PYc
沿岸哨戒ヨット

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です


排水量:104t 全長:29.26m 幅:5.18m 吃水:2.31m 主機/軸数:ガソリン機関/1軸 出力:600馬力 速力:14.0kt 乗員:32名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
エメラルド Emerald PYc-1 コンソリデーテッド・シップビルディング社 1940/12/27 1942/8/11 ◎1940/10/25 1922年建造のヨットSavitarを取得し改装
◎1945/11/13 海事委員会に移管


排水量:500t 全長:50.41m 幅:7.68m 吃水:3.65m 主機/軸数:Cooper-Bessemer式ディーゼル2基/2軸 出力:250馬力 速力:13.5kt 兵装:50口径76mm単装砲2基、両舷爆雷投射機(Y砲)、爆雷投下軌条2条 乗員:59名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
サファイア Sapphire PYc-2 ジョージ・ローリー&サンズ社 1941/6/6 1945/10/29 1946/11/13 ◎1940/11/1 マサチューセッツ州QuonsetのLeon MandelのヨットComoco(のちにMargoと改名、のちにBuccaneerと改名)を取得し、マサチューセッツ州ボストンで改装
◎1946/9/3 海事委員会に移管


排水量:525t 全長:44.80m 幅:7.04m 吃水:3.35m 出力:250馬力 速力:14.5kt 兵装:50口径76mm単装砲1基 乗員:46名
↑Amethyst (PYc-3). c. 1943. Image courtesy of NavSource.
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アメジスト Amethyst PYc-3 クレイグ・シップビルディング社 1941/2/22 1946/2/27 ◎1940/9/4 ヨットSomona IIを取得し、改装
◎1944/2/2 退役
◎1944/4/19 再役、乗組員が沿岸警備隊員
沿岸警備隊員が乗員していた期間
1944/3/10〜1946/2/27


排水量:168t 全長:30.54m 幅:6.40m 吃水:3.41m 主機/軸数:Winton式ディーゼル/1軸 出力:600馬力 速力:11.8kt 兵装:23口径76mm砲2基(1ポンド砲1基ともいわれる)、7.62mm機銃2基、爆雷投射機
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アゲイト
12
Agate PYc-4 Mathis Yacht Building Co. 1941/1/31 1944/9/29 ◎1940/11/23 改装中止、艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-4)に改める
◎1940/12/20 NeponsetのGeorge Lawley & Sons Corp. で沿岸哨戒ヨットに改装、アゲイトと改名
◎チャールズタウン海軍工廠にて就役
◎1945/7/3 海事委員会に移管


満載排水量:588t 全長:48.15m 幅:8.53m 吃水:3.20m(4.57mともいわれる) 主機/軸数:Cooper-Bessemer式JR-8ディーゼル2基/2軸 出力:435軸馬力 速力:11.0kt 兵装:50口径76mm両用砲1基、機銃4基 乗員:56名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ロードライト Rhodolite PYc-19 バス鉄工所 1942/3/14 1945/12/29 1946/1/21 ◎1941/12/29 1930年10月6日起工、1931年4月30日進水、1931年7月14日引き渡されたFrank H. GoodyearのヨットSea Pine(Seapine?、Frank H. Goodyearは配達前に亡くなり、ヨットはHollanderに売却されYankeeと改名、のちにE. P. Larshに売却されSea Pine(Seapine?)と改名)を購入し、フロリダ州タンパのタンパ・シップビルディング社で沿岸哨戒ヨットに改装
◎第14海軍区にて運用
◎1942春 ロング・ビーチにて修理(〜1942/5)
◎1945/11 不活性化工事
◎1947/2/6 海事委員会に移管
◎8 November, 1943 - Pearl Harbor Arrived - 1 November 1943, Complete - 15 November 1943, Dock - 4 November 1943, Undock - 7 November 1943. Available for docking for repairs to rudder post, steering engine repairs and SF and BK radar installation. Rudder post was welded and machined. Steering engine is in machine shop being disassembled, for chocking and repairs. Steering motor in electric shop for overhaul. Progress satisfactory.
◎15 November, 1943 - Pearl Harbor Arrived - 1 November 1943, Complete - 26 November 1943, Dock - 4 November 1943, Undock - 7 November 1943. Rudder repairs accomplished during docking period. SF and BK radar installation underway. Steering engine has been overhauled in machine shop. Alignment of shafting and renewal of bearings in shafting from pilot house to steering engine has been checked. Steering engine is now being reinstalled in ship. Anchor windlass motor and gyro MG set were overhauled in shop.


