AR
工作艦

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※1920年7月17日、艦種記号ARが各艦に与えられる
軽荷排水量:10,000t(10,620tともいわれる) 満載排水量:13,000t 全長:147.24m 幅:21.33m 吃水:5.51m(6.27mともいわれる) 主缶:Bureau modified ソーニクロフト缶2基 主機/軸数:パーソンズ式ギアード蒸気タービン/1軸 出力:7,000馬力 速力:16.0kt 兵装:38口径127mm単装砲4基、50口径76mm単装対空砲2基、6ポンド砲2基 乗員:466名(512名ともいわれる)
※船体部分は駆逐艦母艦ドビン級と同一
※容量8tのデリック2基搭載し充実した医療設備を持っていた
↑USS Medusa (AR-1) at anchor, date and location unknown. US Navy photo. Image courtesy of NavSource.
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
メデューサ Medusa AR-1 海軍工廠ピュージェット・サウンド 1924/9/18 1947/11/18 ◎1920/1/2 起工
◎1923/4/16 進水
1944/5 Buna Shoalにて座礁
◎1944/6 シドニーにて修理
◎退役後、海事委員会に移管
◎1950/8/24 解体のため、Zeidell Shipwrecking Co. に売却
◎Pacific Fleet. Pearl Harbor.


※データは駆逐艦母艦ブリッジポートの項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ブリッジポート Bridgeport AR-2 ブレーマー・フルカン 1917/8/25 1924/11/3 ◎第一次大戦時、戦利船としてドイツから1901年建造の汽船Breslauを収集家が取得
◎のちにUnited States Shipping Boardが取得
◎海軍に移管、工作艦に改装
◎1917/6/9 改装後、艦種を工作艦第2号に改め、ブリッジポートと改名
駆逐艦母艦として就役


※データは給炭艦ヴェスタル級の項を参照
※AR-3は兵装:38口径127mm単装砲2基、50口径76mm単装砲4基、40mm機関砲4基 乗員:737名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
プロメテウス
12
Prometheus AR-3 メア・アイランド海軍工廠 1910/1/15 1946/7/1 1946/7/31 ◎1913/4/7 退役、工作艦第2号 Repair Ship No. 2に改装
◎1914/12/23 再役、プロメテウスと改名
◎1946/7/1 太平洋予備艦隊に編入
◎1946/7/31 海事委員会に移管され保管
◎1950/8/29 解体のため、ポートランドのZiedell Shipwrecking Co. に売却
ヴェスタル
12
Vestal AR-4 ニュー・ヨーク海軍工廠 1909/10/4 1946/8/14 1946/9/25 ◎1913/9/3 フィラデルフィア海軍工廠で工作艦第4号 Repair Ship No. 4に改装
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1941/12/7 真珠湾-ミッドウェーでの行動
◎1944/7/2 メア・アイランド海軍工廠にてオーヴァーホール(〜1944/9/2、123
◎1945/4/23 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30)
◎1945/9/12 極東にて占領作戦の任務(〜1945/12/2)
◎1945/12/3 中国方面での行動(〜1946/4/21)
◎退役後、太平洋予備艦隊に編入
◎1950/7/19 解体のため、ボルティモアのボストン・メタルズ社に売却(売却額$76,266.00)
◎1950/7/28 ボルティモアのボストン・メタルズ社に引き渡される
◎1951/1/15 解体終了
◎Mexican Intervention, 1914. Queenstown, 1917-1918. Pearl Harbor (1, 2, 3), Okinawa.


軽荷排水量:9,140t 満載排水量:16,200t(17,000tともいわれる) 全長:161.54m 幅:22.35m 吃水:7.11m(最大7.92mともいわれる) 主缶:バブコック&ウィルコックス缶4基 主機/軸数:ロサンゼルス・シップビディング&ドライドック式ギアード蒸気タービン2基/2軸 出力:11,000馬力(11,535馬力ともいわれる) 速力:19.2kt 兵装:38口径127mm単装両用砲4基、40mm連装対空機関砲4基 乗員:1,058名(士官53名、下士官兵1,244名ともいわれる、AR-8は士官、下士官兵合わせて1,158名)
※20tクレーンを搭載
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ヴァルカン Vulcan AR-5 ニュー・ヨーク・シップビルディング社 1941/6/14 1991/9/30 1992/7/28 ◎1991/9/30 予備役に編入
エイジャックス Ajax AR-6 ロサンゼルス・シップビディング&ドライドック社 1943/10/3 1986/12/31 1989/5/16 ◎1960夏 佐世保にて入渠(1234
◎1986/12/31 予備役に編入
◎1997/5/23 解体のため、BrownsvilleのISLに売却(売却額$127,067.00)
◎1997/12/15 解体終了
ヘクター Hector AR-7 ロサンゼルス・シップビディング&ドライドック社 1944/2/7 1994/7/1 ◎退役後、予備役に編入
ジェイソン Jason AR-8 ロサンゼルス・シップビディング&ドライドック社 1944/6/19 1995/6/24 1995/6/24 ◎1957/9/9 艦種を工作艦(AR-8)に改める
◎1966/3/4 ブレマートン海軍造船所にてオーヴァーホール(〜1966/6上旬)
◎1968/7/25 ヴェトナム戦争中、戦域に割り当てられる(Vietnamese Counteroffensive-Phase V Campaign、〜1968/8/16)
◎1969/12/27 ヴェトナム戦争中、戦域に割り当てられる(Vietnam Winter-Summer 1970 Campaign、〜1970/1/21)
◎1971/3/23 ヴェトナム戦争中、戦域に割り当てられる(Vietnamese Counteroffensive-Phase VII Campaign、〜1971/4/13)
1986/2/10 真珠湾南西海域にて艦隊給油艦ウィラメット Willamette(AO-180)と衝突(1234
◎除籍後、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入(12
◎2006/11/9 解体のため、BrownsvilleのMarine Metal, Inc. に売却
◎2007/1/8 BrownsvilleのMarine Metal, Inc. に引き渡される(123
◎Iran/Indian Ocean Dec 1980-Feb 1981, Libya Oct-Dec 1987, Aug 1989, Gulf War Jan-Apr 1991.


