AO
給油艦、艦隊給油艦

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
UFOなど超常現象に遭遇した事柄です


軽荷排水量:5,782t 満載排水量:21,650t(22,380tともいわれる、AO-74は21,880t、AO-76は21,500t) 全長:159.56m(AO-65は159.41m) 幅:20.72m 吃水:9.39m(AO-65は8.53m、AO-73は9.11m、AO-74は9.14m) 主缶:バブコック&ウィルコックス缶2基 主機/軸数:ジェネラル・エレクトリック式ターボエレクトリック1基/1軸 出力:6,000馬力 速力:15.1kt(公試、AO-50は14.5kt、AO-65、AO-73、AO-76は15.0kt、AO-74は15.3kt) 兵装:38口径127mm単装両用砲1基、50口径76mm単装両用砲4基、40mm連装対空機関砲2基〜4基、20mm連装対空機関砲4基 乗員:220名〜250名(318名ともいわれる、AO-50は士官、下士官兵合わせて338名、AO-65は士官、下士官兵合わせて200名、AO-73は士官、下士官兵合わせて251名、AO-74は士官、下士官兵合わせて257名、AO-76は士官23名、下士官兵230名、AO-77、AO-79は士官、下士官兵合わせて229名)
T2-SE-A1型タンカーを改装
※10tクレーンを搭載
※燃料搭載量は120,400バレル
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
スアミコ Suamico AO-49 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1942/8/10 1946/1/20 1974/11/15 ◎1942/6/27 海軍に移管、ニュー・ヨークのベスレヘム・スチール社で給油艦に改装
◎ノーフォークにて艤装
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1943/3/18 ソロモン諸島南方にて作戦の任務
1943/3/19 日本軍機の爆撃により破片による軽微な損傷
◎1943/4後半 サン・フランシスコにて修理(〜1943/5中旬)
◎1943/7/22 メア・アイランドにてオーヴァーホール(〜1943/7/31)
◎1943/11/20 ギルバート諸島にて作戦の任務(〜1943/12/7)
◎1943/12下旬 サン・ディエゴの駆逐艦基地にて修理、オーヴァーホール
◎1944/1/29 Kwajaleinとマジュロ環礁の占拠(〜1944/2/8)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/10/18 レイテ島にて揚陸作戦(〜1944/12/29)
◎1945/1/4 リンガエン湾にて揚陸作戦
◎1945/2/15 硫黄島への強襲、占拠(〜1945/2/25)
◎1945/3/24 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30)
◎1945/4/2 第5艦隊、第3艦隊の沖縄群島への侵攻を支援(〜1945/5/29)
1945/6/13 サン・ペドロ湾にて座礁
◎1945/9/2 極東にて占領作戦の任務(〜1945/11/28)
1946/3/9 リッチモンドにて火災により損傷
◎1946/10/4 海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入、ハーレム・ハイツ Harlem Heightsと改名
◎1948/1/23(1948/1/24?) 海軍に移管、籍をもどす、Naval Transportation Service(NTS)が管理運行、American Pacific Steamship Co. が運航
◎1949/10/1 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行(T-AO-49)
◎1975/1/22 海事局に移管、香港のFuji Marden & Co. に売却
◎1975/2/13 解体のため、横浜の業者に引き渡される
タルラー Tallulah AO-50 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1942/9/5 1946/4/2 1986/3/31 ◎1942/7/30 海軍に移管
◎ニュー・ヨークにて艤装
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1943/2/17 ソロモン諸島南方にて作戦の任務
◎1943/11/30 ギルバート諸島にて作戦の任務(〜1943/12/7)
◎1943末? サン・ペドロにてオーヴァーホール
◎1944/1/29 Kwajaleinとマジュロ環礁の占拠(〜1944/2/8)
◎1944/3/30 パラオ、ヤップ、ウルシー、Woleaiへの侵攻(〜1944/4/1)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/6/19 マリアナ沖海戦(〜1944/6/20)
◎1944/7/12 グアム島の奪取、占拠(〜1944/8/15)
◎1945/2/15 硫黄島への強襲、占拠(〜1945/3/2)
◎1945/3/10 沖縄群島への強襲、占拠
◎1945/3/16 第5艦隊、第3艦隊の沖縄群島への侵攻を支援(〜1945/6/9)
◎1945/9/2 中国方面での行動(〜1945/12/14)
◎1946/6/5(1946/10/3?) 除籍
◎1946/10/3 War Shipping Administrationに移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1948/2/2(1948/2/13?) 海軍に移管、籍をもどす
◎1949/10/1 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行(T-AO-50)
◎1952/3/24 朝鮮戦争中、戦域に割り当てられる(Second Korean Winter、〜1952/4/30)
1955/2/13 サン・ペドロにて商船Orion Planetと衝突
◎1975/5 運用終了、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1978/9/30 艦種を油槽艦(T-AOT-50)に改める