※データは港内哨戒艇YP-261の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
サード
12
Sard PYc-23 George Lawley & Son 1944/7/29 ◎1938 1922年起工のニュー・ヨークの資本家Bertram Harold BordenのヨットAlida(1927年にニュー・ヨークのJames Cox Bradyに売却されVictoria Maryと改名、1929年にニュー・ヨーク市のGordon Marine Corp. に売却、1935年にAll Aloneと改名)を海洋検査局(Navigation of Bureau of Commerce)が運航、ナヴィゲーション Navigationと改名
◎1942/1/19 海軍に移管、艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-23)に改める
◎1942/1/22 BerkeleyのColonna's Shipyard, Inc. で沿岸哨戒ヨットに改装(〜1942/4/6)
◎1942/1/27 サード Sardと改名
◎1942/3/27 艦種を港内哨戒艇(YP-261)に改める、サードという艦名をとる(改装作業中、軽い構造であることが判明し、外洋での作業には適していことが判明したため)


満載排水量:360t 全長:55.77m 幅:6.88m 吃水:2.95m 主機/軸数:フェアバンクスモース式モデル37D14ディーゼル1基/1軸 出力:805馬力 速力:13.5kt 兵装:76mm砲1基、12.7mm機銃4基、爆雷投下軌条2条 乗員:40名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
フェナカイト Phenakite PYc-25 Pusey & Jones Co. 1942/7/1 1944/11/17 1946/2/7 ◎フェナサイトともいわれる
◎1942/2/17 再取得し、ニュー・ヨーク州シティ・アイランドのRobert Jacobs, Inc. で沿岸哨戒ヨットに改装、艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-25)に改める
◎1942/3/3 フェナカイトと改名
◎退役後、ニュー・ヨーク州Tompkinsvilleにて運用開始、Flushing BayのNaval Reserve Midshipment Training Schoolの練習船となる(〜1945/8/20)
◎1945/10/2 Tompkinsvilleにて運用終了
◎1945/11/8 海事委員会に移管
◎1945/12/29 前の持ち主に返却されサッチェムと改名
◎のちにニュー・ヨーク市のCircle Lineに売却されSightseerと改名
◎のちにCircle Line Vと改名
◎1984 解体のため売却といわれる(2007年にケンタッキー州Ohio Riverにて目撃されている)


※データは雑役船YAG-14の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ツーリスト Tourist PYc-32 George Lawley & Son ◎1942/4/8 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-32)に改める
◎1942/5/18 ニュー・ヨーク州ブルックリンのMarine Basin Co. にて改装を開始するも、不適当と判断され(改装は25%完了)、前の持ち主に返却
◎1943/8/7 再取得し、ニュー・ヨーク州スタテン・アイランドのFrank McWilliams Shipyardとベスレヘム・スチールで雑役船に改装、艦種を雑役船(YAG-14)に改める(艦種を雑役船に改めるまでMarine Basinにて係船)


※データは雑役船パレスの項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
パレス Palace PYc-33 Delaware River Shipbuilding & Engine Works 1943/4/12 1944/6/6 1944/6/9 ◎1943/3/23 1899年建造のニュー・ヨーク州ニュー・ヨークのEugene Tompkinsの蒸気ヨットIdalia(オフィシャル・ナンバー100681、1908年にWilliam D. Hoxieに売却、1925年4月25日にマサチューセッツ州BrooklineのMary Weldに売却されMalay IIと改名、1930年にLouis Castellano売却されパレスと改名、ニュー・ジャージー州Edgewaterでパーティー・フィッシング・ボートに改装、1931年4月にニュー・ヨーク州ニュー・ヨークのWilliam B. Balettiに登録)を取得
◎1942/4/8 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-33)に改める
◎1942/5/18 ニュー・ヨーク州ブルックリンのMarine Basin Co. にて改装を開始するも、不適当と判断され、前の持ち主に返却
◎1942/8/7 再取得
◎1942/8/13 艦種を雑役船(YAG-13)に改める(艦種を雑役船に改めるまでMarine Basinにて係船)


