高速戦闘支援艦
アイコン | 意味 |
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- ※MTAはMid-Term Availabilityの略
- 軽荷排水量:18,884t 満載排水量:51,400t〜53,600t 全長:241.70m 幅:32.61m 吃水:11.58m(最大) 主缶:缶4基 主機/軸数:ジェネラル・エレクトリック式ギアード蒸気タービン2基/2軸 出力:100,000馬力 速力:30.0kt 兵装:シー・スパロー短SAM8連装発射機1基、40mm連装機関砲2基、76口径20mmCIWS2基、12.7mm単装機銃4基 搭載機:ヘリコプター2機 乗員:士官22名、下士官兵530名
- ※AOE-1、AOE-2に搭載された主機は、建造中止になったアイオワ級戦艦6番艦ケンタッキー Kentucky(BB-66)用の主機の余剰品の流用
- ※高い乾舷の船型。艦橋を前方に持つタンカー型で、中央部は2枚の縦通壁で内側と左右舷の区画に仕切られる。外舷側の区画に艦艇および航空機用燃料約28,000立法m、内側の区画に弾薬等約3,000t搭載。補給ステーションは左舷に9ヶ所、右舷に6ヶ所で、原則として左舷が対航空母艦用、右舷が対護衛艦である。弾薬、ミサイル類は昇降機で第1甲板に上げられ、仕分けされて所定のステーションに移され高速補給(Fast Automatic Shuttle Transfer: FAST)装置で受給艦に送られる。後部はヘリコプターによる補給(Vertical Replenishment: Vertrep)のための格納庫と発着スペースを設けている
艦名 | NAME | 艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
サクラメント | Sacramento | AOE-1 | ピュージェット・サウンド海軍造船所 | 1964/3/14 | 2004/10/1 | 2004/10/1 | ◎1961/6/30 起工 ◎1963/9/14 進水 ◎1964/5/29 引き渡される ◎1964/8/27 ワシントン州ブレマートンにて修理改装(〜1964/10/9) ◎1968後半 ブレマートンにてオーヴァーホール ◎1971/12/1 ピュージェット・サウンド海軍造船所にてオーヴァーホール 1995/6/5 ペルシャ湾にて原子力汎用航空母艦エイブラハム・リンカーン Abraham Lincoln(CVN-72)と衝突し損傷、のちにドバイにて入渠、修理(修理額約$1,000,000〜2,000,000) ◎退役後、ブレマートンのNAVSEA Inactive Ships On-site Maintenance Officeにて保管 ◎2007/4/13 テキサス州BrownsvilleのESCO Marine, Inc. に売却 ◎のちにESCO Marine, Inc. に引き渡される(1、2) ◎2007/12/4 解体 ◎2008/7/11 解体終了 |
キャムデン | Camden | AOE-2 | ニュー・ヨーク・シップビルディング社 | 1967/4/1 | 2005/9/29 (2005/10/14?) |
2005/9/29 (2005/10/14?) |
◎1964/2/17 起工 ◎1965/5/29 進水 ◎1967/3/11 引き渡される 1968/11/26 ヴェトナムにて攻撃航空母艦ハンコック Hancock(CVA-19)と衝突し損傷 ◎2007/4/13 テキサス州BrownsvilleのESCO Marine, Inc. に売却 ◎2007/8/14 ESCO Marine, Inc. に引き渡される(1、2) ◎のちに解体(1、2) ◎2008/5/13 解体終了 |
シアトル | Seattle | AOE-3 | ピュージェット・サウンド海軍造船所 | 1969/4/5 | 2005/3/15 | 2005/3/15 | ◎1965/10/1 起工 ◎1968/3/1 進水 ◎1969/9/1 引き渡される 1969/2/26 ヴァージニア州ノーフォークにて曳船と衝突し損傷(燃料タンクが漏れる) 1995/3/29 強襲揚陸艦(多目的)ワスプ Wasp(LHD-1)と衝突 ◎除籍後、ペンシルヴェニア州フィラデルフィアにてNaval Inactive Ship Maintenance Facility(NISMF)により保管 ◎2005/9 テキサス州BrownsvilleのESCO Marine, Inc. に売却 ◎2006/2/9 ESCO Marine, Inc. に引き渡される ◎2007/1/26 解体終了 |
