VOS
観測飛行隊 Observation Squadron

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。MCASは海兵航空基地(Marine Corps Air Station)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略(ABC順)
※第7観測飛行隊(Observation Squadron 7 :VOS-7もしくはVCS-7)は、オーヴァーロード作戦 Operation Overlord中にイギリスを拠点としたアメリカ海軍の砲兵観測飛行隊である。この飛行隊は、ノルマンディ侵攻時に艦砲射撃支援のための空中索敵を行うために特別に編成された。人員と航空機は1944年6月1日に集められ、1944年6月6日に飛行を開始した。連合軍がシェルブール Cherbourgの町を占領したため、1944年6月26日に海軍の砲撃任務が終了し、飛行隊は閉隊した。アメリカ軍航空史上、最も短命な飛行隊の一つと考えられている
航空機の割り当て 初受領日
FS-1
主な出来事
カタパルトで発射されたOS2USOCは、砲兵観測のために伝統的に戦艦や巡洋艦に搭載されていたが、シシリー Sicily島への水陸両用侵攻の際に枢軸軍の戦闘機から生き残ることができなかった。戦闘機はイギリスの基地から侵攻海岸に到達することができ、航空機の発進と回収に必要な時間を省くことで砲撃支援戦艦の稼働率を高めることができる。
戦艦アーカンソー Arkansas(BB-33)テキサス Texas(BB-35)ネヴァダ Nevada(BB-36)重巡洋艦オーガスタ Augusta(CA-31)タスカルーサ Tuscaloosa(CA-37)クインシー Quincy(CA-71)のVOS飛行隊分遣隊から17名の飛行士が配属された。クインシーの上級飛行士が指揮するこれらの海軍飛行士は、アメリカ陸軍航空軍第67偵察群 67th Reconnaissance Groupからスーパーマリン・スピットファイアMk. Vの操縦訓練を受けた。VOS-7はスピットファイアを飛ばす唯一のアメリカ海軍飛行隊であると考えられている
VOS-7はイギリス海軍のE. C. ソーントン提督 Royal Navy Commodore E. C. Thorntonが指揮するノルマンディ侵攻のための航空索敵プール air spotting pool(イギリス空軍第2戦術航空部隊の第34偵察飛行隊 34th Reconnaissance Wing of the RAF Second Tactical Air Force)の一員であった。降下タンクを使用することで、戦闘地域への移動時間約30分、駐留時間約45分、基地への帰還時間約30分の2時間のミッションが可能となった。索敵任務は2人1組で行われた。スポッターが先頭機を操縦し、ウィングマンが敵戦闘機を監視した。好適な高度は6,000フィート(1,800m)であったが、曇り空はしばしば1,500フィート(460m)以上の視界を制限した
VOS-7は6月6日から191回(または209回)の戦闘出撃を行った。そのうち94回は最初の3日間で飛行した。タスカルーサ出身の上級飛行士は6月6日にスピットファイアが対空砲火を受け戦死した。対空砲火は8機のVOS-7スピットファイアの戦闘破壊のほとんどを引き起こしたが、彼らのパイロットは非戦闘事故で破壊された9機目のスピットファイアのパイロットと同様に生き残った。4名のVOS-7パイロットはメッサーシュミットBf109とフォッケウルフFw190戦闘機との遭遇から生還した。VOS-7のパイロットは9つの殊勲十字章 Distinguished Flying Crossesと11の航空勲章 Air Medalを授与された

↑US Naval aviators flew these early Spitfire Mk. V fighters to spot naval gunfire during the Normandy invasion. Image courtesy of en.wikipedia.org.


Update 24/07/15