海兵中型ティルトローター飛行隊 Marine Medium Tiltrotor Squadron
| アイコン | 意味 |
| 戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
| 戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
| 映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
| 参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
| インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
| 不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- ※MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。MCAFは海兵航空施設(Marine Corps Air Facility)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略(ABC順)
- ※第263海兵中型ティルトローター飛行隊(Marine Medium Tiltrotor Squadron 263: VMM-263)は、MV-22Bオスプリー輸送機で構成されるアメリカ海兵隊のティルトローター飛行隊。“サンダー・チキンズ Thunder Chickens”の愛称で知られるこの飛行隊は、ノース・カロライナ州ニュー・リヴァー海兵航空基地 MCAS New Riverに拠点を置き、第26海兵航空群(Marine Aircraft Group 26: MAG-26)および第2海兵航空団(2nd Marine Aircraft Wing: 2nd MAW)の指揮下にある
↑Marine Medium Tiltrotor Squadron 263 Insignia. Image courtesy of en.wikipedia.org.
| 所在地 | 駐留日 |
| MCAS Cherry Point | 1952/6/16 |
| MCAF New River | 1954/7 |
| MCAS Santa Ana | 1967/11 |
| MCAS Quantico | |
| MCAS New River | 1975/8 |
| 航空機の割り当て | 初受領日 |
| HRS | 1952/6 |
| HUS-1/UH-34 |
1962/2 |
| CH-46D | |
| CH-46F | |
| CH-46E | 1980夏 |
| MV-22B | 2006/3 |
| 日付 | 主な出来事 |
| 1952/6 | 第263海兵中型ティルトローター飛行隊 Marine Medium Tiltrotor Squadron 263は、当初は第263海兵ヘリコプター輸送飛行隊(Marine Helicopter Transport Squadron: HMR-263)として1952年6月16日に編成され、シコルスキーHRSヘリコプターを装備した。最初の2年間は、ノース・カロライナ州チェリーポイント海兵航空基地 MCAS Cherry Pointに拠点を置いた。この初期の数ヶ月間、飛行隊は熟練度訓練に従事し、回転翼航空機とその運用に関する知識の蓄積に貢献し、最終的には当時海兵隊が開発していた垂直包囲作戦の基礎となった |
| 1954/7 | 1954年7月7日、HMR-263はノースカロライナ州ニュー・リヴァー海兵航空施設 MCAF New Riverに移駐し、そののち11年間そこに拠点を置いた。この間、同飛行隊は15回以上の主要な演習とデプロイメントに参加し、1955年10月にはメキシコのタンピコでの災害救援、1956年3月には輸送潜水艦シーライオン Sealion(ASSP-315)からの作戦に参加した。1956年12月、同飛行隊はHMR(L)-263に改称された。そののち、6回のカリブ海へのデプロイメントと多数の現地訓練演習が行われた。1962年2月、同飛行隊はHUS-1(UH-34)ヘリコプターに再装備された。1962年10月、米国がソヴィエトによるキューバへの大陸間弾道ミサイル配備に対する大規模な対応を開始した際、HMM-263はカリブ海にデプロイメントした。 1964年6月、同飛行隊はスペイン沖で行われた“スティール・パイク演習 Exercise Steel Pike”に参加した。これは当時、第二次大戦後最大規模の水陸両用作戦演習であった |
