潜水戦隊 Submarine Squadron
- ※第二次大戦までと戦後しばらくは、潜水戦隊 submarine squadronsは複数の潜水隊(Submarine Divisions: SubDivs)を持つことができ、多くの場合、潜水艦のペアであった。予備潜水艦隊 Reserve submarine divisionsも第二次大戦後に存在した。SUBRONは通常3隻以上の潜水艦で構成される。これは、水上海軍における駆逐戦隊 destroyer squadronに相当する潜水艦部隊である。SUBRON 1の責任者は第1潜水戦隊司令官(Commander Submarine Squadron One: COMSUBRON ONE)と呼ばれる。しかし、駆逐戦隊が実際にそのスタッフを艦船に乗せ、作戦任務部隊の司令官として艦船とともに展開するのとは異なり、SUBRON司令官とそのスタッフは常に母港にとどまり、その傘下にある艦船の訓練、装備、管理のみに責任を負う。潜水戦隊は通常、潜水艦の司令官として少なくとも1回の任務を経験した大佐 Captain(O-6)が指揮する。いくつかの潜水戦隊は、旗艦将校 flag officerの下で潜水群(Submarine Group: SUBGRU)に編成されることがある。例えば、SUBRON 17、SUBRON 19、DEVRON 5は、ワシントン州バンゴールにある第9潜水群 SUBGRU 9の一部である。アメリカ西海岸の潜水艦の総責任は、アメリカ太平洋艦隊潜水艦部隊司令官(Commander Submarine Force, U.S. Pacific Fleet: COMSUBPAC)が負い、東海岸では大西洋艦隊潜水艦部隊司令官(Commander Submarine Force, Atlantic Fleet: COMSUBLANT)が負う。後者の方が上級であるため、潜水艦部隊司令官(Commander, Submarine Force: COMSUBFOR)としての副次的な役割も担っている。潜水艦が例えば空母打撃群 carrier strike groupの一部として展開する場合、作戦指揮は、その潜水艦が展開する戦域の番号のついた艦隊司令官 fleet commander(例えば第5艦隊司令官 Commander Fifth Fleet)に移される
Update 24/09/04