SFS
水面効果型高速輸送船

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※SFSはSurface Effect Fast Sealift Shipの略で、艦種記号ではない
※悪名高い100ktのイギリス製原子力ホヴァークラフト航空母艦 British Nuclear Hovercraft Aircraft Carrierに匹敵するのが、1989年5月号の「Naval Engineer's Journal SFS」に掲載された以下のコンセプト、55ktのシーリフト・シップ(Sealift Ship)。SFSはSurface Effect Fast Sealift Shipの略で、当時、陸軍の海上輸送能力の不足を解消するために構想されたものである。商用規格で建造され、軍事海上輸送軍団 Military Sealift Commandによって配備されたSFSは、55ktで5,000tの貨物を世界のほぼどこにでも短時間で輸送出来る能力を持つことになる。著者は、過去に建造されたSESの最大船は200tであったが、その中間的な設計を建造するメリットはなく、20,000t近い船は、当時の技術で完全に建造可能であったと述べている。この船は、海上輸送に使用しない時は、RO/ROや自己積載型コンテナ船として機能する商業商船として使用される。著者は、5隻の船が1週間以内に“M1戦車50両、Mk. 2兵員輸送車380両(これはM2歩兵戦闘車だと思うが、確かではない)、4,000名の兵士”を8千マイル以上の距離で輸送できると計算している。少なくとも、意欲的な設計目標だと言える。しかし、この驚くべき海上輸送能力は、狂気の沙汰のほんの一端に過ぎない。船首には砂浜に上陸するためのランプがあり、船尾には最大2隻のLCACを展開するためのランプがある。軽装での最高速度は70ktと予想され、水上戦闘艦による護衛は不可能であり、また航空機による護衛も不可能である。空や水上からの援護がないため、自衛能力が必要であると著者は考えている。正確な兵器の装備はほとんど規定されていないが、艦船には広範な兵器一式が装備されているが、フェアリングの後ろに隠されている(現在兵器が装備されているかどうかを観測者が判断できないようにするため)という考えである。しかし、兵器の点では、Qシップ Q-ship的な防御兵装ではなく、貨物室に64セルVLSモジュールを8個まで搭載できることで、低速時にはイージス巡洋艦の“弾薬運搬船 ammunition carrier”として運用できることが大きな特徴であった。このコンセプトは一般的なアーセナル・シップ Arsenal Shipの研究より前に作られたもので、アーセナル・シップという言葉は使われていないが、この船がアーセナル・シップとして機能することは明らかであることに注意しなければならない。そのほか、河川作戦用の開閉式艦橋、操舵や出力増強に使用できる全方位型ウォータージェット・バウスラスター waterjet bow thruster、プロジェクト・スタートから3〜5年で最初の船が運用開始される予定という狂気じみた内容も含まれている。1年間の運用評価後、本格的な生産に入ることを想定していた

↑Image courtesy of Shipbucket.

↑Image courtesy of Shipbucket.


Update 24/06/28