戦闘機、戦闘攻撃機

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
UFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※FYは会計年度 Fiscal Yearの略。kNは1kN=102.0kgf=102.kg
ロッキード社/ボーイング社/ジェネラル・ダイナミックス社フォート・ワース部門(現ロッキード・マーチン社/ボーイング社)製 初飛行:1990年9月29日(YF-22A初号機) F-22Aデータ=全幅:13.56m 全長:18.92m 全高:5.00m 翼面積:78.04m² 空虚運用重量(推定値):14,365kg 最大離陸重量(推定値):約27,126kg パワープラント:アフターバーナー使用時定格推力155.69kNのプラット&ホイットニー製F119-PW-100ターボファン・エンジン2基 飛行最大速度:1,862km/h(推定値、高度9,144m、アフターバーナー使用時)、1,677km/h(推定値、高度10,972m、アフターバーナーを使用しない超音速巡航時) 制限マッハ数:1.7(推定値、高度9,144m、アフターバーナー使用時)、1.58(推定値、高度10,972m、アフターバーナーを使用しない超音速巡航時) 実用上昇限度(推定値):15,240m 戦闘行動半径:1,200km 兵装:機関砲:M61A2ヴァルカン20mm回転式機関砲1門 空対空ミサイル:AIM-120 AMRAAM、AIM-9サイドワインダー 精密誘導兵器(PGM)、無誘導弾薬:9,072kgの投棄可能兵装を主翼下4ヶ所のハードポイントに携行 乗員:1名
※社内呼称モデル645(L-645)
※1991年、空軍の先進戦術戦闘機(Advanced Tactical Fighter: ATF)にYF-22Aが選定された。当然、海軍先進戦術戦闘機(Naval Advanced Tactical Fighter: NATF)計画もF-22をベースに進む予定だったが、国防予算削減のあおりを受けて空海軍の同時開発を断念した。空軍向けのF-22の開発は先行され、海軍型の開発着手は先送りされたのちに消え去った
※当時、ロッキード社が提案してした海軍型は、F-14のように可変後退翼を採用している
F-22は、2002年9月17日にF/A-22と制式名称を改めた(公式文書では“F/A-22”ではなく“FA-22”)が、2005年12月13日に制式名称をF-22にもどす
※ステルスの歴史は、ピョートル Y. ウフィムツェフというロシア人学者が1950年代後半に、新しいレーダー断面積(RCS)解析法を編み出す。これを物理光学的解析理論という(ようするにエッジの角度によって物理光を逸らすこと)。彼の理論はソヴィエト物理学会に発表される。しかし、専門家以外誰にも注目されず、ソヴィエト当局も機密指定にもしなかった。1971年、物理光学的解析理論はアメリカ空軍ライトパターソン基地内の研究所が、ロシア語から英語に翻訳して発表。1975年、この理論をロッキード社のレーダー専門家が注目。そしてステルス機開発に乗り出した。ちなみに飛行機を肉眼で見えなくする研究は1913年に、当時のアメリカ陸軍省が行っている。高度300mで、飛行中に肉眼で発見できないようにするというのが目標。機体の骨組みに羽布の代わりに、透明なセルロイドを貼ることを試みた
↑F-22A

↑Another possible NATF design. Image courtesy of F-16.net.


※海軍は1984年にF-117をテストしたが、それは航空母艦上での使用に適していないと判断した。1990年代初頭に、ロッキード社はキャンセルされたA/F-Xプログラムの代わりとして海軍にシーホーク Seahawkと呼ばれるF-117のアップグレード、艦載型を提案。計画ではバブル・キャノピー、急激な後退翼、追加された水平尾翼、艦上機としての機体および脚強化、F414ターボファン・エンジン、必要に応じてハードポイントを装着し、空対空能力を備えた新しい地上攻撃レーダーも搭載、AIM-120 AMRAAMも運用可能。1993年に夜間任務が主になることと単一任務機であることを理由に拒否される。発展型計画にA/F-117Xがあった
※空軍のF-117Aのポピュラー・ネーム(アメリカ軍機の公式ニックネーム)はナイト・ホーク Night Hawkだが、頻繁に使用されるのはナイトホーク Nighthawk

↑F-117A

↑A proposed F-117N. Image courtesy of F-16.net.


