非分類雑役船
アイコン | 意味 |
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
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参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
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- ※MAVはIntermediate Maintenance Availabilityの略
- ※データは帆走フリゲイト・ユナイテッド・ステーツ級の項を参照
艦名 | NAME | 艦種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
コンスティチューション (1、2、3、4、5、6) |
Constitution | IX-21 | Hartt's Shipyard | 1798/7/22 | ◎1941/1/8 艦種を非分類雑役船(IX-21)に改める ◎1950年代後半 ボストン海軍工廠にて入渠 ◎1970 上甲板の半分を張り替え修理(他に排水溝、突出円材の更新) ◎1973 修理(修理額$4,400,000)(〜1975) ◎1974/4/11 ボストン海軍造船所にて出渠 ◎1975/9/1(1975/9/2?) 艦種記号をとる ◎1992 修理(修理額$12,000,000)(〜1997/7、1、2、3) ◎2007/10 チャールズタウン海軍工廠にてNaval History & Heritage Command Detachment BostonによるMAV(〜2010/11/6、構造材の補修に加え、1812年当時の外見に復元する作業) ◎2015/5/18 チャールズタウン海軍工廠のDrydock No. 1にてJay Cashman, Inc. による補修工事(修理額$14,321,000、バース1も補修工事、安全な繋留と来訪者のアクセスを確保するため、1、2) ◎2017/7/23 チャールズタウン海軍工廠のDrydock No. 1にて出渠、出渠後、補修工事を継続 ◎2023 帆のない外観の理由は、“オールド・アイアンサイズ Old Ironsides”が大修理中だからだと、艦長のビリー・ジューン・ファレル中佐 Cmdr. Billie June Farrell(コンスティチューション初の女性艦長)はUSNIニュースに語った。定期点検中にマストの腐敗が見つかり、修理が必要になったという。 シュラウド shroudsとリギング riggingがフリゲイトを構造的に支えているため、修理を完了させるためには“ダウンリグ downrigged”が必要だったとファレルは語った。通常、船には3本のマストがあり、それぞれに水平に突き出た4本のスパー four sparsと戦闘用のプラットフォームがある。クライミング・ネット climbing netsなどの艤装品はマストからぶら下がっている。 コンスティチューションはメインマスト mainmastとメインマストのファイティング・トップ fighting topの修理中である。ミズンマスト mizzenmast、メインマスト、ポートマスト portmastのスパーも修理されている “ファイティング・トップを修理するために、海軍の保守修理監督下にある工事クルーはメインマストの半分を取り除かなければならなかった”とジュリアン・ヘッデン二等航空電子工学技士 Avionics Technician 2nd Class Julian Heddenは言った。現在、フロント・マストとリア・マストは、ネットは取り付けられているものの、スパーと艤装の一部が失われている。そして半分を失ったメインマストは、まるで雷に打たれた裸の木のようだ。USNIニュースが8月に訪れたときには、マストはほとんど手つかずの状態だった。ファレルによれば、修理が行われている間、船はその構造を維持するための支持ステーを備えている。修理は、海軍海洋システム・コマンド Naval Sea Systems Command傘下の海軍歴史遺産司令部ボストン分遣隊 Naval History and Heritage Command Boston Detachmentを通じて、海軍の保守修理部門 Navy's Maintenance and Repair divisionによって行われる。ヘッデンが到着したのは、修理が進んでいた2月のことだったという。海軍によると、4月に保守修理の乗員がコンスティテューションの舵を交換した。桟橋を挟んで対岸にあるUSSコンスティチューション博物館 USS Constitution Museumのブログによると、5月にダウンリギングが始まった。2つの乾ドックが、博物館と記念艦を隔てている。海軍は乾ドックを使って船の修理を行うが、現在の修理は桟橋で行われているとファレルは言う。ほとんどの修理は艦が水中にある間に行えるが、2015年から2017年にかけて銅製の船体を修理した時のように、乾ドックを必要とする作業もある。 博物館のブログによると、今回の修理では、メインマストの2番目の部分であるトップマストに到達するために、メインマストを取り外す必要があった。トップマストは2009年にダグラスファーで作られたが、新しいものはサザン・イエロー・パイン southern yellow pine(米国南東部産の葉が3本ずつ束生する大型のマツで、非常に長い針葉と節くれだってねじれた枝を持つ)で作られる。コンスティチューションは古いため、修理には特別な木材が必要だとファレルは言う。船体には、インディアナ州の海軍支援活動クレーン Naval Support Activity Craneにあるコンスティチューション・グローヴ Constitution Groveで伐採された、さまざまな種類のオーク材が使われている。コンスティチューション・グローヴは、1973年の艦の修理の際に、必要なホワイト・オーク white oakの確保が困難だったために設立されたという。 海軍によると、2012年に、2015年から2017年にかけての船体修理のための木材として35本の木が選ばれた。艦船博物館 ship museumによると、艤装が戻される2024年まで、この船は修理中である可能性が高い。コンスティチューションは、その歴史的使命にもかかわらず、今も現役の部隊である。ファレルとその乗員は、ボストンで7月4日に行われる祝賀行事を含め、年に6〜7回ほど船を出航させる。全盛期にこの船を単独で運航するのに必要だった乗員は、現代の乗員よりも多かったため、今日では曳船で移動している。つまり、修理中でも航行が可能なのだ |
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◎On 28 October 2009 President Barack Hussein Obama II signed a law making USS Constitution the nation's "ship of state," in effect, a national flagship. |
Update 23/08/17