軽荷排水量:8,975t(AR-13、AR-22は7,826t、AR-14は6,266t) 満載排水量:14,000t 全長:149.50m(AR-13以降は149.96m) 幅:21.18m(AR-13以降は21.21m) 吃水:7.16m(AR-13以降は8.41m) 主缶:バブコック&ウィルコックスheader-type缶2基 主機/軸数:ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック式ギアード蒸気タービン1基/1軸 出力:8,500馬力 速力:18.0kt(AR-13以降は16.5kt) 兵装:38口径127mm単装両用砲1基、50口径76mm単装両用砲1基、28mm4連装機関砲2基(後に38口径127mm単装両用砲1基、50口径76mm単装両用砲1基、40mm連装対空機関砲2基、20mm連装対空機関砲10基、AR-13以降は38口径127mm単装砲2基、50口径76mm砲4基) 乗員:900名(903名とも士官40名、下士官兵884名ともいわれる、AR-13以降は士官、下士官兵合わせて921名)
C3型(改良)貨物船を改装
※30tクレーンを搭載
※仕様の差異から、AR-13以降をアンフィオン級ともいわれる
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
デルタ Delta AR-9 ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 1941/6/16 1970/6/20 1977/10/1 ◎1942/7/1 フィラデルフィアのクランプ・シップヤードで工作艦に改装(〜1943/3/3)、艦種を工作艦(AR-9)に改める
◎第二次大戦中、ヨーロッパアフリカ中東戦域に割り当てられる
◎1943/3/19 チュニジアにて作戦の任務(〜1943/6/22)
◎1943/6/23 チュニジアにて作戦の任務(〜1943/7/9)
◎1944/8/5 南フランスへの侵攻(〜1944/9/25)
◎1947/3/5 フィラデルフィアにて退役、大西洋予備艦隊に編入
◎1950/11/1 再役
◎1952/9/10 朝鮮戦争中、戦域に割り当てられる(Korean Defense Summer-Fall 1952、〜1952/10/15)
◎1955/12/1 タコマにて退役、太平洋予備艦隊に編入
◎1959/11/1 ブレマートン海軍造船所にて再役
◎1969/6/26 ヴェトナム戦争中、戦域に割り当てられる(Vietnam Summer-Fall 1969、〜1969/7/27)
◎除籍後、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1983/7/19 解体のため、Sabine Towing & Transportation Co. & Schnitzer Steel Products Co. に売却
◎1983/11/1 台湾のChi Shuu Hua Steel Co., LTD. へ曳航、のちに解体
◎Tokyo Bay.
ブリアレウス Briareus AR-12 ニューポート・ニューズ・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/11/15 1955/9/9 1977/1/1 ◎1943/2/16 海軍に移管、ブルックリンのベスレヘム・スチール社で工作艦に改装、艦種を工作艦(AR-12)に改め、ブリアレウスと改名
◎1946/10/15 予備役に編入
◎1951/9/22 再役
◎1955/9/9 予備役に編入
◎1980/11/19 売却
アンフィオン Amphion AR-13 タンパ・シップビルディング社 1946/1/30 ◎のちに海軍に移管
◎1977/3/1 イランに売却
カドマス Cadmus AR-14 タンパ・シップビルディング社 1946/4/23 1971/9/14 1974/1/15 ◎のちに海軍に移管
◎1971/9/14 予備役に編入
◎1974/4/22 台湾に売却されYu Tai(A 521)と改名(12345
◎1995 解体
デュカリオン
12
Deucalion AR-15 シアトルタコマ・シップビルディング社 ◎1945/8/11 未着手のまま建造中止
マーズ Mars AR-16 シアトルタコマ・シップビルディング社 ◎1945/8/12 未着手のまま建造中止
クロンダイク Klondike AR-22 ロサンゼルス・シップビルディング&ドライ・ドック社 1945/7/30 1970/12/15 1974/9/15 ◎1960/2/20 艦種を工作艦(AR-22)に改める
◎1969/3/31 ヴェトナム戦争中、戦域に割り当てられる(Tet 69/Counteroffensive、〜1969/4/24)
◎除籍後、海事局に移管
◎1975/5/8 解体のため、American Ship Dismantlers, Inc. に売却
◎のちにポートランドにて解体
グランド・キャニオン Grand Canyon AR-28 トッド・パシフィック造船所 1946/4/6 1978/9/1 ◎のちに艦種を工作艦(AR-28)に改める
◎除籍後、海事局に移管
◎1980/5/29 売却