ロッキード・マーチン社/ノースロップ・グラマン社/BAEシステムズ社製 初飛行:2000年10月24日(X-35A) F-35Bデータ=全幅:10.66m(C型は13.10m) 全長:15.59m(C型は15.67m) 全高:4.34m(C型は4.44m) 翼面積:42.73m²(C型は62.05m²) 空虚運用重量:14,651kg(C型は15,785kg) 最大離陸重量:27,215kg(C型は31,751kg) パワープラント:アフターバーナー使用時定格推力191.35kNのプラット&ホイットニー製F135-PW-400推力偏向式排気口付きターボファン・エンジン1基(C型)、垂直離着陸時180.8kN(ロールスロイス製揚力ファンにより83.1kN、主エンジンのロールスロイス製推力偏向排気口により83.1kN、主翼付け根部2ヶ所のリアクション制御排気口により14.6kN)のプラット&ホイットニー製F135-PW-600ターボファン・エンジン1基(B型) 制限マッハ数:1.6 実用上昇限度:15,240m(Block 3F) フェリー航続距離:1,666km(C型は2,222km) 戦闘行動半径:833km(C型は1,111km) 兵装:機関砲:GAU-22/A 25mm回転式機関砲1門(A型のみ、B型、C型は取り外し式機関砲ポッド) 投棄可能兵装:機内搭載にはAIM-120 AMRAAM2発、1,000lb(453kg)GBU-31または2,000lb(907kg)GBU-32 JDAM2発を含む 乗員:1名 ユニット・コスト:$104,000,000(F-35B、低率量産)、$116,000,000(F-35C、低率量産)
※社内呼称モデル700(L-700)
※1996年ごろに統合攻撃戦闘機(Joint Strike Fighter)計画が誕生し、1996年11月16日に概念実証計画(CDP)に進む担当会社として、ボーイング・チームとロッキード・マーチン・チームが選ばれた。計画機名称は、ボーイング・チームにはX-32、ロッキード・マーチン・チームにはX-35が与えられる。2001年10月26日にロッキード・マーチン・チームが勝者に選定され、次のシステム開発及び実証(SDD)段階(これまでは技術、製造、開発(EMD)と呼ばれていた)に進むことになった。そして、X-35からF-35に制式名称を改めた
※X-35の初期構成は1997年中期に確定した仕様220と呼ばれるものであったが、最終的なJSF設計(仕様230)に至るまでさらに変更が加えられた。提示されている基本型は、X-35A(アメリカ空軍向けの通常離着陸(CTOL)仕様機)、X-35B(アメリカ海兵隊及びイギリス海/空軍向けの短距離離陸垂直着陸(STOVL)仕様機)、X-35C(アメリカ海軍の艦載(CV)運用仕様機)の3種類
※X-35Bの後方排気ノズルは、ロシアのYak-141でも採用された3BSN(3 Bearing Swivel Nozzle)と呼ばれる技術データが提供されるもすでにアメリカ海軍でも1970年にコンヴェア社(後のジェネラル・ダイナミックス社)で、超音速STOVL機の設計として研究されたこともあるものでX-35Bに導入済み
※国防総省は、2006年7月7日にF-35の公式愛称をライトニングII Lightning IIと命名
↑X-35A
↑F-35B
↑Yak-141
↑Naval Air Station, Patuxent River, Md. (Feb. 10, 2001) -- The naval variant of the Joint Strike Fighter, X-35C, arrives at Naval Air Station Patuxent River, Maryland, flown by U.S. Marine Corps Major Art "Turbo" Tomassetti, a strike test pilot for Lockheed Martin. U.S. Navy photo by Vernon Pugh. (RELEASED)
↑WASHINGTON (Nov. 2, 2014) - A graphic describing the F-35C Lighting II carrier variant joint strike fighter. U.S. Navy photo. (Released)

↑PATUXTENT RIVER, Md. (April 11, 2018) - An information graphic about F-35 Lightning II flight testing created by Lockheed Martin and released by the F-35 Integrated Test Force at Naval Air Station Patuxtent River, Md. U.S. Navy graphic courtesy of Lockheed Martin. (Released)

