日付 |
主な出来事 |
1969/3/4 |
飛行隊は南ヴェトナムで敵の標的を攻撃し、最初の戦闘任務を行った |
1969/4 |
1969年4月 北朝鮮による海軍機EC-121撃墜事件を受け、VA-87を搭載した攻撃航空母艦タイコンデロガ Ticonderoga(CVA-14)は日本海への派遣を命じられる |
1973/10〜11 |
攻撃航空母艦フランクリン D. ルーズヴェルト Franklin D. Roosevelt(CVA-42)に搭載されたVA-87は、アラブイスラエル戦争に対応するため、クレタ島近海で活動した |
1976/6〜7 |
6月13日、駐レバノン・アメリカ大使が暗殺され、VA-87を搭載した汎用航空母艦アメリカ America(CV-66)がレバノン近海で活動。飛行中隊の航空機は、同国からの非戦闘員の避難を支援する任務に就いた |
1981/5 |
1981年5月 VA-87を搭載した汎用航空母艦インディペンデンス Independence(CV-62)は、スエズ運河を通過したのち、イスラエルがレバノンにあるシリアの地対空ミサイル・サイトを空襲したため、イスラエルとシリアの危機のため、地中海東部に駐留した |
1983/10/25〜11/1 |
継続する政治的抗争とグレナダ島国からの米国人の保護と避難の必要性に対応するため、VA-87機は、米国海兵隊と陸軍レンジャーが同島に上陸する“アージェント・フューリー作戦 Operation Urgent Fury”で戦闘近接航空支援任務を飛行した |
1983/12/4 |
レバノンのシリア陣地からの米軍偵察機に対する敵対的攻撃に対抗して、VA-87機は多国籍平和維持軍を見下ろすシリアのレーダー、通信、砲兵陣地に対する連携攻撃に参加。全ての飛行隊航空機は任務を完了し、空母に帰還した |
1986/10 |
1986年10月24日、同飛行隊はF/A-18Aホーネットに移行し、第87戦闘攻撃飛行隊(Strike Fighter Squadron EIGHTY SEVEN: VFA-87)と改称された |
1990/12 |
1990年12月28日、イラクのクウェート侵攻を受け、同飛行隊は“砂漠の嵐作戦”に投入され、43日間の激戦で629回の出撃を行った |
1993/3 |
新型のF/A-18Cを装備した同飛行隊は、1993年3月から9月までアドリア海と紅海に展開し、国連軍の“ディナイ・フライント作戦 Operation
Deny Flight”、“プロヴァイド・コンフォート作戦 Operation Provide Comfort”、“サザン・ウォッチ作戦 Operation
Southern Watch”を支援するため、何百回ものミッションを飛行した。原子力汎用航空母艦セオドア・ルーズヴェルト Theodore Roosevelt(CVN-71)に最後に乗艦したVFA-87は、1995年3月、“サザン・ウォッチ作戦”に参加するため、南西アジアに1カ月間戻った |
1995/8 |
急遽アドリア海に移動したのち、飛行隊は4ヶ月間、ますます袂を分かつ旧ユーゴスラヴィア上空で戦闘出撃を行った。1995年8月30日、同飛行隊はボスニア・セルビアの標的を最初に攻撃し、“デリバレート・フォース作戦
Operation Deliberate Force”が開始された |
1997 |
VFA-87はふたたびアドリア海に向かい、“デリバレート・ガード作戦 Operation Deliberate Guard”を支援するためにボスニアヘルツェゴヴィナ上空を飛行し、“サザン・ウォッチ作戦”でふたたび飛行したのち、1997年10月、飛行隊の歴史上最後にセシル・フィールド海軍航空基地
NAS Cecil Fieldに帰還した。同飛行隊は、1993年の冷戦後の基地再編閉鎖委員会(Base Realignment and Closure
Commission: BRAC)決定により、1999年10月1日までにセシル・フィールド海軍航空基地の閉鎖が義務づけられたため、フロリダ州ジャクソンヴィルのセシル・フィールド海軍航空基地からヴァージニア州ヴァージニア・ビーチのオシアナ海軍航空基地
NAS Oceanaへの移転を余儀なくされた |
1999/4 |
“ゴールデン・ウォリアーズ Golden Warriors”は、セオドア・ルーズヴェルトから出撃し、1回の派遣で2つの異なる戦域での戦闘作戦に参加し、再び歴史に名を刻んだ。1999年4月、ペルシャ湾に向かう途中、旧ユーゴスラヴィアのコソヴォ共和国で危機が勃発し、ヴェトナム戦争以来の大規模な空爆作戦が開始された。“ゴールデン・ウォリアーズ”のF/A-18は、“アライド・フォース作戦