ペコス Pecos AO-65 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1942/10/5 1946/3/14 1974/10/1 ◎1942/8/29 海軍に移管
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1943/11/24 ギルバート諸島にて作戦の任務(〜1943/11/27)
◎1943末 サン・ペドロにて修理
◎1944/1/29 Kwajaleinとマジュロ環礁の占拠(〜1944/2/8)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/7/12 グアム島の奪取、占拠(〜1944/8/15)
◎1944/7/20 テニアン島の奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/9/6 パラオ諸島南方の奪取、占拠(〜1944/10/15)
◎1944/9/9 フィリピン諸島への強襲(〜1944/9/24)
1945/1/2 レイテ湾にて日本軍機の爆撃(至近弾)により損傷(一時的にエンジン停止)
◎1945/1/4 リンガエン湾にて揚陸作戦
1945/1/4 Mangarin Bayにて日本軍機の爆撃により損傷
◎1945/3/24 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30)
◎1945/4/8 第5艦隊、第3艦隊の沖縄群島への侵攻を支援(〜1945/5/25)
◎1945初夏 本土にてオーヴァーホール
◎1945/9/16 極東にて占領作戦の任務(〜1945/11/7)
◎1947/4/1 海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入、コーシカーナ Corsicanaと改名
◎1947/4/23 除籍
◎1947/10/20 Pacific Tankersが運航
◎1948/1/29(1948/1/30?) 海軍に移管
◎1950/3/20 籍をもどす
◎1950/7/18 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行(T-AO-65)
◎除籍後、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1975/7/17 解体のため、ボルティモアのボストン・メタルズ社に売却(売却額$242, 777.77)
◎1975/8/6 ボルティモアのボストン・メタルズ社に引き渡される
AO-67 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社
ミリコマ Millicoma AO-73 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/3/5 1946/2/21 1986/3/31 ◎1943/1/30 海軍に移管、ボルティモアのメリーランド・ドライドック社で給油艦に改装
◎ボルティモアにて就役
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1944/1/29 Kwajaleinとマジュロ環礁の占拠(〜1944/2/8)
◎1944/5 サン・ペドロにてオーヴァーホール(〜1944/6)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/7/20 テニアン島の奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/9/6 パラオ諸島南方の奪取、占拠(〜1944/10/14)
◎1944/9/9 フィリピン諸島の奪取、占拠(〜1944/9/24)
1944/9/10 パラオにて給油艦シュイールキル(AO-76)に衝突される
◎1944/10/18 ルソンへの攻撃(〜1944/10/19)
◎1945/1/6 ルソンへの攻撃(〜1945/1/7)
◎1945/1/9 台湾への攻撃
◎1945/1/12 中国沿岸部への攻撃
◎1945/1/15 台湾への攻撃
◎1945/1/16 中国沿岸部への攻撃
◎1945/1/21 台湾への攻撃
◎1945/1/22 南西諸島への攻撃
◎1945/2/23 硫黄島への強襲、占拠(〜1945/3/5)
◎1945/3/16 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/8)
1945/6/5 フィリピン海にて台風により損傷(18.28mの波と100ktを超える風が給油ブームを破壊、フォアマストにヒビ)
◎1945/6/11 ウルシーにて修理(〜1945/6下旬)
1945/7 フィリピンにて揚陸指揮艦マウント・オリンパス Mount Olympus(AGC-8)と衝突
◎1945/9/2 極東にて占領作戦の任務(〜1945/11/7)
◎1946/6/30 海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1947/10/31 American Pacific S.S. が運航
◎1948/2/13 海軍に移管、籍をもどす
◎1949/10/1 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行(T-AO-73)
◎1975/7/16 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1978/9/30 艦種記号をAO-73に改める
◎1987 台湾にて解体
サラナック Saranac AO-74 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/2/22 1946/7/19 1956/3/26 ◎1942/12/31 海軍に移管
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1943/11/24 ギルバート諸島にて作戦の任務(〜1943/12/2)
◎1944/1下旬? サン・ペドロにてオーヴァーホール(〜1944/3)
◎1944/3/30 パラオ、ヤップ、ウルシー、Woleaiへの侵攻(〜1944/4/1)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
1944/6/18 サイパンにて日本軍機の爆撃により損傷、後にエニウェトクにて緊急修理
◎1944/7/18 サン・ペドロにて修理(〜1944/9/6)
◎1944/10/25 レイテ島にて揚陸作戦(〜1944/10/28)