↑BAY OF BENGAL (Oct. 14, 2021) - US Marine Capt Gavin Holtz with Marine Fighter Attack Squadron (VMFA) 211, accelerates an F-35B Lightning II on the flight deck of HMS Queen Elizabeth in the Bay of Bengal. VMFA-211 is currently deployed with the United Kingdom's Carrier Strike Group 21 and scheduled to participate in Exercise Malabar alongside the US Navy, Royal Australian Navy, Indian Navy, and Japan Maritime Self-Defense Force. (U.S. Marine Corps photo by 1st Lt. Zachary Bodner)

↑BAY OF BENGAL (Oct. 17, 2021) - An F-35C Lightning II assigned to the "Argonauts" of Strike Fighter Squadron (VFA) 147 flies over the Bay of Bengal as part of Maritime Partnership Exercise (MPX) 2021, Oct. 17, 2021. MPX 2021 is a multilateral maritime exercise between the Royal Australian Navy, Japan Maritime Self-Defense Force, U.K. Royal Navy, and U.S. maritime forces, focused on naval cooperation, interoperability and regional security and stability in the Indo-Pacific and is an example of the enduring partnership between Australian, Japanese, U.K. and U.S. maritime forces, who routinely operate together in the Indo-Pacific, fostering a cooperative approach toward regional security and stability. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Haydn N. Smith)

↑ATLANTIC OCEAN (Dec. 8, 2023) - Lt. Cmdr. Martin Doerr, from Oceanside, California, the department head of Strike Fighter Squadron (VFA) 147, climbs into an F-35C Lightning II in preparation for flight operations aboard the Nimitz-class aircraft carrier USS George Washington (CVN-73), Dec. 8, 2023. George Washington is underway in support of future operations. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class August Clawson)

↑Image courtesy of USNI news.