| 1965/4 | 1965年4月と5月、HMM-263飛行隊は“パワー・パック作戦 Operation Power Pack”支援のためドミニカ共和国にデプロイメントした。同年8月23日、HMM-263は普天間海兵航空基地 MCAS Futenmaに移駐し、第1海兵航空団(1st Marine Aircraft Wing: 1st MAW)の指揮下に置かれた。1965年10月11日、同飛行隊は普天間海兵航空基地から南ヴェトナムのマーブル・マウンテン航空施設 Marble Mountain Air Facilityへ移動した。そののち2年間、HMM-263はヴェトナムで24以上の戦闘作戦に参加した |
| 1967/11 | 1967年11月、HMM-263はカリフォルニア州サンタ・アナ海兵航空基地 MCAS Santa Anaに移駐し、CH-46Dヘリコプターに機種転換したのち、1969年1月に南ベトナムへ再デプロイメントした |
| 1970/1 | |
| 1970/11 | |
| 1971/4 | 同飛行隊は1971年4月までヴェトナムに駐留し、そののちヴァージニア州クアンティコ海兵航空基地 MCAS Quanticoに移駐し、CH-46Fヘリコプターの運用を開始した。HMM-263はクアンティコを拠点として4年間活動し、数々の寒冷地訓練、地中海クルーズ2回、カリブ海へのデプロイメント1回に加え、多数の小規模訓練に参加した |
| 1975/8 | 1975年8月、HMM-263飛行隊はノース・カロライナ州ニュー・リヴァー海兵航空基地に移転した。ニュー・リヴァー基地を拠点として、同飛行隊は1980年夏にCH-46Eヘリコプターへの機種転換を完了した。そののち17年間、同飛行隊は4つの主要なNATO演習に参加し、6回の地中海クルーズを実施、さらにアフリカ、南米、カリブ海への親善クルーズにも派遣された。1984年の派遣時には、ベイルートに駐留する海兵隊警備隊を支援するため、レバノン統合任務部隊司令官 Commander Joint Task Force Lebanonの下で任務に就いた。同飛行隊は1982年10月から1983年3月までレバノンに駐留し、そののち1984年4月から8月までふたたび駐留した |
| ハワイのカネオヘ・ベイに駐留している間、HMM-262はFMFの第1海兵水陸両用旅団 1st Marine Amphibious Brigadeにヘリコプターのサポートを提供。1976年12月、HMM-262はハワイを拠点とする最初のヘリコプター飛行隊に指定され、複合飛行隊 composite squadronとして西太平洋に派遣された。同飛行隊は11月17日にトリポリに乗り込み、そののち8ヶ月間、第31海兵航空ユニット 31st MAUの“カッティング・エッジ Cutting Edge”であり続けた | |
| 1986 | 1986年のデプロイメント中、同飛行隊は第26海兵水陸両用部隊(26th Marine Amphibious Unit: 26th MAU)の航空戦闘部隊(Aviation Combat Element: ACE)として、リビアにおける作戦において第60統合任務部隊(Combined Task Force 60: CTF-60)を支援した。1987年5月、HMM-263はJ. R. プルデン中佐 Lt. Colonel J. R. Prudenの指揮の下、第24海兵水陸両用部隊(24th Marine Amphibious Unit: 24th MAU)のACEとしてデプロイメントした。この間、ペルシャ湾における緊急作戦のため、飛行隊は3つのセクションに分割され、米国、地中海、ペルシャ湾から作戦行動を行った。配備期間中、同飛行隊の航空機はイラン海軍機雷敷設艦Iran Ajarの拿捕作戦に参加した |
| 1990/8 | 1990年8月、同飛行隊はふたたびペルシャ湾地域へと派遣された。第4海兵遠征旅団(4th Marine Expeditionary Brigade: 4th MEB)の一員として、同飛行隊の航空機は水陸両用任務部隊を支援するため数え切れないほどの飛行時間をこなし、数々の水陸両用作戦演習に参加したほか、ソマリアのモガディシュにある米国大使館の非戦闘員避難作戦(“イースタン・イグジット作戦 Operation Eastern Exit”)を実施した。また、国連がイラクに対して課した禁輸措置を支援するため、イラク船舶2隻の阻止作戦にも参加した |
| 1993/3 | 1993年3月、同飛行隊は米国中央軍(United States Central Command: USCENTCOM)のソマリアデプロイメントを支援するため、“レストア・ホープ作戦 Operation Restore Hope”および“コンティニュー・ホープ作戦 Operation Continue Hope”に参加するよう要請された |
