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主な出来事 |
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海軍の3つの飛行隊が“サンダウナーズ Sundowners”を名乗った。アメリカ海軍は、2つ以上の航空部隊に同じ呼称を与えることが頻繁にあり、永続的な混乱につながる。しかし、海軍航空界における歴史的伝統は、新しい飛行隊がその名称を持つ以前の飛行隊の愛称、記章、伝統を引き継ぐというものである |
1942/10/10 |
VF-11は1942年10月10日、F4Fを装備してカリフォルニア州のノース・アイランド海軍航空基地 NAS North Islandに設立され、10月23日にはハワイへ向かっていた。その精神と日本軍に対する戦術的優位性を象徴するために、飛行隊は“サンダウナーズ”と呼ばれることを決め、その記章には2機のワイルドキャットが旭日旗を撃墜する様子が描かれている。 |
1943/4 |
1943年4月から7月にかけて、VF-11はガダルカナルでの空中戦で55機の敵機を撃墜した。米国に戻り、F6Fを再装備した後、VF-11は1944年10月、航空母艦ホーネット Hornet(CV-12)に配備された。以来1945年2月まで、同飛行隊は打撃戦と空対空戦闘に従事し、102機の敵機を撃墜し、さらに数十機を地上で破壊した。その戦闘記録の直接の成果として、同飛行隊は大統領単位勲章 Presidential Unit Citationを授与された |
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F8Fを搭載したVF-11Aは、航空母艦ヴァリ・フォージ Valley Forge(CV-45)の第11空母航空群(Carrier Air Group 11: CVG-11)に所属し、1947年10月9日から1948年6月11日までワールド・クルーズを行った。 |
1950/11/9 |
朝鮮戦争初期の1950年11月9日、ウィリアム T. エイメン少佐 Lieutenant Commander William T. Amenは、航空母艦フィリピン・シー Philippine Sea(CV-47)からF9F-2Bに搭乗し、ソヴィエトのMiG-15を撃墜し、初の戦闘有人ジェット対ジェットによる殺害を記録した。1951年から52年にかけてはヴァリ・フォージで、1953年には攻撃航空母艦ボクサー Boxer(CVA-21)とレイク・シャンプレーン Lake Champlain(CVA-39)で、さらに2回の韓国クルーズが行われた |
1951 |
1951年から52年にかけてはヴァリ・フォージで、1953年には攻撃航空母艦ボクサー Boxer(CVA-21)とレイク・シャンプレーン Lake Champlain(CVA-39)で、さらに2回の韓国クルーズが行われた |
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韓国ののち、VF-111はF9F-8とFJ-3を飛ばし、攻撃航空母艦レキシントン Lexington(CVA-16)、攻撃航空母艦ワスプ Wasp(CVA-18)、攻撃航空母艦ベニントン Bennington(CVA-20)に乗って西太平洋に3回展開した |
1959/1/19 |
VF-111は1959年1月19日に閉隊された |
1959/1/20 |
1959年1月20日、第156攻撃飛行隊(Attack Squadron 156: VA-156)はVF-111として再指定され、“サンダウナーズ”の伝統は引き継がれたが、部隊の系統は引き継がれない |