デトロイト | Detroit | AOE-4 | ピュージェット・サウンド海軍造船所 | 1970/3/28 | 2005/2/17 | 2005/2/17 | ◎1966/11/29 起工 ◎1969/6/21 進水 ◎1970/7/30 引き渡される 1971/2/23 艦隊給油艦ワッカマー Waccamaw(AO-109)と衝突し損傷 2000/8/27 ヴァージニア沖にて駆逐艦ニコルソン Nicholson(DD-982)と衝突し損傷、のちに修理(修理額$166,000) 2000/9/14 ニュー・ジャージー沖にて曳船と衝突 ◎除籍後、ペンシルヴェニア州フィラデルフィアのNAVSEA Inactive Ships On-site Maintenance Officeにて保管(1、2、3、4、5) ◎2005/9 テキサス州BrownsvilleのESCO Marine, Inc. に売却 ◎2005/10/17 ESCO Marine, Inc. に引き渡される ◎2006/11/3 解体終了 |
― | ― | AOE-5 | ― | ― | ◎未着手のまま建造中止 |
- 満載排水量:48,800t 全長:229.81m 幅:32.61m 吃水:12.19m 主機/軸数:COGAG(ジェネラル・エレクトリック式LM2500ガス・タービン4基)/2軸 出力:105,000馬力 速力:30.0kt 兵装:シー・スパロー短SAM8連装発射機1基、76口径20mmCIWS2基、25mm単装機関砲2基、12.7mm単装機銃4基(T-AOE-6、T-AOE-8は兵装なし) 搭載機:ヘリコプター3機 乗員:士官40名、下士官35名、兵591名(T-AOE-6、T-AOE-8には民間人176名、軍人59名)
- ※補給物件の搭載量はディーゼル・フューエル・マリーン(Diesel Fuel Marine)7,439,796L、JP-5航空燃料9,919,728L、Lube Oil 208.175Lドラム500個、Bottled Gas 800ボトル、弾薬1,800t、糧食400t、清水75,700L
↑Image courtesy of Shipbucket.
艦名 | NAME | 艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
サプライ | Supply | AOE-6 | ナショナル・スチール&シップビルディング社 | 1994/2/26 | 2001/7/13 | ◎1989/2/24 起工 ◎1990/10/6(1990/10/26?) 進水 ◎1994/1/31 引き渡される ◎2001/7/13 軍事海上輸送軍団(MSC)が管理運行(T-AOE-6) ◎2010/8 ヴァージニア州ノーフォークのMarine Hydraulics International, Inc. にて入渠整備(〜2011/1、修理額$13,540,957、高速ギア等主要機器の交換も実施) ◎2014/1 アラバマ州モービルのBAE Systems Southeast Shipyards Alabama, LLCにて定期整備、オーヴァーホール(〜2014/10、修理額$42,499,988) ◎2018/10 マサチューセッツ州ボストンのBoston Ship Repair, LLCにて定期オーヴァーホールと入渠整備(〜2019/1/13、修理額$17,422,472) ◎2020/7 モービルのアラバマ・シップヤードにて96日間の定期オーヴァーホール・入渠整備(〜2020/11、修理額$23,752,381) ◎2022/8 サウス・カロライナ州ノース・チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて120日間の入渠整備・定期オーヴァーホール(〜2023/1/19、修理額$22,670,778) ◎2024/9/9 モービルのアラバマ・シップヤードにて103日間のMTA(〜2024/12/20予定、修理額$9,208,926) |
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レイニア | Rainier | AOE-7 | ナショナル・スチール&シップビルディング社 | 1995/1/21 | 2003/8/29 | ◎1990/5/31 起工 ◎1991/9/28 進水 ◎1994/8/25 引き渡される ◎2003/8/29 軍事海上輸送軍団(MSC)が管理運行(T-AOE-7) ◎2009? グアムのGuam Industrial Services, Inc. にて入渠、定期修理、オーヴァーホール(修理額$7,423,380) ◎2012/7 オレゴン州ポートランドのVigor Marine, LLCにて入渠・オーヴァーホール作業(〜2012/9、修理額$9,563,687、JP-5用ヴァルヴの補修、タンクの再コーティング、ディーゼル発電機の漏れ対策、スクリューや舵の整備、主機のクラッチなどを対象とするオーヴァーホール、配管の更新などの作業を実施) ◎2015/7 カリフォルニア州サン・フランシスコのBAE Systems San Francisco Ship Repairにて定期修理・入渠整備(〜2015/8/27、修理額$13,592,510) |
