WMEC
中距離カッター

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です


満載排水量:1,925t(2,030t(2006年時)) 全長:70.16m 幅:13.16m 吃水:4.57m 主機/軸数:ディーゼル電気(ディーゼル発動機3基、モーター1基)/1軸 出力:3,000馬力 速力:14.0kt 兵装:25mm単装機関砲1基、12.7mm単装機銃4基(2006年には25mm単装機関砲1基、12.7mm単装機銃2基) 乗員:105名(2006年には士官12名、下士官兵72名)
※230フィート型
↑USCGC Storis (WAGL-38; WAG-38; WAGB-38; WMEC-38); no caption; 8 September 1986; photographer unknown. Storis was designed in the early years of World War II to supply stations in Greenland and her design closely paralleled the 180-foot buoy tenders, although she is fifty feet longer. She was commissioned on 30 September 1942. Storis was the first tender built with a double top-lift boom. Over the course of her Coast Guard service, she has performed a wide variety of tasks.
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ストリス Storis WMEC-38 トレド・シップビルディング社 1942/9/30 ◎1972後半 中距離カッターに改装、船種を中距離カッター(WMEC-38)に改める
◎1986 オーヴァーホール


※データは救難航洋曳船ATR-41級の項を参照
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
コマンチ
12
Comanche WMEC-202 Gulfport Boiler & Welding Works 1959/2/25 1980/1/30 ◎1959/2/25 沿岸警備隊に移管、船種を中距離カッター(WMEC-202)に改め、コマンチと改名
◎1991 タコマのDave Howardに売却されMarine Commanderと改名
◎2000 タコマにて係船
のちにComanche 202 Foundationに寄贈
のちにOlympiaにてレストア(123456789


※データは航洋曳船ナヴァホ級の項を参照
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
チェロキー Cherokee WMEC-165 ベスレヘム・シップビルディング社 1946/6/29 1990/1/30 ◎1965 船種を中距離カッター(WMEC-165)に改める
◎退役後、海軍に移管
◎1991/6/25 海事局に移管
◎1993/10/6 標的として沈没
タマロア
12
Tamaroa WMEC-166 コマーシャル鉄工所 1946/6/29 1994/2/1 ◎1965 船種を中距離カッター(WMEC-166)に改める
◎1994/2/1 退役
1944/2/28 リッチモンドのTamaroa Maritime Foundationに寄贈、のちにノーフォークにてレストア、ニュー・ヨークのSea Air Space Museumにて記念艦となる
2012/5 漏水とバルクヘッドの劣化、のちにノーフォークのAmerican Marine Groupに引き渡される、人工環礁のため沈没処分


※データは救難艦ダイヴァー級の項を参照
※213フィート型
↑USCGC Acushnet (WMEC-167) underway in Alaskan waters, date unknown. US Coast Guard photo. Image courtesy of NavSource.

↑USCGC Acushnet (WMEC-167) undated side profile diagram. Library of Congress, Photo No. HAER-AK-49. Image courtesy of NavSource.

↑Image courtesy of Shipbucket.
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アクシネット Acushnet WMEC-167 Basalt Rock Co. ◎1978 船種を中距離カッター(WMEC-167)に改める
◎1980 船命延長工事
2007/12 スクリュー損失事故
◎ニックネームはクイーン・オブ・ザ・フリート Queen of the Fleet


満載排水量:1,110t(WMEC-620以降は1,129t) 全長:64.16m 幅:10.36m 吃水:3.20m 主機/軸数:ディーゼル2基(MMA改装時にWMEC-615〜WMEC-619はCODAGからディーゼルに換装)/2軸 出力:6,480馬力 速力:18.0kt 航続力:8,000浬 兵装:76o単装砲1基(MMA改装時に25mm単装機関砲1基に換装)、12.7mm単装機銃2基 乗員:士官12名、下士官兵63名
※210フィート型
※1980年代後半〜1998年にかけて、全船Midlife(またはMajor) Maintenance Availabillty(MMA)と呼ばれる船齢延長工事が施されている
↑Resolute (WMEC-620)

