎米海軍は、 6月23日 午後2時30分以降にリース可能となる3つの浮きドックの状況を明らかにした
◎ロング・ビーチ海軍施設支部 Long Beach Naval facilities Branchの造船常駐監督官 resident supervisor of shipbuildingであるG. F. カペルケ G. F. Kapelkeは書簡の中で、サン・ディエゴ、オークランド、シアトルの3か所で2,800tのコンクリート製浮きドック3基が入札待ちの状態にあると述べた
◎書簡には、“これらのドックの検査手配については、それぞれ第11、第12、第13海軍管区の造船・改修・修理監督官にご連絡ください”と記されていた
◎各ドックの設計揚重能力は2,800t、ポンツーン上の全長は389フィート(約113m)である。 ブロック上の全長は345フィート6インチ(約91m6cm)、型枠全幅は84フィート(約26m)、内部有効幅は58フィート(約17m6cm)、キールブロック上喫水は19フィート(約4.8m)、水中最大喫水は38フィート6インチ(約11m6cm)である
◎AFDL-37は現在、サン・ディエゴのナショナル・スチール&シップビルディング社、AFDL-38はオークランドのMerritt Ship Repair Co.、AFDL-45は現在ワシントン州シアトルのロッキード・シップビルディング&コンストラクション社にある
◎書簡には、“入札書2通を封印の上、6月23日午後2時30分までに、ワシントンD.C. 20360、海軍艦艇システム司令部(SHIPS 075)に提出してください”と記載されていた
◎これらのドックは、以下のとおり譲渡可能。AFDL-37は7月28日、AFDL-38は8月1日、AFDL-45は7月10日。リース期間は譲渡日から5年間
◎1981/12/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
AFDL-38 Tidewater Construction Corp. ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-38)に改める
◎除籍後、San Francisco Maritime National Historical Parkに貸与されアラメダのBay Ship & Yacht shipyardに貸与
AFDL-39 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-39)に改める
AFDL-40 1987/6/30 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-40)に改める
AFDL-41 Tidewater Construction Corp. ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-41)に改める
◎のちに運用終了
◎1983 North Florida Shipyardに売却
AFDL-42 J. E. Haddock Engineering 1974/5 ◎1946/8/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-42)に改める
1947年11月14日の「San Pedro News-Pilot」によると、“AFDL-42、AFDL-43、AFDL-44”はすべて“入港中”である
1951年6月23日の「Press-Telegram」によると、護衛艦ホッジス Hodges(DE-231)内燃機掃海艇フリッカー Flicker(AMS-9)ジャックドー Jackdaw(AMS-21)は全てAFDL-21に“入港中”
1953年1月27日、「News-Pilot」紙は、ターミナル・アイランド海軍造船所が創立10周年に向けて準備を進めていると報じた。2つの小さなドックは長さ693フィート、幅104フィート。さらに、コンクリート製の浮体式乾ドックAFDL-42がある
1959年6月9日付の「Long Beach Press-Telegram」によると、AFDL-42は航洋掃海艇アドヴァンス Advance(MSO-510)とともにNSY(海軍造船所)に停泊していると推定される
1960年代には、海軍の船がAFDL-42に停泊していたという記述が頻繁に見られる
AFDL-42に関する最後の記録は、1972年12月4日の「Long Beach Press-Telegram」に掲載されたもので、そこには哨戒砲艦ダグラス Douglas(PG-100)グランド・ラピッズ Grand Rapids(PG-98)がNSYのAFDL-42に“入港中の海軍艦船”として記載されている。1971年11月2日にドック入りしたと記録されている
◎1975/1/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
インターネットでAFDL-42を調べると、WikipediaにHurley Marineに売却されたと誤って記載されているが、これはARDC-5/AFDL- 38との混同である。当然のことながら、戦後もサン・ペドロに留まり、海軍造船所で±25年間使用された。これら2つ(AFDL-42/43)のコンクリート製浮きドックについては、実のところあまり情報がなかった。前述の通り、ARDC/AFDLについて言及しているほとんどのサイトでは、ARDC-9がHurley Marineに売却されたと記されているが、この特定のARDCはARDC-5/AFDL-38だった。AFDL-42がサン・ペドロにあったという最初の報告は1947年11月14日、最後の報告は1972年12月14日。Hurley Marineの造船所はオークランドにあり、ARDC-9がそこにあったという記録がないため、Hurley Marineが1945年にこの船を購入した可能性はあるが、低いと思われる。これらの船は老朽化するまでサン・ペドロに配備され、そののち海軍によって解体のために売却されたと考えられる。ARDCには便利な装備があり、もちろん、桟橋、港、防波堤などの建設に使用できるコンクリートの重量もあった
AFDL-43 Tidewater Construction Corp. ◎1945/2/1 艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-43)に改める
1947年7月17日付の「San Pedro News-Pilot」に“入港中”と記載されたのが、この船に関する最古の新聞記事である
1947年11月14日の「San Pedro News-Pilot」には、「AFDL-42、AFDL-43、AFDL-44」はすべて“入港中”と書かれている
AFDL-43は、「San Pedro News-Pilot」と「Wilmington (CA) Daily Press Journal」によって、1947年から1948年1月末まで頻繁に言及されているが、サン・ペドロの報道から姿を消している
◎1979/4/1 Defense Reutilization & Marketing Service(DRMS)により解体のため売却
AFDL-44 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-44)に改める
AFDL-45 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-45)に改める
AFDL-46 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-46)に改める


軽荷排水量:6,000t 全長:149.04m 幅:29.56m 吃水:1.52m
艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
AFDL-47 ドラヴォ社ピッツバーグ造船所 ◎のちに艦種を小型浮きドック(非自走)(AFDL-47)に改める
◎のちにリライアンス Relianceと命名


艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ディリジェンス Diligence AFDL-48


Update 25/04/20