排水量:12,250t 全長:135.63m 幅:18.28m 吃水:7.86m 速力:16.5kt 兵装:50口径76mm砲4基、40mm機関砲2基、20mm機関砲8基 乗員:734名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アルコア Alcor AR-10 フェデラル・シップビルディング&ドライ・ドック社 1941/9/4 1946/8/5 1946/8/28 ◎1941/12/22 艦種を工作艦(AR-10)に改める
◎1944/11/6 艦種を駆逐艦母艦(AD-34)に改める


※データは駆逐艦母艦リゲルの項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
リゲル Rigel AR-11 スキナー&エディー社 1922/2/24 1946/7/11 ◎1941/4/10 艦種を工作艦(AR-11)に改め、ブレマートンにてオーヴァーホール
◎1941/7中旬 真珠湾にて修理、改装
1941/12/7 真珠湾にて日本海軍機の攻撃により損傷
◎1941/12 損傷修理、改装(〜1942/4/7)
◎1945晩秋 マニラにて入渠
◎1946/7/12 海事委員会に移管
Pearl Harbor, Saidor, Western New Guinea.


軽荷排水量:5,801t 満載排水量:10,920t(AR-21は14,250t) 全長:134.59m 幅:17.10m 吃水:6.70m 主機/軸数:レシプロ蒸気機関1基/1軸 出力:2,500馬力 速力:12.5kt 兵装:38口径127mm単装両用砲1基、50口径76mm単装砲3基、40mm機関砲4基、20mm機関砲12基 乗員:525名
EC2-S-C1型“リバティ・シップ”を改装
↑USS Laertes (AR-20). Photographed 1 April 1945 from a Naval Air Station, Norfolk, Virginia, aircraft flying at a 300-foot altitude. Official U.S. Navy Photograph, from the collections of the Naval Historical Center.
※緑枠はイギリスに貸与され戦後返還された艦
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ディリジェンス Diligence AR-18 ベスレヘムフェアフィールド・シップヤード社 ◎1944/8/16 海軍が取得し、艦種を工作艦(AR-18)に改める
◎1944 イギリスに貸与されディリジェンス(F.174)と改名
◎1946/1/29 イギリスより返還
◎除籍後、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1973(1974?) Kaohsiung(Karachi?)にて解体
ザンサス Xanthus AR-19 ベスレヘム・スチール社フェアフィールド造船所 1945/5/9 1946春(1947?) 1962/9/1 ◎1944/8/16 海軍が取得
◎1944/12/6 艦種を工作艦(AR-19)に改め、ザンサスと改名
◎退役後、海事委員会に移管、James Riverにて係船
◎1974 クリーヴランドにて解体
ラエルテス
12
Laertes AR-20 ベスレヘム・スチール社フェアフィールド造船所 1945/3/24 1954/2/26 ◎1944/9/28 海軍が取得し、ボルティモアのメリーランド・ドライ・ドック社で工作艦に改装、艦種を工作艦(AR-20)に改め、ラエルテスと改名
◎1947/1/15 退役、サン・ディエゴにて太平洋予備艦隊に編入
◎1951/12/19 再役
◎退役後、サン・ディエゴにて太平洋予備艦隊に編入
◎1961/8 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1972 タコマにて解体(12
ディオニサス Dionysus AR-21 ベスレヘム・スチール社フェアフィールド造船所 1945/4/28 1955/7/1 ◎1944/10/25 海軍が取得し、艦種を工作艦(AR-21)に改め、ディオニサスと改名
◎1947/1/31 退役、サン・ペドロにて太平洋予備艦隊に編入
◎1952/2/13 再役
◎退役後、オレンジにて大西洋予備艦隊に編入
1978 主機はニューポート・ニューズのMariners Museumに寄贈、船体は解体


※データは駆逐艦母艦ハムル級の項を参照
C3型貨物船を改装
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
マーカブ
123
Markab AR-23 インガルス・シップビルディング社 1941/6/15 1976/9/1 ◎1960/4/15 艦種を工作艦(AR-23)に改める
◎1960/7/1 再役
◎除籍後、海事局に移管
◎1977/4/12 売却


Update 24/07/07