↑Image courtesy of Shipbucket.
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
リライアンス Reliance WMEC-615 Todd Houston 1964/6/24 ◎1987/2 MMA工事完了
ディリジェンス Diligence WMEC-616 Todd Houston 1964/8/26 ◎1988/6 MMA工事完了
ヴィジラント Vigilant WMEC-617 Todd Houston 1964/10/3 ◎1989/1 MMA工事完了
アクティヴ Active WMEC-618 Christy 1966/9/17 ◎1990/6 MMA工事完了
コンフィデンス Confidence WMEC-619 Coast Guard Yard 1966/2/19 ◎1987/2 MMA工事(〜1988/10)
リゾリュート Resolute WMEC-620 アメリカン・シップビルディング社 1966/12/8 ◎1988/10 MMA工事完了
ヴァリアント Valiant WMEC-621 アメリカン・シップビルディング社 1967/10/28 ◎1991/11 退役、MMA工事
◎1994/1 再役
カレイジャス Courageous WMEC-622 アメリカン・シップビルディング社 1968/4/19 2001/9/19 ◎1992/11 MMA工事完了
◎2004 スリ・ランカに供与されP 621となる
ステッドファースト Steadfast WMEC-623 アメリカン・シップビルディング社 1968/9/25 ◎1992 退役、MMA工事
◎1994/2 再役
◎2024/2/1 オレゴン州アストリアにて退役式典
ドーントレス
12
Dauntless WMEC-624 アメリカン・シップビルディング社 1968/6/10 ◎1993/11 MMA工事完了
ヴェンチャラス Venturous WMEC-625 Coast Guard Yard 1968/8/16 ◎1994/5 MMA工事完了
ディペンダブル Dependable WMEC-626 アメリカン・シップビルディング社 1968/11/27 ◎1994/12 MMA工事完了
ヴィガラス Vigorous WMEC-627 アメリカン・シップビルディング社 1969/5/2 ◎1992 退役、Coast Guard YardにてMMA工事
◎1993 再役
デュラブル Durable WMEC-628 Coast Guard Yard 1967/12/8 2001/9/20 ◎1995/11 MMA工事完了
◎2003 コロンビアに貸与されValle del Cauca(44)となる
ディサイシヴ Decisive WMEC-629 Coast Guard Yard 1968/8/23 ◎1996/9 Coast Guard YardにてMMA工事
アラート Alert WMEC-630 アメリカン・シップビルディング社 1969/8/4 ◎1993/1 Coast Guard YardにてMMA工事


満載排水量:1,825t 全長:82.29m 幅:11.58m 吃水:4.26m 主機/軸数:ディーゼル2基/2軸 出力:7,290馬力 速力:19.5kt 兵装:76mm単装砲1基、12.7mm単装機銃ないし40mmグレネード・ランチャー2基 搭載機:ヘリコプター1機 乗員:100名、短期乗船者16名
※270フィート型
※著名カッター級 Famous Classともいわれる。有事の際にはSSM、CIWS、曳航式ソナー、ソノブイのデータリンク装置などを装備できるようにあらかじめ設計されている
調達局 Acquisitions Directorate(CG-9)のウェブサイトには、リガーレの写真と、“270フィートの中型耐久カッター・リガーレが沿岸警備隊基地で耐用年数延長プログラム service life extension programを開始”というキャプションが掲載されている。通常、このキャプションをクリックすると、そのタイトルを拡大した記事が表示されるのだが、今回は“就役中船舶維持プログラム In-Service Vessel Sustainment Program”のページに飛ぶようになっている。そのページでは、270 SLEPについてこんな情報が得られる。“270フィート中型耐久カッターの耐用年数延長プログラムでは、システムの信頼性、サポート性、陳腐化、相互運用性に対処するため、的を絞ったシステム交換を行う。この作業には、主推進エンジンのほか、発電・配電システムのアップグレードや交換が含まれる。その使命は、270フィート・カッターの耐用年数を最大10年延長することにより、オフショア・パトロール・カッター offshore patrol cutterへの移行期間中も継続的な運用を容易にすることである。2021年7月に沿岸警備隊操練所にて試作船1隻の建造が開始され、2022年4月には2隻目のカッターが建造された。本生産は2023年に開始される予定である”。WMEC270の13隻すべてをSELPするつもりはなく、2隻の限定試作SLEPS(WMEC-906のセニカとWMEC-903のハリエット・レーン)を行い、6隻の完全生産SLEPを計画している。これらの270型は、アーガス級オフショア・パトロール・カッターに取って代わられるため、就役中の最後のWMECとなるはずである。ハリエット・レーンの最も目立つ変更点は、76mmMk. 75砲とMk. 92火器管制システムの撤去である。25mmMk. 38遠隔武器ステーションが船首の高い位置に搭載された。この変更は、そののちの270 SLEPすべてに適用されることになっている。スペンサーは、最初のフル生産270 SLEPであった。スペンサーは新エンジンを搭載した最初の270であった。スペンサーの古いエンジンは再製造され、後続のWMEC270 SLEP、おそらく新しく到着したリガーレに再装着されることになっていた。これは長いプロセスである。ハリエット・レーンの作業は15ヶ月におよんだので、今後5年間は、少なくとも1隻の270がヤードでSLEPされることになるだろう

