日付 |
主な出来事 |
1956/10〜12 |
VA-176を搭載した攻撃航空母艦ランドルフ Randolph(CVA-15)は、スエズ動乱 Suez Warに対応するため、エジプト沖での作戦を命じられた |
1960/11/14〜12/8 |
グアテマラとニカラグアの要請を受け、キューバからの共産主義者の侵入を防ぐため、中米諸国沿岸に海軍のパトロール隊が設置された。飛行隊は11月25日まで攻撃航空母艦シャングリラ Shangri-La(CVA-38)で活動し、航行中にシャングリラから攻撃航空母艦ワスプ Wasp(CVA-18)へ航空機と人員の完全な移送を行った。12月8日までワスプに駐留した |
1961/6/2〜19 |
ドミニカ共和国の独裁者ラファエル・トルヒーヨ将軍 General Rafael Trujilloが暗殺されたのち、国内情勢が安定し始めるまで、飛行隊はシャングリラから同国沖で活動した |
1963/5 |
ハイチとドミニカ共和国の内紛が続く中、飛行隊はカリブ海のシャングリラを拠点に活動 |
1965/8 |
シャングリラがイタリアのナポリに係留されている間、飛行隊の航空機は“ピンウィール作戦 Operation Pinwheel”で何度か使用された。航空機は空母の甲板に固定され、そのプロペラの推力は、悪天候や強風の中、修理中の船が係留から外れるのを防ぐのに役立てられた |
1966/4/4 |
VA-176は対潜航空母艦イントレピッド Intrepid(CVS-11)に搭載された第10空母航空団(Carrier Air Wings 10: CVW-10)の一員としてヴェトナムに派遣された。これは最初に編成され、最初に配備された全攻撃航空団であった。2個飛行隊はA-1に、2個飛行隊はA-4に搭乗した |
1966/5/15 |
“ディキシー・ステーション Dixie Station”から飛び立った飛行隊は、ヴェトナム共和国の反政府勢力に対する攻撃を行い、最初の戦闘出撃を行った |
1966/10/9 |
救難戦闘空中哨戒任務 rescue combat air patrol missionを飛行中、4機の飛行隊航空機が4機の北ヴェトナムMiGと交戦。ウィリアム
T. パットン中尉 Lieutenant (jg) William T. Pattonは交戦中にMiG-17の1機を撃墜。これはヴェトナム紛争中、プロペラ機が敵ジェット機を撃墜した最初で唯一の出来事であった。この功績により、パットン中尉は銀星章 Silver
Starを授与された |
1967/6/8 |
イスラエル軍が技術調査艦リバティ Liberty(AGTR-5)を攻撃した際、4機の飛行隊機が攻撃航空母艦サラトガ Saratoga(CVA-60)から発進し、リバティを守るよう命じられた。出撃直後にイスラエルが攻撃を謝罪したため、航空機は回収された |
1969/8 |
飛行隊のA-6Aが“ストーム・フューリー1969作戦 Operation Storm Fury 1969”で使用される。同機はハリケーン“デビー Debbie”の種まきに使用され、ハリケーンの壁を貫通し、“目”を通過して再び壁の外に出て、その時に種まき用の化学物質が散布された |
1970/9/25 |
VA-176はKA-6Dタンカーを運用する最初の飛行隊となる |
1973/10〜11 |
攻撃航空母艦フランクリン D. ルーズヴェルト Franklin D. Roosevelt(CVA-42)に乗艦した飛行隊は、アラブイスラエル戦争 Arab-Israeli warに対応するため、クレタ島近辺で活動した |
1976/6 |
1976年6月13日、駐レバノン・アメリカ大使 The American Ambassador to Lebanonが暗殺され、汎用航空母艦アメリカ America(CV-66)はVA-176を搭載してレバノン近海で活動した。飛行隊の航空機は、同国からの非戦闘員の避難を支援する任務に就いた |
1981/5 |
VA-176を乗せた汎用航空母艦インディペンデンス Independence(CV-62)は、スエズ運河を通過したのち、イスラエルがレバノンにあるシリアの地対空ミサイル・サイトを空襲したのちのイスラエルとシリアの危機のため、地中海東部に留まった |
1983/10/25〜11/1 |
政治紛争が続き、グラナダの島国からアメリカ人を保護し避難させる必要があったため、VA-176機は“アージェント・フューリー作戦 Operation Urgent Fury”(アメリカ海兵隊と陸軍レンジャーが島に上陸する作戦)を支援するため、戦闘近接航空支援と偵察出撃を行った。 |
1983/12/4 |
レバノンのシリア陣地からの米軍偵察機に対する敵対的射撃に対応して、VA-176機は多国籍平和維持軍を見下ろすシリアのレーダー、通信、砲兵陣地に対する連携攻撃に参加した。飛行隊の5機すべてが任務を完了し、空母に無事帰還した |
1988/6〜7 |
ペルシャ湾でのイラク・イラン戦争中、同飛行隊はクウェートの石油タンカーを護衛する“アーネスト・ウィル・ミッション Earnest Will Missions”の支援を行った |
1991/6〜9 |
同飛行隊は、湾岸戦争後のイラクにおけるクルド人難民を支援するための第24海兵遠征ユニット 24th Marine Expeditionary
Unitの任務を支援する“プロヴァイド・コンフォート作戦 Operation Provide Comfort”の支援任務を飛行した |