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アークティック | Arctic | AOE-8 | ナショナル・スチール&シップビルディング社 | 1995/9/11 | 2002/6/14 | ◎1991/12/2 起工 ◎1993/10/30 進水 ◎1995/5/11 引き渡される ◎2002/6/14 軍事海上輸送軍団(MSC)が管理運行(T-AOE-8) 2008? 減速ギアにクラック発見 ◎2009/6末? ヴァージニア州ノーフォークのBAE Systems Norfolk Ship Repairにて補修工事(〜2009/8/1、修理額$8,685,509、タンクなどの清掃・検査、水線下の船体の清掃・再塗装、その他検査作業) ◎2011/12? サウス・カロライナ州ノース・チャールストンのDetyens Shipyard, Inc. にて整備・補修・アップグレード改修(〜2012/9/10、修理額$21,498,523) ◎2014/8 ノース・チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて整備・補修・アップグレード改修(〜2014/10、修理額$11,631,622) ◎2017/6 サウス・カロライナ州チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて定期入渠整備・オーヴァーホール(〜2017/9/28、修理額$12,295,617) ◎2020/3 ノース・チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて75日間の入渠整備・定期オーヴァーホール(〜2020/5/30、修理額$17,086,701) ◎2021/7 チェサピークのEast Coast Repair & Fabricationにて60日間の中間整備(〜2021/10/2、修理額$8,941,404) ◎2022/1 ノース・チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて118日間の定期オーヴァーホール・入渠整備(〜2022/5/15、修理額$21,604,117) ◎2024/1/15 チャールストンのDetyens Shipyards, Inc. にて82日間の中間整備(〜2024/4/5予定、修理額$8,220,997) |
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― | ― | AOE-9 | ― | ― | ◎未着手のまま建造中止 | ||
ブリッジ | Bridge | AOE-10 | ナショナル・スチール&シップビルディング社 | 1998/8/5 | 2004/6/24 | ◎1994/8/2 起工 ◎1996/8/24 進水 ◎1998/3/31 引き渡される ◎ワシントン州シアトルにて就役 ◎2004/6/24 軍事海上輸送軍団(MSC)が管理運行(T-AOE-10、1、2、3) ◎2007/9 Santa RitaのGuam Industrial Services, Inc. にて定期修理作業(修理額$9,760,936、空調機器の交換、下水処理施設を間の前後の設置、喫水線より下の腐食対策、スクリューの検査とポリッシング、推進軸・梯子・キールの検査作業などを実施) ◎2010/9下旬 オレゴン州ポートランドのCascade General, Inc. にてオーヴァーホール(〜2010/12、修理額$7,661,224) ◎2014/9/30 運用終了、海事局に移管 |
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― | ― | AOE-11 | ― | ― | ◎未着手のまま建造中止 | ||
― | ― | AOE-12 | ― | ― | ◎未着手のまま建造中止 | ||
― | ― | AOE-13 | ― | ― | ◎未着手のまま建造中止 |
Update 24/05/27