↑PACIFIC OCEAN (July 9, 2020) - The U.S. Coast Guard Cutter (USCGC) Tampa (WMEC-902) comes alongside the fleet replenishment oiler USNS Laramie (T-AO 203) during a replenishment-at-sea. Tampa and Laramie are deployed to the U.S. Southern Command area of responsibility to support Joint Interagency Task Force South's mission, which includes counter illicit drug trafficking in the Caribbean and eastern Pacific. U.S. Navy photo by Thomas Epps. (Released)
↑CARIBBEAN SEA (March 3, 2010) - A MH-60S Sea Hawk from the littoral combat ship USS Freedom (LCS-1) conducts a vertical replenishment with the U.S. Coast Guard medium endurance cutter USCGC Campbell (WMEC-909). Freedom is conducting counter-illicit trafficking operations and theater security cooperation in the U.S. 4th Fleet area of responsibility. U.S. Navy photo by Lt. Ed Early. (Released)
↑Thetis (WMEC-910)

↑Image courtesy of Shipbucket.
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ベア
12
Bear WMEC-901 タコマ・ボートビルディング社 1983/2/4
タンパ Tampa WMEC-902 タコマ・ボートビルディング社 1984/3/16
ハリエット・レーン
123
Harriet Lane WMEC-903 タコマ・ボートビルディング社 1984/9/20
ノースランド Northland WMEC-904 タコマ・ボートビルディング社 1984/12/7
スペンサー Spencer WMEC-905 Robert E. Derecktor 1986/6/28
セニカ Seneca WMEC-906 Robert E. Derecktor 1987/5/4
エスカナバ
12
Escanaba WMEC-907 Robert E. Derecktor 1987/8/27
タホマ Tahoma WMEC-908 Robert E. Derecktor 1988/4/6
キャンベル Cambell WMEC-909 Robert E. Derecktor 1988/8/19
セティス Thetis WMEC-910 Robert E. Derecktor 1989/6/30
フォワード Forward WMEC-911 Robert E. Derecktor 1990/8/4
リガーレ Legare WMEC-912 Robert E. Derecktor 1990/8/4
モホーク Mohawk WMEC-913 Robert E. Derecktor 1990/7/23


※データは音響測定艦ストルワート級の項を参照
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ヴィンディケーター Vindicator WMEC-3 タコマ・ボート・ビルディング社 ◎1993/6/30 運用終了、沿岸警備隊に移管、船種を中距離カッター(WMEC-3)に改める
◎2001/10 国立海洋大気局に移管され多目的観測船に改装、船種を多目的観測船(R 334)に改める


※データは救難艦(曳船型)イーデントン級の項を参照
※兵装:25mm単装機関砲2基、12.7mm単装機銃2基 乗員:99名
↑ex Edenton (ATS-1) underway while in Coast Guard service as USCGC Alex Haley (WMEC-39), date and place unknown. US Coast Guard photo. Image courtesy of NavSource.
船名 NAME 船種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アレックス・ヘイリー
12
Alex Haley WMEC-39 ブルーク・マリーン社 1999/7/10 ◎1997/11/18 沿岸警備隊に移管
◎1999/7/10 船種を中距離カッター(WMEC-39)に改め、アレックス・ヘイリーと改名


Update 24/11/27