↑Image courtesy of Shipbucket.
FY Block No. Bu.No.
()内は製造番号
機数、備考1 備考2
Bu.No. 直後の()内の
番号は製造番号
F-35B 168057~168062
(c/n BF-06~BF-11)
◎6機 ◎168057(Modex No. VM-01)は2012年1月11日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168058(Modex No. VM-02)は2012年1月19日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168059(Modex No. VM-03)は2012年1月11日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168060(Modex No. VM-04)は2012年5月10日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168061(Modex No. VM-05)は2012年5月10日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168062(Modex No. VM-06)は2012年5月15日にVMFAT-501へ引き渡される
F-35B 168308~168314
(c/n BF-12~BF-18)
◎7機 ◎168308(Modex No. VM-07)はVMFAT-501へ引き渡される
◎168309(Modex No. VM-08)はVMFAT-501へ引き渡される
◎168310(Modex No. VM-09)はVMFAT-501へ引き渡される
◎168311(Modex No. VM-10)は2012年9月27日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168312(Modex No. VM-11)は2012年10月19日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168313(Modex No. VM-12)は2012年10月4日にVMFAT-501へ引き渡される
◎168314(Modex No. VM-13)は2012年11月6日にVMFAT-501へ引き渡される
F-35B 168315、168316
(c/n BF-12~BF-18)
◎2機 168315、168316はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM135、ZM136)
F-35B 168717~168732
(c/n BF-19~BF-34)
◎16機 ◎168717(Modex No. VK-15)は2012年10月にVMFAT-501へ引き渡される。2014年10月9日にエドワーズ空軍基地のVMX-22へ(Modex No. MV-05)
◎168718(Modex No. VK-16)は2012年11月16日にVMFA-121へ引き渡される
◎168719(c/n BF-21、Modex No. VK-01)は2012年10月にVMFA-121へ引き渡される。2018年9月28日に墜落(VMFAT-501所属機、Modex No. VM-01)
◎168720(c/n BF-22、Modex No. VK-02)は2012年12月にVMFA-121へ引き渡される
◎168721(Modex No. VK-03)は2013年5月22日にVMFA-121へ引き渡される
◎168722(Modex No. VK-04)は2013年3月にVMFA-121へ引き渡される
◎168723(Modex No. VK-05)は2013年3月にVMFA-121へ引き渡される
◎168724(Modex No. VK-06)は2013年5月22日にVMFA-121へ引き渡される
◎168725(Modex No. VK-07)は2013年3月にVMFA-121へ引き渡される
◎168726(Modex No. VK-08)はVMFA-121へ引き渡される
◎168727(Modex No. VK-09)はVMFA-121へ引き渡される
◎168728(c/n BF-29、Modex No. VK-10)はVMFA-121へ引き渡される。2016年6月にビューフォート海兵航空基地のVMFAT-501へ
◎168729(c/n BF-31、Modex No. VK-11)はVMFA-121へ引き渡される
◎168730(Modex No. VK-12)は2013年9月にVMFA-121へ引き渡される
◎168731(c/n BF-33、Modex No. VK-13)は2013年12月にVMFA-121へ引き渡される
◎168732(c/n BF-34、Modex No. VK-14)はVMFA-121へ引き渡される。2018年3月現在、ユマ海兵航空基地にてVMFA-122所属機として見られる
F-35C 168733~168736
(c/n CF-06~CF-09)
◎4機 ◎168733(Modex No. NJ-101)は2013年4月24日にVFA-101へ引き渡される
◎168734は2013年4月23日にVFA-101へ引き渡される
◎168735は2013年8月2日にVX-23へ引き渡される
◎168736は2013年11月7日にVFA-101へ引き渡される
F-35B 168737 ◎1機 168737はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM137)
F-35B 168838~168840
(c/n BF-35~BF-37)
◎3機 ◎168839(c/n BF-36)
◎168840(c/n BF-37)
F-35C 168841~168848
(c/n CF-10~CF-17)
◎8機 ◎168841(c/n CF-10、Modex No. XE-104)
◎168842(c/n CF-11、Modex No. XE-105)
F-35B 169023~169028
(c/n BF-38~BF-43)
◎6機 ◎169023(Modex No. VM-10)はVMFA-501へ引き渡される
