MMD
高速機雷敷設艦

※機雷戦艦艇籍 Mine Warfare Shipsの軽敷設艦 Light Minelayer(DM)は高速の攻撃型機雷敷設艦として設計され、34隻が艦隊の駆逐艦から転用された。最初の22隻は、就役後にフラッシュ・デッキ駆逐艦 flush deck destroyersから改装された。ストライブリング級は駆逐艦ウィックス級から、トレイシー級は駆逐艦クレムソン級から、それぞれ就役後に改装されたもの。魚雷発射管や対潜水艦戦装備の殆ど撤去され、機雷投下軌条 mine launch railsが追加された。残りは建造中に駆逐艦アレン M. サムナー級から改装されたものである。本来は夜間に敵地に機雷を敷設したり、敵の航路に機雷を敷設する為に使用される予定だったが、沖縄でピケットとして運用されたものの中には “神風”で大きな損害を受けたものもある。戦後は、アレン M. サムナー級の改装艦のみが残された。1955年2月7日に敷設駆逐艦 Destroyer Minelayersと名称が変更され、1969年1月1日に高速機雷敷設艦 Fast Minelayers(MMD)と名称が変更
※データは駆逐艦アレン M. サムナー級の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
シア Shea MMD-30 ベスレヘム・スチール社スタテン・アイランド造船所 1944/9/30 1958/4/9 1973/9/1 ◎1969/1/1 艦種を高速機雷敷設艦(MMD-30)に改める
◎1974/8/16 Defense Reutilization & Marketing Serviceにより解体のため、タコマのGeneral Metalsに売却
リンジー
12
Lindsey MMD-32 ベスレヘム・スチール社サン・ペドロ造船所 1944/8/20 1946/5/25 1970/10/1 ◎1969/1/1 艦種を高速機雷敷設艦(MMD-32)に改める
◎1972/5/1 ヴァージニア沖にて標的として沈没


Update 22/04/12