戦闘機、戦闘攻撃機

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※FYは会計年度 Fiscal Yearの略。kNは1kN=102.0kgf=102.0kg
グラマン社(現ノースロップ・グラマン社)製 初飛行:1937年9月2日(XF4F-2) F4F-4データ=全幅:11.58m 全長:8.76m 全高:2.81m 翼面積:24.15m² 空虚運用重量:2,612kg 最大離陸重量:3,607kg パワープラント:定格出力1,200hpのプラット&ホイットニー製R-1830-36ツイン・ワスプ星型ピストン・エンジン1基 水平飛行最大速度(5,913m):512km/h 初期上昇率:594m/min 実用上昇限度:12,010m 航続距離:1,239km 兵装:機関銃:12.7mm機銃6挺 無誘導弾薬:91kgの投棄可能兵装を主翼下に携行(通常は100lb(45.3kg)爆弾2発) 乗員:1名
※社内呼称モデル18(G-18)
↑F4F-3
↑F4F-3S
↑F4F-4
↑FM-2
↑イギリス海軍所属マートレットMk. IV[FM-2]
↑Grumman F4F-4 "Wildcat" fighter, assigned to the Red Rippers of Fighting Squadron 41 (VF-41). In flight, circa early 1942. Official U.S. Navy Photograph, now in the collections of the National Archives.

↑Image courtesy of Shipbucket.
FY Block No. Bu.No.
()内は製造番号
機数、備考1 備考2
Bu.No. 直後の()内の
番号は製造番号
XF4F-2 0383
(c/n 356)
◎1機 社内呼称モデル18(モデルG-18)。1937年11月8日にNACAに移管(~1937年12月23日)。XF4F-3(社内呼称モデル36(モデルG-36))に改造。1939年8月10日にNACAに移管 ◎1940年12月16日に減耗
F4F-3 1844~1896 ◎53機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。1849、1852、1856、1867、1870~1872、1875、1880、1894はF4F-3Pとして完成。1845は1940年11月8日にNACAに移管(~1941年3月17日)。1846、1847はXF4F-5に改造 ◎1844は1941年3月5日にメリーランド州Norbeckにて墜落
1848は1942年3月23日に航空母艦ホーネット Hornet(CV-8)への着艦中、墜落炎上
1850は1942年11月に海にて墜落(VMO-251所属機)
1851は1943年4月にジャクソンヴィル海軍航空基地にて消失
1852は1942年1月に海にて喪失(VMO-251所属機)
1853は1941年12月に海にて喪失(VF-41所属機)
◎1858は1942年7月18日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第892飛行隊に貸与。1942年9月12日にイギリス海軍より返還
1859は1942年6月に海にて喪失(VMF-111所属機)
1860は1942年1月12日に喪失(VF-42所属機)
◎1862は1941年5月28日に減耗
1863は1942年7月に海にて喪失(VMF-111所属機)
1864は1943年1月に海にて喪失(VMF-213所属機)
◎1869は1942年6月29日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第890飛行隊に貸与。1942年8月21日にイギリス海軍より返還(1942年8月16日にノーフォークにて脚を出さずに着陸、出火ともいわれる)
1870は1943年5月に墜落(VMO-251所属機)
1873は1942年9月に海にて喪失(VMO-251所属機)
1875は1942年8月に海にて墜落(VMF-111所属機)
1877は1942年3月に海にて喪失(VF-8所属機)
1881は1942年12月に海にて喪失(VMF-111所属機)
1883は1942年5月4日~8日に珊瑚海海戦にて喪失(VF-42所属機)
1886は1942年1月14日に喪失(VF-42所属機)
1891は1942年8月に墜落(VMF-111所属機)
◎1892は1942年6月29日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第890飛行隊に貸与。1942年8月26日にイギリス海軍より返還
1893は1942年11月に海にて墜落(VMF-111所属機)
1895は1943年1月に墜落(VMF-111所属機)
XF4F-4 1897 ◎1機 社内呼称モデル36(モデルG-36) 1943年1月にジャクソンヴィル海軍航空基地にて墜落
F4F-3 2512~2538 ◎27機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。2512、2517、2520、2524、2526、2530、2537はF4F-3Pとして完成。2538は1941年4月15日にNACAに移管(~1941年8月22日) ◎2519は1941年6月11日に減耗
