| 日付 |
主な出来事 |
| 1956/4 |
第6対潜ヘリコプター飛行隊(Helicopter Anti-Submarine Squadron SIX: HS-6)は1956年6月1日、台湾と沖縄の中間地点において、対潜航空母艦プリンストン Princeton(CVS-37)艦上で編成された。当初、同飛行隊はHO4Sチカソーを運用していたが、2年後にHSS-1Nシーバットへ機種転換し、対潜戦(Anti-Submarine Warfare: ASW)という新たな任務を付与された |
| 1960/4 |
1960年4月、同飛行隊は対潜航空母艦キアサージ Kearsarge(CVS-33)に搭載された第53空母対潜群 Carrier Anti-Submarine Group FIVE THREEに編入された。1962年3月、シコルスキー社製SH-3シー・キングが艦隊に導入されると、同飛行隊はふたたび機体を変更した。シー・キングは、長年にわたる改良を経て、HS-6を1990年代へと導いた。その過程で、同飛行隊は“ワールド・フェイマス・インディアンズ
World Famous Indians”という名にふさわしい歴史と名声を築き上げた。HS-6は、1962年にマーキュリー計画 Mercury
Programの宇宙飛行士ウォーリー・シラ Wally Schirraを、1963年にはゴードン・クーパー Gordon Cooperを回収した。 1966年、米国によるヴェトナム空爆の最中、“インディアンズ”は16名の墜落した航空要員を救助し、その功績により海軍部隊表彰 Navy Unit
Commendationを受章した。 1969年には、米海軍駆逐艦フランク E. エヴァンス Frank E. Evans(DD-754)とオーストラリア海軍航空母艦Melbourne(R.21)の海上衝突事故後の支援活動に対し、第7艦隊表彰 Seventh Fleet Commendationが授与された。1971年、インディアンズは月面から帰還するアポロ14号 Apollo 14の乗組員を回収した。同年後半、同飛行隊は東海岸へ展開し、攻撃航空母艦インディペンデンス Independence(CVA-62)に搭載された第7空母航空団 Carrier Air Wing SEVENに合流して、当時開発が進められていた空母構想 CV conceptの評価を実施した |
| 1974 |
1974年、同飛行隊は汎用航空母艦コンステレーション Constellation(CV-64)および第9空母航空団(Carrier Air Wing NINE: CVW-9)との9年間にわたる連携を開始した。 この成功した連携により、1974年と1978年にはバトル“E”賞を、1977年と1978年には対潜戦(ASW)における卓越した功績に対してアーノルド・ジェイ・イズベル大佐トロフィー
Captain Arnold Jay Isbell Trophies for ASW excellenceを2年連続で受賞した。 また、同飛行隊は1977年に海軍作戦部長安全“S”賞 CNO Safety 'S' Awardも受賞した。1975年、HS-6は宇宙計画への参加を一時的に再開し、アポロソユーズ宇宙飛行士
Apollo-Soyuz astronautsの回収任務に従事した。コンステレーション艦上での同飛行隊の最後のデプロイメントでは、外洋での救助活動が19件行われたことが特筆される |
| 1985 |
HS-6は1985年と1986年にもふたたびアーノルド・ジェイ・イズベル大佐トロフィーを2年連続で受賞した。 さらに1986年には、空母搭載型対潜戦(ASW)における卓越した功績に対し、ジミー・タック大将賞 Admiral Jimmy Thach AwardおよびCNO安全“S”賞を受賞した |
| 1988 |
1988年、HS-6は重傷を負った日本人漁師を救助した功績により、世界的な称賛を受けた。同年、HS-6はシコルスキー整備賞 Sikorsky Maintenance Award、CNO安全“S”賞、および合同功労部隊表彰 Joint Meritorious Unit Commendationも受賞した。そののち、HS-6は第11空母航空団(Carrier Air Wing ELEVEN: CVW-11)に編入され、原子力汎用航空母艦エンタープライズ Enterprise(CVN-65)に搭乗してデプロイメントを開始した。1989年、HS-6は世界一周クルーズを終えた。 このクルーズにおいて、HS-6は対潜戦における卓越した功績により、第21駆逐隊 DESRON 21から史上初の“Order of the Pummeled Dolphin”賞を受賞した |