| 1995 | 1995年、同飛行隊は第24海兵遠征ユニット(特殊作戦能力) 24th MEU(SOC)の航空戦闘部隊(ACE)として、強襲揚陸艦(多目的)キアサージ Kearsarge(LHD-3)にデプロイメントした。このデプロイメント期間中、同飛行隊は6つの大規模な多国籍演習に参加し、アドリア海におけるNATO作戦“デナイ・フライト作戦 Operation Deny Flight”および“プロヴァイド・プロミス作戦 Operation Provide Promise”において、航空機および人員の戦術的救出(Tactical Recovery of Aircraft and Personnel: TRAP)支援を提供した。また、1995年6月8日には、空軍パイロットのスコット・オグラディ大尉 Captain Scott O'GradyのTRAP救出作戦を成功させた。 |
| 1997 | 1997年、HMM-263はふたたび配備され、地中海と黒海における米国のプレゼンスを維持するとともに、アドリア海での“ジョイント・ガード作戦 Operation Joint Guard”、ペルシャ湾での“サザン・ウォッチ作戦 Operation Southern Watch”にも参加した |
| 2002 | 2002年から2003年にかけて第24海兵遠征部隊(特殊作戦能力)の一員として9ヶ月間デプロイメントした際、当時“サンダー・チキンズ Thunder Chickens”と呼ばれていた彼らは、前例のない9,568時間の飛行時間を記録し、アフリカの角における“不朽の自由作戦 Operation Enduring Freedom”、そしてイラクのバグダッド、ティクリート Tikrit、アル・クート Al Kut周辺における“イラクの自由作戦 Operation Iraqi Freedom”に参加した |
| 2004/6 | 2004年6月と7月、HMM-263(Rein)はイラクのアル・タッカドゥム Al Taqqadumに展開し、ふたたび戦闘作戦の支援に従事した。第二次ファルージャの戦い、“シタデルII Citadel II”、“リヴァーウォーク Riverwalk”、“プリマス・ロック Plymouth Rock”などの作戦に参加し、HMM-263(Rein)は合計7,472.5時間の戦闘飛行時間を記録した。そのうち4,664.9時間は暗視ゴーグル(NVG)を使用した飛行だった。この任務期間中、同飛行隊は新設されたイラク治安部隊を支援するため、イラク軍のみによる初のヘリコプター強襲作戦を実施した。2005年2月、同飛行隊はMV-22への機種転換に備え、CH-46Eを7機のみ保有して再デプロイメントした |
| 2005/6 | 同飛行隊はCH-46シー・ナイトからMV-22オスプリーへの機種転換のため、2005年6月3日に正式に閉隊された。 HMM-263はVMM-263に改称され、2006年3月3日に最初のMV-22運用飛行隊として再編成された |
| 2007/9 | 2007年9月17日、VMM-263は10機のオスプリーを携え、ニュー・リヴァー海兵航空基地から強襲揚陸艦(多目的)ワスプ Wasp(LHD-1)に乗艦し、イラクへ向かった。現在、同飛行隊は海兵遠征ユニットを支援する最初のMV-22飛行隊となるべく訓練を行っている。彼らは第22海兵遠征ユニット 22nd Marine Expeditionary Unitに所属し、2009年春の予定である |
部隊表彰 unit citationまたは部隊功労章 commendationは、表彰された功績に対して組織に授与される賞。当該功績に参加した部隊員は、授与された部隊表彰を制服に着用することが認められている。VMM-263は以下の表彰を受けている リボン部隊表彰 Ribbon Unit Award 大統領部隊表彰(ブロンズ・スター2個付き) Presidential Unit Citation with two Bronze Stars 統合功労部隊表彰 Joint Meritorious Unit Award 海軍部隊功労章(ブロンズ・スター1個、シルヴァー・スター1個付き) Navy Unit Commendation with one Silver Star and Bronze Star 功労部隊功労章(ブロンズ・スター4個付き) Meritorious Unit Commendation with four Bronze Stars |
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| 著名な元メンバー ロジャー E. コムズ Roger E. Combs ロバート・マグナス Robert Magnus |
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↑An MV-22 from VMM-263 refueling at night in Iraq. Image courtesy of en.wikipedia.org.
Update 26/03/20