◎2521は1941年3月24日に減耗
◎2523は1942年7月18日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第892飛行隊に貸与。1942年9月12日にイギリス海軍より返還
2527は1942年5月4日~8日に珊瑚海海戦にて喪失(VF-42所属機)
2528は1942年5月4日~8日に珊瑚海海戦にて喪失(VF-42所属機)
2529は1942年1月8日に喪失(VF-42所属機)
2531は1942年5月4日~8日に珊瑚海海戦にて喪失(VF-42所属機)。1942年5月8日に航空母艦ホーネット(CV-8)から発艦後、日本海軍の零式艦上戦闘機を撃墜、後に燃料が少なくなり航空母艦レキシントン Lexington(CV-2)に着艦するも搭載されたまま沈没
◎2535は1941年2月26日に減耗
◎2536は1942年7月3日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第890飛行隊に貸与。1942年8月25日にイギリス海軍より返還
F4F-3 3856~3874 ◎19機 社内呼称モデル36(モデルG-36) ◎3856は1942年6月29日にヴァージニア州ノーフォークにてイギリス海軍第890飛行隊に貸与。1942年9月15日にイギリス海軍より返還
F4F-3A 3875~3969
(c/n 757~851)
◎95機 社内呼称モデル36(モデルG-36) 3907は1941年12月31日に航空母艦エンタープライズ Enterprise(CV-6)から発艦後、海上にて喪失(VF-6所属機)
◎3919は1941年6月14日に減耗
◎3921は1941年7月8日に減耗(VF-6所属機)
3932は1942年2月21日に航空母艦エンタープライズ(CV-6)から発艦後、海上にて喪失(VF-6所属機)
◎3934は1941年8月16日に減耗(VF-6所属機)
3935は1941年12月7日の夜に戦闘空中哨戒飛行後にフォード島への着陸中、味方の誤った砲撃により撃墜(VF-6所属機)。機体はパール・シティの住宅に墜落。パイロットは死亡
3937は1942年2月1日の夜にマーシャル諸島及びギルバート諸島侵攻中、夜間出撃にて墜落(VF-6所属機)
3938は1941年12月7日の夜に戦闘空中哨戒飛行後にフォード島への着陸中、味方の誤った砲撃により撃墜(VF-6所属機)。機体は爆発し海に墜落。パイロットは脱出し掃海艇に救出されるも翌日死亡
◎3953は1941年8月30日に減耗(VMF-11所属機)
3964は1942年5月8日に航空母艦レキシントン(CV-2)に搭載されたまま沈没(VF-2所属機)
3969は1943年11月にミシガン湖にて水没。後に揚げられサン・ディエゴ航空宇宙博物館にてレストア。後にペンサコラの国立海軍航空機博物館にて展示。1997年にサン・ディエゴ航空宇宙博物館にて展示
F4F-3 3970~4057 ◎88機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。4038はF4F-3Sとして完成。3990は1942年2月23日にNACAに移管(~1942年5月28日) 3976は1942年5月8日に航空母艦レキシントン(CV-2)に搭載されたまま沈没(VF-2所属機、code F-1)
3980は1941年12月11日に2機の日本海軍の九六式艦上戦闘機を撃墜(VMF-211所属機)。1941年12月14日にウェーク島沖にて喪失
3986は1942年5月8日に航空母艦レキシントン(CV-2)に搭載されたまま沈没(VF-3所属機、code F-13(珊瑚海海戦ではcode F-5だった。以前はcode F-13だった))。2018年3月4日に海底にて発見
3987は1942年5月8日に航空母艦レキシントン(CV-2)に搭載されたまま沈没(VF-2所属機)
◎4031はエドワード・ヘンリー・オヘア大尉 Lt. Edward Henry O'Hareの機体で、1942年2月20日にラバウル沖にて6機の日本軍攻撃機を撃墜し名誉勲章 Medal of Honorを受章(VFM-214所属機)。珊瑚海海戦にてVF-2所属機。1944年7月29日に除籍
F4F-4 4058~4098 ◎41機 社内呼称モデル36(モデルG-36)
F4F-4 5030~5262 ◎233機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。5262は社内呼称モデル53(G-53)に改造 5171(画像解説:1942年5月29日、オアフ島カネオヘ海軍航空基地 NAS Kaneoheにて、第3戦闘飛行隊(VF-3)のグラマンF4F-4ワイルドキャット戦闘機(Bu.No. 5171)。1942年6月4日、ミッドウェー海戦で、この飛行機はVF-3の隊長ジョン S. サッチ少佐 Lieutenant Commander John S. Thachが、航空母艦ヨークタウン Yorktown(CV-5)を守る午後の戦闘航空哨戒中に飛行し、サッチは恐らく攻撃してきた日本海軍九七式艦上攻撃機のリーダー、友永丈市大尉を撃墜した。米海軍公式写真 Official U.S. Navy Photograph、現在国立公文書館 National Archives所蔵)。1942年11月5日にニュー・カレドニアにて喪失(VF-10所属機)
