Battle Report
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戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
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インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- ※1989年に海軍歴史センターが纏めた報告「Operational Experience of Fast Battleships; World War II, Korea, Vietnam」および、月刊「丸」1993年2月号から1995年5月号に連載した「戦場別/アメリカ高速戦艦ウォー・ヒストリー」より
水上戦闘 1942年11月8日 マサチューセッツ Massachusetts(BB-59) の戦闘報告 |
水上戦闘 第二次世界大戦は、初めての本格的な三次元紛争だった。陸軍と空母の両方の航空戦力が、地上戦力、地上戦力、海底戦力と連携して、全面的に活躍した。この戦争において、高速戦艦の艦隊防空能力は、間違いなく、その最も重要な特徴となった。とはいえ、高速戦艦は依然として戦艦としての性格を強く持っており、水上戦闘を行い、20マイル以上の距離に重徹徹甲弾を発射しながらダメージを吸収するように設計されていた。対水上戦闘の機会は比較的少ないものだったが、敵の水上打撃能力が存在する限り、想定しておく必要があった。太平洋戦争末期までの作戦計画には、日本の大規模な水上部隊がアメリカの水陸両用部隊や空母を脅かした場合に実行される緊急時計画が含まれていた。命令を受けた高速戦艦は、空母任務部隊から離脱し、巡洋艦や駆逐艦の支援を受けて水上任務部隊を編成することになっていた。このような戦艦部隊の水上行動が実現することはなかったが、レイテ湾で日本のおとり部隊と判明したのちに高速戦艦が北に向かって航行したときには、それが実現しそうな気配があった フランス水上部隊との交戦(カサブランカ、1942年11月) 1942年11月8日、カサブランカ沖で、戦艦マサチューセッツ(BB-59)は防衛中のフランス駆逐艦と短い砲撃戦を行い、1隻を撃沈し、2隻目を重巡洋艦タスカルーサ Tuscaloosa(CA-37)と共有した マサチューセッツの行動報告 敵の回避戦術とレンジキーピングへの影響 戦闘の第2段階では、敵の軽巡部隊が交戦した。自艦の進路変更や敵の煙幕により、レーダーは作動せず、測距儀も効果がなかった。敵艦は煙幕の中や外で円や楕円、8の字を描いて操縦していた。正確な距離を測ることはできず、グラフィック・プロッター(graphic plotter、Mk. 8のレンジキーパー rangekeeperに取り付けられたグラフィック・プロッターは、前進距離、生成された現在の距離、サイト・ディフレクション sight deflectionのグラフィック・タイム・レコード graphic time recordを自動的に記録する。生成されたレンジ・レート range rateはインテグラル分度器 integral protractorで確認出来る)のレンジ・ライン range linesからレンジ・レートを差し引くこともできなかった。標的の角度が急激に変化するので、スポッターはそれについていくのが大変だった。レンジキーパーには、目標の角度と推定速度とともに、得られる最良の距離が設定された。射撃は「腰から」で、射程内のスポットを当てたり、斉射が着弾した時にそらしたりした。回避戦術や煙幕を使用する軽装部隊 light forceとの交戦では、レーダーの距離が重要である。レーダーは、以下のような点を改善しなければならない。砲撃の衝撃で失敗。射程線や射程率は得られないので、現在の射程ペンシル present-range pencil(プロッター上)を得られた最高の射程に合わせるか、射程が測定できない場合は“シュート・アンド・スポット shoot and spot”法を用いなければならない。回避戦術を用いている軽巡洋艦部隊を射撃する際の提案は、既存の角度を設定した1基の砲塔を撃ち、現在の目標角度の右45゚に目標角度を設定した2基目の砲塔を撃ち、現在の目標角度の左45゚に目標角度を設定した3基目の砲塔を撃つことである。この手順であれば、敵がどちらを向いても捕らえることができる可能性が高い 一般的な注意事項 War Watch Officer(戦時当直士官)は、緊急時に艦長の代わりに行動することである。このため、彼の行動方針について詳細な指示を出すことは不可能である。彼は以下の一般原則に導かれるべきである。戦艦マサチューセッツは、艦隊の中でも大きく貴重な部隊だ。この艦は、潜水艦や駆逐艦に対抗するための攻撃部隊として設計されたものではなく、また、救難船や通商破壊船 commerce raiderとして設計されたものでもないので、そのような使い方をしてはいけない。一般的な原則としてマサチューセッツは、同規模以上のものには接近し、そのような武装をしている、あるいはする可能性のある艦艇の魚雷の射程に入らないようにすべきである |
Update 24/09/26