| 1992 |
1992年、同飛行隊はシコルスキー社のSH-60FおよびHH-60Hシーホーク・ヘリコプターへの移行を完了した。これらの高性能な新型機を装備した“インディアンズ”は、引き続きCVW-11の一員として、1992年から2003年にかけて、原子力汎用航空母艦エイブラハム・リンカーン Abraham Lincoln(CVN-72)、汎用航空母艦キティ・ホーク Kitty Hawk(CV-63)、原子力汎用航空母艦カール・ヴィンソン Carl Vinson(CVN-70)、およびニミッツ Nimitz(CVN-68)に搭載され、西太平洋、インド洋、アラビア湾へのデプロイメントを成功裏に遂行した |
| 2001 |
2001年、対テロ戦争の開始当初、HS-6はHS-11と合同分遣隊を編成し、パキスタンの前線基地にHH-60Hヘリコプターを配備して、アフガニスタンに対する“不朽の自由作戦l Operation ENDURING FREEDOM”の初期空爆における戦闘捜索救難任務を遂行した。2003年の第5艦隊 FIFTH Fleetへの再デプロイメントに続き、HS-6は2004年夏、南米への艦隊間移動を行う原子力汎用航空母艦ロナルド・レーガン Ronald Reagan(CVN-76)に搭載されてデプロイメントした。“ウェストパック2005 WESTPAC 2005”では、HS-6は“イラクの自由作戦 Operation IRAQI
FREEDOM”に注力し、ニミッツおよびクウェートのキャンプ・アリフジャン Camp Arifjanから2,500時間以上、1,000回近くの出撃を行い、イラク南部の空域をパトロールした。 同年、HS-6はCNO安全“S”賞、COMPACFLT定着優秀賞 COMPACFLT Retention Excellence Award、およびアーレイ・バーク艦隊トロフィー
Arleigh Burke Fleet Trophyを受賞した。“ウェストパック07 WESTPAC '07”における“イラクの自由作戦”および“不朽の自由作戦”への同飛行隊の卓越した支援、ならびに
“ウェストパック07 WESTPAC '08を通じて第7艦隊 SEVENTH Fleetでの活躍により、“インディアンズ”は2007年のバトル“E”賞
2007 Battle "E"、および2007年と2008年の2年連続でのCNO安全“S”賞を受賞した。2010年3月、同飛行隊はH-60F/Hヘリコプターによる最後のクルーズ任務を完了した。これは“不朽の自由作戦”を支援するための第5艦隊への8ヶ月間のデプロイメントであった。 第6ヘリコプター海上戦闘飛行隊(Helicopter Sea Combat Squadron Seven: HSC-6)は、2013年および2015年にバトル“E”賞、CNO安全賞、アーノルド
J. イズベル大佐トロフィーを受賞した。 2016年には、HSC-6はHSC CVW飛行隊として史上初めて特殊作戦部隊認定 Special Operations Forces certificationを取得した |
| 2017 |
2017年10月、HSC-6はCVW-17の一員として、原子力汎用航空母艦セオドア・ルーズヴェルト Theodore Roosevelt(CVN-71)および第9空母打撃群(CSG-9)に随伴して展開した。この7ヶ月間のデプロイメントでは、C5FおよびC7Fの“不朽の自由作戦(OEF)”および“自由の番人作戦(Operation
FREEDOM'S SENTINEL: OFS)”を支援した。デプロイメント期間中、日本海において3空母による作戦が実施され、HSC-6は9回の医療後送(MEDEVAC)を遂行した。2018年5月にノース・アイランド海軍航空基地
NAS North Islandに帰還したのち、同飛行隊は“ノーザン・ストライク NORTHERN STRIKE”、“フェニックス・ファイア
PHOENIX FIRE”、“パシフィック・ブリッツ PACIFIC BLITZ”、“ヴァーチャル・フラッグ VIRTUAL FLAG”、“レッド・フラッグ・レスキュー
RED FLAG RESCUE”などの複数の合同訓練演習に参加し、南カリフォルニア作戦地域(SOCAL Op Area)におけるODA(特殊作戦部隊)支援活動にも従事した。 2018年、HSC-6は医療対応能力を評価する“ブルーM Blue M”および、3年連続で“人材定着優秀賞 Retention Excellence Award”を受賞した。2018年11月、HSC-6とCVW-17はニミッツおよびCSG-11へ移管された |