F4F-7 5263~5283 ◎21機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。エアフレームはF4F-4だがF4F-7(社内呼称モデル52(G-52))として完成
XF4F-6 7031 ◎1機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。F4F-3Aのプロトタイプ
F4F-4 01991~02152 ◎162機 社内呼称モデル36(モデルG-36)
F4F-4 03385~03544 ◎1機 社内呼称モデル36(モデルG-36)。03386はF4F-3Pに改造
F4F-4 11655~12227 ◎573機 社内呼称モデル36(モデルG-36) 11673は1942年12月13日にニュー・カレドニアから離陸後、墜落(VGS-11所属機)。乗員は脱出し魚雷艇PT-123に救出される
◎11676(c/n 3371)
11906は1942年11月12日に着艦中、テイルフックが下りず墜落(VGF-26所属機)。乗員は脱出し駆逐艦コリー Corry(DD-463)に救出される
11969は1942年12月28日にバミューダ南方海域にて燃料が無くなり水没(VGF-29所属機)。乗員は脱出し駆逐艦エバール Eberle(DD-430)に救出される
XF4F-8 12228、12229 ◎2機 社内呼称モデル36(モデルG-36)
F4F-3 12230~12329 ◎100機 社内呼称モデル36(モデルG-36)
FM-1 14992~15951 ◎960機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。14992~15951の内、222機(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV415~JV636)はイギリス海軍に貸与されマートレット Martletsと呼ばれる ◎15392(c/n 401)
FM-2 15952~16791 ◎840機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。15952~16791の内、50機(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV637~JV686)はイギリス海軍に貸与 ◎16161(c/n 1360)
◎16278(c/n 1477)
FM-1 46738~46837 ◎100機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製
FM-2 46838~47437 ◎600機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。47043~47067(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV687~JV711)、47368~47392(JV712~JV736)はイギリス海軍に貸与。46867は民間登録No. N909WJ、47030は民間登録No. N315Eを割り当てられる 47301は1945年1月20日に西中央太平洋のウルシー環礁沖にて護衛航空母艦サージャント・ベイ Sargent Bay(CVE-83)に着艦中、バリア・クラッシュ(VC-79所属機、code D-4)
47306は1945年4月2日に護衛航空母艦マーカス・アイランド Marcus Island(CVE-77)から発艦後、沖縄海域にて対空火器により撃墜(VC-87所属機)。パイロットは駆逐艦カルホーン Colhoun(DD-801)に救出される
画像解説:1944年8月7日、米海軍の護衛航空母艦ファンショー・ベイ Fanshaw Bay(CVE-70)に搭載されたVC-66のFM-2(Bu.No. 47395)のバリア・クラッシュ。パイロットはM. W. バレット中尉 LT(JG) M. W. Barrett。戦時日誌 War Diaryより:「1944年8月7日[...] 1405時、FM-2 Bu.No. 47395が着陸時にバリアに墜落、機体は中程度の損傷、人員に負傷者なし」 国立公文書記録管理局写真番号 National Archives and Records Administrationの写真番号80-G-364222、国立公文書館識別子(National Archives Identifier: NAID)175539970で分類されている。画像解説:1944年9月19日、米海軍の護衛航空母艦ファンショー・ベイ(CVE-70)に搭載されたVC-66のFM-2(Bu.No. 47395)のバリア・クラッシュ。パイロットはチャールズ・テイラー・エドワーズ中尉 Lt.(jg) Charles Taylor Edwards。戦時日誌より:「1552時、着艦時にバリアを突き破り、FM-2(Bu.No. 47395)を横転させ、深刻な損傷を与えた」 国立公文書記録管理局写真番号 National Archives and Records Administrationの写真番号80-G-364224、国立公文書館識別子(National Archives Identifier: NAID)175539972で分類されている
