日付 |
主な出来事 |
1984/4/27 |
飛行隊の任務は東海岸のF/A-18フリート・スクォードロンのためにF/A-18の代替パイロットと整備要員を訓練することである |
1985/10/7 |
F/A-18ホーネットの訓練を開始するため、VFA-106に最初の交代パイロット・クラスが到着 |
1987 |
1987年10月と12月、VFA-106はそれぞれホーネットの最初のCモデルとDモデルを受領した |
1999 |
1999年半ば、BRACによってセシル・フィールド海軍航空基地 NAS Cecil Fieldが閉鎖された結果、VFA-106はオシアナ海軍航空基地
NAS Oceanaへ移転した |
2004 |
2004年、VFA-106はF/A-18E/Fスーパー・ホーネットを受領 |
2012/4 |
2012年4月6日、VFA-106に配属されたF/A-18Dが離陸時にトラブルに見舞われ、ヴァージニア州ヴァージニア・ビーチの集合住宅に墜落した。パイロットは2名とも無事脱出し、死者は出なかった |
東海岸の艦隊代替飛行隊 East Coast Fleet Replacement Squadronとして、飛行隊の任務は海軍と海兵隊のF/A-18代替パイロットと武器システム士官(Weapon
Systems Officers: WSOs)を訓練し、艦隊の任務を支援することである。6週間ごとに、8〜12名の新米海軍・海兵隊パイロットと海軍飛行士官のクラスが9ヶ月の訓練コースを開始し、空対空と空対地任務の基本を学び、昼夜の空母資格とそののちのフリート・ホーネット飛行隊への配属でクライマックスを迎える |
VFA-106の西海岸でのカウンターパートは、カリフォルニア州リムーア海軍航空基地 NAS LemooreのVFA-122とVFA-125、そしてカリフォルニア州ミラマー海兵航空基地 MCAS MiramarのVMFAT-101である。VFA-106はまた、F-14トムキャットやS-3ヴァイキングなど、他の航空機からスーパー・ホーネットやF-35Cに経験豊富な海軍飛行士を移行させる役割も担っている。非飛行任務から復帰した飛行士は、艦隊に戻る前にVFA-106で再訓練を受ける。さらにVFA-106は(海軍航空技術訓練センター(Center
of Naval Aviation Technical Training Unit: CNATTU)が整備要員を訓練し、艦隊部隊に代替機を提供している |
VFA-106には約1,200名の海軍と海兵隊の隊員、そして外国人教官や学生(イギリス、スイス、ドイツなど)が配属されている。VFA-106には通常90機以上のさまざまなモデルのF/A-18が配備されている。フロリダのキー・ウェスト海軍航空基地
NAS Key Westには常設のVFA-106分遣隊があり、飛行隊は戦闘機訓練のためにしばしばここに配備される。飛行隊はしばしば12機をネヴァダ州ファロン海軍航空基地
NAS Fallonやカリフォルニア州エル・セントロ海軍航空施設 NAF El Centro、また空母資格(carrier qualifications:
CQ)のためにさまざまな空母に派遣している |
VFA-106は、エアショーTAC DEMOチーム TAC DEMO Teamでもよく知られている。このチームはF/A-18CとF/A-18Fをアメリカ東部のショー会場に飛ばしている。飛行隊の教官が操縦し、1年間のスケジュールで任務を遂行する。チームは訓練や戦闘飛行で使用されるマニューヴァーを実演する。VFA-122はアメリカ西部をデモ飛行する。通常、ショー会場には2機のF/A-18が派遣され、1機はデモ機、もう1機はデモ機にメカニカル・トラブルが発生した場合の予備機である。F/A-18Fはすでにアメリカ海軍の“ブルー・エンジェルズ”が出演している航空ショーに派遣されることが多く、F/A-18Cはしばしば“レガシー・ホーネット”と呼ばれ、アメリカ空軍の“サンダーバーズ”が主役のショーに派遣されることが多い。2013年4月1日、VFA-106単艦デモンストレーション・チームのスケジュールは、米議会の財政縮小により全米の全ての航空ショーへの米軍の参加が削減された結果、今年いっぱいはキャンセルされ、2014年シーズンの航空ショー・サーキットへの復帰は承認されなかった。2014年9月20日と21日、F/A-18CとF/A-18Fはオシアナ海軍航空基地の航空ショーで両日とも戦術的なデモ飛行を行い、米海軍のF/A-18が一般公開されたのは2012年以来となった。2015年初め、VFA-106がふたたび航空ショーに参加することが決定されたが、より限定された能力で、民間ショー会場(オシアナ海軍航空基地を除く)のみで、F/A-18CとF/A-18Fの両方で、推定20回のデモンストレーション飛行を行うことが決定された |