◎169024(Modex No. VM-11)はVMFA-501へ引き渡される
◎169025(c/n BF-40)
◎169026(c/n BF-41)
◎169027(c/n BF-42)
F-35C 169029~169035
(c/n CF-17~CF-23)
◎7機 ◎169029(Modex No. NJ-112)はVFA-101へ引き渡される
◎169030(Modex No. NJ-113)はVFA-101へ引き渡される
◎169031(Modex No. NJ-114)は2014年12月22日にVFA-101へ引き渡される
◎169034(c/n CF-22)
F-35C 169160~169163
(c/n CF-24~CF-27)
◎4機 ◎169162(c/n CF-26)
F-35B 169164~169169
(c/n BF-44~BF-49)
◎6機 ◎169165(c/n BF-45)
◎169167(c/n BF-47)
◎169169(c/n BF-49)
F-35B 169170 ◎1機 169170はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM138)
F-35B 169292~169297
(c/n BF-50~BF-55)
◎6機 ◎169292(c/n BF-50)
◎169294(c/n BF-52)
◎169296(c/n BF-54)
F-35B 169298~169301 ◎4機 169298~169301はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM139~ZM142)
F-35C 169302~169305
(c/n CF-28~CF-31)
◎4機 ◎169302は2016年7月にVFA-101へ引き渡される。後にVFA-147へ(Modex No. NE-405)
◎169303は2016年8月にVFA-101へ引き渡される
◎169304(Modex No. NJ-127)は2017年9月にフォート・ワースのNAS Fort Worth Joint Reserve BaseにてVFA-101へ引き渡される
169305(Modex No. NJ-101)は2017年9月にフォート・ワースのNAS Fort Worth Joint Reserve BaseにてVFA-101へ引き渡される後にVFA-147へ(Modex No. NE-407)2022年1月24日に南シナ海にて原子力汎用航空母艦カール・ヴィンソン Carl Vinson(CVN-70)への着艦中、事故により乗員7名負傷(F-35から脱出したパイロットを含む7名の乗員が負傷し、ヘリコプターで海中から救出された。“パイロットと他の2名の乗員はフィリピンのマニラにある医療施設に搬送され、4名の乗員は艦内の医療スタッフによって治療された”と第7艦隊の声明は述べている。海軍安全センターによると、F-35Cの事故は11月22日以来、空母機のクラスAの航空事故としては5件目、12)。第7艦隊が2022年1月31日にUSNIニュースに語ったところによると、海軍は先週失われたF-35Cの引き揚げ作業の準備を進めているとのlこと個の機体の映像が流出した件について、海軍が調査中2022年2月17日にカール・ヴィンソンのパイロット着艦支援TV(Pilot's Landing Aid Television: PLAT)から墜落を記録した携帯電話の動画が流出した事件の調査後、海軍は統一軍事裁判法第92条 Article 92 the Uniform Code of Military Justiceに基づき、senior chief1名、chief3名、少尉1名を合法的命令に従わない罪で起訴したという
◎2022/3/2 CTF 75と潜水支援工事船(DSCV)Picassoに乗船したNAVSEAのサルヴェージ・潜水監督官(Supervisor of Salvage and Diving: SUPSALV)のチームによって、約12,400フィートの深さから回収(機体の回収は、CURV-21という遠隔操作ヴィークル(ROV)を使って、機体に専用のリギングとリフト・ラインを装着して行われた。そののち、本船のクレーンの吊り上げフックを海底に下ろして艤装品に接続し、機体を海面まで持ち上げてPicassoに吊り上げた。同機は、進行中の調査を支援するため、近隣の軍事施設に搬入され、アメリカへの輸送の可能性を評価される予定)
◎2023/2 墜落の調査結果が発表される。パイロットは初めてヴィンソンへの特殊な着艦アプローチを行ったが、着艦時に機体のパワーを制御するのに役立つ内蔵の補助装置がオフになっていることに気づかなかったという。USNIニュースが入手した調査結果によると、F-35Cは空母にアンダーパワーで接近した。調査によると、パイロットはシエラ・ホテル(Shit Hot)ブレーク Sierra Hotel or "Shit Hot" breakとして知られる着艦方法を初めて試みようとした。シエラ・ホテル・ブレーク Sierra Hotel Breakとは、“航空機が360度の旋回中にGフォースを利用して減速し、着艦装置移行速度以下になったときに着艦装置を降ろす”マヌーヴァ。船尾や頭上でブレーキングする場合、パイロットが機体の姿勢を整えたり着艦の確認をしたりする時間が短くなる”と調査報告書には書かれている
2022年1月24日のランプ・ストライク Ramp Strikeのタイムライン
1630:37: [パイロット]はCVN-70の船尾でキャリア・ブレイク carrier breakを開始する
1631:04:[パイロット]は着陸装置 landing gearを降ろす
1631:20:【JASON 406】が“溝に入る enters the groove”
1631:25:バックアップLSOが "Right for lineup "のコールを行う
1631:26: Primary LSOが "Little power "のコールをする
1631:27:CAGパドルが「Powe-Waveoff, Waveoff, Burner, Burner, Burner… Burner"コール。CAGパドルは "power "という単語を完成させていない。 Waveoff...」という一連の呼び出しを開始する前に、CAGパドルによって「power」という単語が完成していない