排水量:230t 全長:35.66m 幅:5.94m 吃水:2.20m 主機/軸数:Krupp式空気噴射ディーゼル2基(のちに275軸馬力のCooper-Bessemer式F P-6ディーゼル2基に換装、最終的にキャタピラー式360 HKディーゼル2基に換装)/2軸 速力:13.0kt 兵装:20mm機関砲2基、ロケット・ランチャー2基、爆雷投下軌条2条 乗員:25名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
リーダー Leader PYc-42 White & Co., Ltd.
(Whites Yacht Building & Engineering Co., Ltd.?)
1942/10/24 1945/5/11 1945/5/19 ◎1942/10/24 1927年建造のMontrealのFrederick Stuart MolsonのヨットCurlewを取得
◎1946/9/4 War Shipping Administrationに移管
◎1949 ニューポート・ビーチのKenneth E. Wilsonに売却されChitoと改名(オフィシャル・ナンバー258322)
◎1951 コロナドのFred E. Hydeに売却
◎1952 Hydingと改名
◎のちにサン・ディエゴのC. Arnholt Smithに売却
◎1954 SalemのAsel C. Eoffに売却
◎1960 ニューポート・ビーチのPaul L. Smithに売却
◎1961 サン・ディエゴのJames F. Riceに売却
◎1963 シアトルのPan-Am Development Co. に売却
◎1967 オアフ島のJack J. Fordに売却され、アメリカ北西部やアラスカへのチャーター・ヨットとして使用
のちに嵐の中で両エンジンを失いSausalitoへ曳航、WatsonvilleのJohn Mullinに売却されるまでそこに留まる
1979 AntiochのFulton ShipyardにてSouth PasadenaのPaul Whittier家によってレストア、Paulluと改名
◎のちにノルウェーのArlo G. Sorensenに売却されGraceと改名、現在はOslo近海を拠点としている


※データは沿岸ヨットベッドフォードの項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
パーセヴェランス
123
Perseverance PYc-44 George Lawley & Sons Corp. 1943/3/1 1945/4/18 1945/5/19 ◎1943/1/22 海軍に移管、アラバマ州モービルのアラバマ・ドライ・ドック&シップビルディング社で沿岸哨戒ヨットに改装、艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-44)に改め、パーセヴェランスと改名
◎除籍後、海事委員会に移管
◎1946 国務省に移管、後に諸外国に売却


満載排水量:371t 全長:40.66m 幅:9.75m 吃水:3.65m 主機/軸数:Cooper-Bessemer式ディーゼル1基(のちに400馬力のエンタープライズ式ディーゼルに換装、現在、290軸馬力のVolvo式ディーゼル2基に換装)/1軸 出力:325馬力 速力:9.5kt 兵装:102mm砲1基、12.7mm機銃4基(のちには50口径76mm砲1基、12.7mm機銃2基、爆雷投下軌条2条) 乗員:40名
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ブラック・ダグラス Black Douglas PYc-45 バス鉄工所 1943/4/19 1944/9/20 1944/10/14 ◎1943/4/8 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-45)に改める
◎1944/10/4 合衆国魚類野生生物局に移管(1234
◎1960 水産局に移管
◎13th Naval District.


※データは駆潜艇PC-454の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
インペトゥアス
12
Impetuous PYc-46 Robert Jacob, Inc. 1917/5/14 1944/9/27 1944/10/14 ◎1943/7/15 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-46)に改め、インペトゥアスと命名
◎除籍後、War Shipping Administrationに移管
◎1945/6/14 売却


※データは駆潜艇PC-455の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ペイトリオット Patriot PYc-47 Herreshoff Manufacturing Co. 1944/10/14 ◎1943/7/15 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-47)に改める
◎1944年9月28日に任務を終えるまでパトロールを続けた。そののち、海事委員会への引き渡しを待つため、マサチューセッツ州クインシーにて係船
◎1945/3/14 War Shipping Administrationに移管
◎のちに前の持ち主に売却(売却額$1)
◎1945 ニュー・ジャージー州BayonneのIrwin ChaseにKatouraとして登録
◎1947 ミシガン州バスのCarlisle V. Watsonに登録されLa Reineとして改名
◎1969 フロリダ州キー・ウェストのJohn W. Caseyに漁船として登録されMonaと改名
1971/5/10 グランド・ケイマン島ジョージタウンにて座礁


※データは駆潜艇PC-460の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
スターディ Sturdy PYc-50 コンソリデーテッド・シップビルディング社 1940/10/16 1944/11/20 1944/11/27 ◎1943/7/15 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-50)に改め、スターディと命名
◎除籍後、海事委員会に移管


※データは駆潜艇PC-509の項を参照
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ヴァリアント Valiant PYc-51 Herreshoff Manufacturing Co. 1941/12/27 1944/9 1944/10/14 ◎1943/7/15 艦種を沿岸哨戒ヨット(PYc-51)に改め、ヴァリアントと命名
◎除籍後、War Shipping Administrationに移管
◎1945/6/15 War Shipping Administrationにより売却
◎1945 フロリダ州タンパのHamilton Brothers, Inc. (Walling B. Hamilton)に売却されSusie Mae Hamiltonと改名(売却額$32,000)、ホンジュラスのRoatoanを母港とする
◎1948 パナマのFair Steamship, S.A. に登録されNarwhalと改名
1948/2/14 Cozumel北東海域の岩礁にて座礁、そののち沈没


Update 24/10/19