Operation ALLIED FORCE”において、わずか68日間で430,000ポンドもの兵器を投下し、595回の戦闘任務をこなし、NATOの勝利に貢献するとともに、戦争で荒廃したコソヴォからセルビアの圧制者を追放した。7月、VFA-87はペルシャ湾に戻り、南方警戒作戦を支援するため176の戦闘任務に就いた。“ゴールデン・ウォリアーズ”は30年以上ぶりの新天地、ヴァージニア州ヴァージニア・ビーチのオシアナ海軍航空基地へ帰還した |
2001/4 |
2001年4月、VFA-87は9月11日の同時多発テロが起こるまで、原子力汎用航空母艦エンタープライズ Enterprise(CVN-65)でイラク南部の飛行禁止区域を守るためペルシャ湾クルーズに参加した。そののち、同飛行隊はエンタープライズ戦闘群 Enterprise battle
group全体とともに駐留し、アフガニスタン上空でタリバンの組み込み目標に対する先制攻撃戦闘任務を遂行した。VFA-87は2001年11月にオシアナ海軍航空基地に戻った |
2003/1 |
2003年1月、セオドア・ルーズヴェルト戦闘群 USS Theodore Roosevelt battle groupはVFA-87とともにイラク上空で戦闘活動を行い、“イラクの自由作戦
Operation Iraqi Freedom”を開始した |
2005/9 |
VFA-87は2005年9月にもセオドア・ルーズヴェルトで展開し、2006年3月11日に帰還、 同年後半に大西洋艦隊“バトルE”賞 Atlantic Fleet "Battle E"を受賞した |
2006/9 |
2006年9月、同飛行隊はF/A-18CからF/A-18A+に移行し、 2007年3月にふたたび大西洋艦隊“バトルE”飛行隊に任命された。2008年9月、“不朽の自由作戦 Operation Enduring Freedom”を支援するため北アラビア海にふたたび展開し、2009年4月18日にオシアナ海軍航空基地に帰還した |
2010 |
2010年は、飛行隊にとって重要な成果を収めた年であった。VFA-87は原子力汎用航空母艦ジョージ H. W. ブッシュ George H. W. Bush(CVN-77)の処女デプロイメントに備え、甲板資格試験 deck qualification、独立航行演習(Independent Steaming Exercise:
ISE)、調整艦訓練評価(Tailored Ship's Training Assessment: TSTA)を含む3回の乗艦期間 three
embarked periodsに参加した。さらに、“ウォー・パーティー War Party”は3回の司令部派遣 three command
detachmentsを完了。1回は空対空ストライクファイター・アドバンスド・レディネス・プログラム(Air-to-Air Strike Fighter
Advanced Readiness Program: SFARP)のためにキー・ウェスト海軍航空基地 NAS Key Westへ、2回は空対地SFARPのためにファロン海軍航空基地
NAS Fallonへ派遣された |
2011/5 |
2011年5月、VFA-87はジョージ H. W. ブッシュへの配備に出発した。展開中、同飛行隊は“不朽の自由作戦”と“新たなる“夜明け作戦
Operation New Dawn”を支援するため、それぞれアフガニスタン上空とイラク上空を飛行し、地上の戦闘部隊を支援する戦闘任務に就いた |
2012 |
2012年、VFA-87は4回の作戦派遣を成功裏に終え、10機のF/A-18A+を譲渡し、11機のF/A-18Cを受け入れることでF/A-18Cに復帰した。同飛行隊は2014年2月から11月にかけて、ジョージ
H. W. ブッシュの艦上で地中海とインド洋に再び派遣された。この派遣ののち、VFA-87はF/A-18Eスーパー・ホーネットに転換した |
2017 |
VFA-87は2017年1月から8月まで、ジョージ H. W. ブッシュに単身配備された。 この配備中、VFA-87のF/A-18Eを操縦するマイケル・トレメル中佐 Commander Michael Tremelは、2017年6月18日に複数のROE違反が確認されたシリアのSu-22を撃墜した。Su-22はイスラム国と戦う米軍支援部隊を空爆していた |
2020 |
1988年からCVW-8に配属されていたVFA-87は、2020年に第11空母航空団 Carrier Air Wing 11に再配属された。同飛行隊はセオドア・ルーズヴェルトで2020年1月から7月、12月から2021年5月までの2回、西太平洋に派遣された。これらの展開の後、飛行隊はCVW-8に戻った。2021年、CVW-8は原子力汎用航空母艦ジェラルド R. フォード Gerald_R._Ford(CVN-78)に再任された |
著名な飛行隊員
ドミニク L. プドウィル・ゴリー Dominic L. Pudwill Gorie
ティモシー J. キーティング Timothy J. Keating
パトリック・ウォルシュ Patrick Walsh |