FM-2 55050~55649 ◎600機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。55305~55324(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV737~JV756)はイギリス海軍に貸与 55600は1944年10月19日にレイテ湾の護衛航空母艦サギノー・ベイ Saginaw Bay(CVE-82)にて喪失(VC-78所属機)
FM-2 56684~57083 ◎400機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。56759~56778(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV757~JV776)はイギリス海軍に貸与 56819は1944年10月26日にレイテ湾の護衛航空母艦サギノー・ベイ(CVE-82)にて喪失(VC-78所属機)
FM-2 73499~75158 ◎1,660機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。73700は1945年3月31日にNACAに移管(~1946年2月25日)。74507は1945年1月17日にNACAに移管(~1945年4月18日)。73499~73513(イギリス海軍のシリアル・ナンバーJV782~JV796)、73814~73833(JV797~JV816)、74134~14153(JV817~JV836 )、74254~74273(JV837~JV856 )、74374~74393(JV857~JV876 )、74594~74618(JV877~JV901)、74719~74741(JV902~JV924)、74742~74743(JW785~JW786)、74844~74868(JW787~JW811)、74994~75018(JW812~JW836)はイギリス海軍に貸与。74560は民間登録No. N90523を割り当てられる ◎74120(c/n 4312)
◎74560(c/n 4752)
75028は1945年7月6日に先島諸島にて喪失(VC-83所属機)
FM-2 86297~87719 ◎1,423機 ジェネラル・モータース社イースタン・エアクラフト部門製。86564は民間登録No. N4629V、86572は民間登録No. N86572、86581は民間登録No. NL1PP、86680は民間登録No. N11FE、86741は民間登録No. N222FM、86746は民間登録No. N6290C、86754は民間登録No. N85918、86777は民間登録No. NL5HP、86819は民間登録No. N5833を割り当てられる。86974~87719はキャンセル ◎86564(c/n 5618)は1983年6月にカリフォルニア州ChinoのYankee Air Corpsへ。2002年11月現在、カリフォルニア州ChinoのYanks Air Museumにて見られる
◎86572(c/n 5626)
◎86581(c/n 5635)
◎86680(c/n 5734)
◎86690(c/n 5744)は1977年現在、オレゴン州HubbardのLenhardt Airparkにて見られる。1979年にペンサコラの国立海軍航空機博物館にて民間登録No. N68760を割り当てられる。のちに民間登録No. N20HAを割り当てられる。のちに民間登録No. N70637を割り当てられる。1995年10月3日に民間登録No. N49JC(c/n 51-235)を割り当てられる。2012年3月22日にイギリスへの輸出のため、キャンセル。2013年5月23日にイギリスのShuttleworth TrustにてG-CHPNを割り当てられる。2016月4月日にイギリスのダックスフォードのAircraft Restoration Companyに到着。2016年5月11日にG-KINLを割り当てられる(Leighton Buzzardにて個人所有)。2020年3月現在、レストアされ、code 2-Fとニックネームは“ハナ Hannah”
◎86711(c/n 5765)は民間登録No. N4845Vを割り当てられる。1993年4月5日にイギリスのダックスフォードのThe Fighter Collectionに到着。2020年3月にダックスフォードで耐空性が確認され、第846飛行隊カラーに塗装されイギリス海軍のシリアル・ナンバーJV579とcode Fが付けられている。現在はイギリスのダックスフォードにあるFighter CollectionにG-RUMW(GRUMMAN Wildcat)としてロイヤル・ネイヴィー・カラーで塗装されているが シリアル・ナンバーはなし
◎86747(c/n 5805)
◎87650(c/n 5808)
◎87773(c/n 5831)
◎86774(c/n 5832)
◎86819(c/n 5877)
◎86956(c/n 6014)


Update 24/11/09