1944/12/16 タービン故障、後にManusにて修理(〜1944/12/21)
◎1945/1/3 真珠湾にて修理(〜1945/3/9)
◎1945/3/24 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30)
◎1945/4/2 第5艦隊、第3艦隊の沖縄群島への侵攻を支援(〜1945/6/11、1234
◎1946/3 アラメダにてグアムでの浚渫作業を支援する浮き発電所に改装(装備を撤去、パワー・レギュレータと変圧器)
◎1951/5/24 グアムにてオーヴァーホール
◎1951/8/25 陸軍に移管、仁川にて陸軍の陸上施設に電力を供給
◎1953/10/15 海軍に移管
◎1954/9/1 艦種を動力船(非自走)(YFP-9)に改め、サラナックという艦名をとる
AO-75 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社
シュイールキル Schuylkill AO-76 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/4/9 1946/2/14 1986/3/31 ◎1943/2/27 海軍に移管、ボルティモアで給油艦に改装、艦種を給油艦(AO-76)に改める
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1943/11/30 ギルバート諸島にて作戦の任務(〜1943/12/7)
◎1944/6/11 サイパンの奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/7/12 グアム島の奪取、占拠(〜1944/8/15)
◎1944/7/20 テニアン島の奪取、占拠(〜1944/8/10)
◎1944/9/6 パラオ諸島南方の奪取、占拠(〜1944/10/14)
◎1944/9/9 フィリピン諸島の奪取、占拠(〜1944/9/24)
1944/9/10 パラオにて給油艦ミリコマ Millicoma(AO-73)と衝突し損傷、のちに一時的な修理(ミリコマの船体後部に衝突し右舷側に大きなV字型の穴が出来た。シュイールキルはすぐにfore peak tankから約25,000ガロンの真水を汲み上げ、貨物油を前部から後部タンクに移して船首を上げた。隔壁が固定されるまで前進することが出来ず、停船中に5隻の船に給油。一時的な修理の後、同艦は4ktで航行することができ、さらに多くの船の燃料補給によって水線上の穴がさらに上昇したため、同艦の速度は2倍になった。この日、同艦は30,748バレルの燃料油を納入し、任務群司令官から“よくやった”との評価を受けた。3日後に救援のタンカーが到着するまで、予定されていた燃料補給任務を遂行)
◎1944/9/15 Manusにて修理
◎1944/10/18 ルソンへの攻撃(〜1944/10/19)
◎1945/1/11 リンガエン湾にて揚陸作戦
◎1945/1/15 リンガエン湾にて揚陸作戦(〜1945/1/18)
◎1945/2/18 硫黄島への強襲、占拠(〜1945/3/2)
◎1945/5中旬 サン・ペドロにてオーヴァーホール、修理
1945/7/13 公試中、エンジン故障、のちに曳航、修理(〜1945/7/23)
◎1946 除籍
◎1946/4/27 海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1948/1/30 海軍に移管、籍をもどす、Naval Transportation Service(NTS)が管理運行
◎1949/10/1 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行(T-AO-76)
◎1975/9/8 海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1978/4/30 艦種を油槽艦(T-AOT-76)に改める
コサトット Cossatot AO-77 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/4/20 1946/3/7 1974/9/18 ◎1943/3/17 海軍に移管、給油艦に改装、艦種を給油艦(AO-77)に改める
◎第二次大戦中、アジア太平洋戦域に割り当てられる
◎1945/3/16 第5艦隊、第3艦隊の沖縄群島への侵攻を支援(〜1945/8/15)
◎1945/3/24 沖縄群島への強襲、占拠(〜1945/6/30)
◎1945/7/17 日本にて第3艦隊の作戦の任務を支援(〜1945/8/3)
◎1945/8/8 日本にて第3艦隊の作戦の任務を支援(〜1945/8/15)
◎1945/9/8 極東にて占領作戦の任務(〜1945/11/13)
◎退役後、保管
◎1946/10/28 除籍、海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1947/10/23 Pacific Tankersが運行
◎1948/2 海軍に移管、籍をもどす
◎1949/10/1 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行
1968/6/16 サンタ・バーバラにて商船Copper Stateと衝突し損傷
◎1974/9/12 運用終了、海事局に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1975/9/2 解体のため、Luria Bros & Co. に売却
AO-78 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社
コワネスク Cowanesque AO-79 サン・シップビルディング&ドライ・ドック社 1943/5/1 1946/1/30 1972/6/1 ◎1943/3/25 海軍に移管、給油艦に改装、艦種を給油艦(AO-79)に改める
1945/1/2 サン・ペドロ湾にて日本軍の特攻機の攻撃により損傷
◎後に除籍、海事委員会に移管、国家防衛予備船隊に編入
◎1948/1/18 海軍に移管、籍をもどす、Naval Transportation Service(NTS)が管理運行
◎1949/10/1(1950/7/18?) 軍事海上輸送部隊(MSTS)が管理運行
1953/3/7 Suez Roadsにて商船Toscanaと衝突し損傷
◎のちに艦種を油槽艦(T-AOT-79)に改める
◎Southern France, Fleet Raids 1945.


Update 23/10/22