1631:31.4: [JASON 406]はMA主脚のすぐ前方でCVN-70のランプに衝突、主脚を剪断し、MAの尾翼を左翼下げ、機首下げ成分で空中に弾き飛ばした
そののち、JASON 406の機首は、“MA主脚の前方でCVN-70のランプに衝突し、主脚を剪断し、MAの尾翼を空中に跳ね上げた”と報告書に記載されてる。JASON 406の対空ミサイルの金具がアレスティング・ワイヤーに引っかかり、反時計回りに回転を始めた。時速95マイルで腹ばいになりながら飛行甲板を滑走し、落下した。調査によると、この引っ掛かりとその後の回転は、ヴィンソンとその乗員にとって幸運な出来事だった。“このため、MA胴体の残骸がCVN-70の船首4列目に駐機していた他の人員、地上設備、航空機に影響を与えることはなかったようだ”と報告書には書かれている。JASON 406が甲板上に落下したとき、墜落による破片が船員を負傷させた。さらに、墜落の破片がヴィンソンの甲板にあったEA-18Gを破損し、$2,500,000以上の損害が発生した。また、墜落により飛行甲板がえぐられるなどして、推定$120,000の損害が発生したとのこと。USNI Newsが以前報じたところによると、墜落後、乗員はすぐに被害対策処置を開始し、飛行甲板を素早く片付けることができたという
F-35B 169411~169416 ◎6機 ◎169411(c/n BF-56)
◎169412(c/n BF-57)
◎169413(c/n BF-58)
F-35B 169417~169422 ◎6機 169417~169422はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM143、ZM144、9511 ZM145、9512 ZM146、9513 ZM147、9514 ZM148) ◎169418(c/n BK-10)
◎169419(c/n BK-11)
◎169420(c/n BK-12)
◎169421(c/n BK-13)
F-35B 169422
(c/n BL-1)
◎1機 イタリア海軍に売却(イタリア海軍のシリアル・ナンバーMM7451/4-01)
F-35C 169424、169425 ◎169425(c/n CF-33)
F-35B 169590
(c/n BF-65)
F-35B 169596~169598 ◎3機 169596~169598はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM149~ZM151) ◎169598(c/n BK-17)は2019年7月26日にイギリスのノーフォークのRAF Marhamへ(第207飛行隊所属機)
F-35B 169599
(c/n BL-2)
◎1機 イタリア海軍に売却(イタリア海軍のシリアル・ナンバーMM7452/4-02)
F-35C 169601 ◎1機 ◎現在、ミラマー海軍航空基地にてVMFA-314所属機として見られる
F-35B 169607~169621 ◎15機 ◎169609(c/n BF-73)
◎169611(c/n BF-75)
◎169612(c/n BF-76)
◎169616(c/n BF-80)
◎169618(c/n BF-82)
◎169619(c/n BF-83)
◎169620(c/n BF-84)
◎169621(c/n BF-85)
F-35B 169623 ◎1機
F-35B 169624 ◎1機
F-35B 169625 ◎1機
F-35B 169626 ◎1機
F-35B 169628 ◎1機
F-35B 169629、169630 ◎2機 169629、169630はイギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM152、ZM153)
F-35C 169631~169635
(c/n CF-36~CF-40)
◎5機 ◎169631(c/n CF-36)
◎169632(c/n CF-37)
◎169633(c/n CF-38)
◎169634(c/n CF-39)
◎169635(c/n CF-40)
F-35B 169678 ◎1機
F-35B 169679
(c/n BF-94)
◎1機
F-35B 169682
(c/n BF-97)
◎1機
F-35B 169683 ◎1機
F-35B 169684 ◎1機
F-35B 169685 ◎1機
F-35B 169686 ◎1機
F-35B 169687 ◎1機
F-35B 169688 ◎1機
F-35B 169689 ◎1機
F-35B 169690 ◎1機
F-35B 169692~169695
(c/n BF-107~BF-110)
◎4機 ◎169692(c/n BF-107)
◎169693(c/n BF-108)
◎169694(c/n BF-109)
◎169695(c/n BF-110)
F-35B 169698~169700
(c/n BK-19~BK-21)
◎3機 イギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM153~ZM155) ◎169698(c/n BK-19)
◎169699(c/n BK-20)
◎169700(c/n BK-21)
F-35B 169701
(c/n BL-4)
◎1機 イタリア海軍に売却(イタリア海軍のシリアル・ナンバーMM7454)
F-35C 169703、169704
(c/n CF-47、CF-48)
◎2機
F-35C 169788
(c/n CF-50)
◎1機
F-35B 169919~169925 ◎7機
F-35B 169928~169933
(c/n BK-22~BK-27)
◎6機 イギリス空軍に売却(イギリス空軍のシリアル・ナンバーZM156~ZM161)
F-35B 169934
(c/n BL-5)
◎1機 イタリア海軍に売却(イタリア海軍のシリアル・ナンバーMM7455)
F-35C 169939 ◎1機
F-35C 169940 ◎1機
F-35B 170052、170053 ◎2機 ◎170052(c/n BF-139)
◎170053(c/n BF-140)
F-35B 170055、170056 ◎2機
F-35C 170085~170090 ◎6機 ◎170088(c/n CF-68)


F/A-18E/FEA-18Gの後継機として次世代航空支配航空機(Next-Generation Air-Dominance plane: NGAD)を開発すべく、海軍航空システム・コマンド(Naval Air Systems Command)は2020年にNGADオフィス(PMA-230)を設立した。このプログラムでは、2050年代までに$70000,000,000近くを費やして数百機の新型戦闘機を購入する(国防総省と海軍の当局者は、2019年のプログラムと支出について議論する際に、差し迫った予算の制約について繰り返し言及してきた。これらの懸念に加えて、海軍は2021年度予算案の中で、スーパー・ホーネット計画を縮小し、2021年度を最後の年とし、メーカーであるボーイング社との複数年契約を終了することを求めた。当時、海軍は5年間の予算計画で$4500,000,000を節約し、その資金をNGADの取り組みに充てると述べていた。海軍はNGADの取り組みにかかるコスト評価を行っていないが、議会予算局 Congressional Budget Officeが発表した2020年1月の報告書によると、2032年から2050年までのF/A-18E/Fの交換に約$67000,000,000、EA-18Gの交換に$22000,000,000を費やすことができると見積もられている。“この見積もりには、将来の電子攻撃機に搭載される可能性のあるジャマー・ポッドを新たに設置したり、既存のジャマー・ポッドをアップグレードしたりするための実質的なコストは含まれていない”と報告書には書かれている。例えば、海軍は現在、EA-18G用に購入を計画している128個の次世代ジャマー・ポッド Next Generation Jammer podsには約$4000,000,000の費用がかかると見積もっている。有人で航続距離と速度を重視し、低観測性(ステルス性)は二の次であるべきだとのこと(必要ないともいえる)。海軍はすでに新型戦闘機をF/A-18E/FF-35の派生機ではなく、まったく新しいデザインにすることを決めている。対艦ミサイルや巡航ミサイルからの空母打撃群の防衛、中国やロシアの大型戦闘機と渡り合えるもの、長い航続距離で敵地奥深くまで侵入できるできる性能を持つことを考えている。F-35の戦闘行動半径が700浬であるのに比べて、海軍は1,000浬以上の半径を持つ新しい戦闘機を作りたいと考えている。かつてのF-14の任務のようなことだ。もっとも今後の予算の都合や情勢の変化によって仕様は変わるだろう。メーカーはロッキード・マーチン社、ボーイング社、ノースロップ・グラマン社の3社から選ぶことになるかも知れない。ちなみにボーイング社は2009年に独自にF/A-XX戦闘機コンセプトを発表、このF/A-XXの修正案をワシントンD.C. で開催されたSea-Air-Space 2013で公開している
“まず戦闘機、次に駆逐艦、そして最後に潜水艦”。海軍作戦部長マイク M. ギルディ大将 Chief of Naval Operations Adm. Mike M. Gildayは2023年1月中旬に、2030年代に海軍が導入する次の3つの主要な取得プログラムの順番について、このように述べた。海軍の次の大型水上艦計画(現在DDG(X)と呼ばれている)は、2030年会計度まで契約締結の準備が整わないかもしれない。海軍の次世代航空優勢プログラム Navy's Next Generation Air Dominance program(NGAD)は、2020年代末に取得を開始し、2030年代にサーヴィスを開始する予定。NGAD開発のいわゆる“パスファインダー”プログラム "pathfinder" programは、MQ-25A空中給油機で、スティングレイが初期運用能力に達したのち、タンカーとしてF/A-18Fを置き換えることになるとのこと。2022年の時点で、次世代駆逐艦計画は2028年度にプラットフォームを購入することになっていたが、次期予算のFuture Years Defense Planを越えて2030年にまで押し進められることになった。この発言を受けてギルディ氏は記者団に対し、NGADがDDG(X)と次世代原子力攻撃型潜水艦(現在のSSN(X))に先駆けて艦隊に入ることを確認した。彼は、開発が同時に行われることを強調した
ノースロップ・グラマンは2023年7月27日、注目されている米空軍の次世代制空権(NGAD)戦闘機プログラムの主契約者としては競争しないと発表したが、さらに先の海軍の第6世代戦闘機プログラム(Navy sixth-generation fighter program: F/A-XX)や空軍の共同戦闘機(Collaborative Combat Aircraft: CCA)プログラムでは競争する用意があることを示唆した


Update 23/12/12