HSM
海洋打撃ヘリコプター飛行隊 Helicopter Maritime Strike Squadron

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
UFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※MCAAFは海兵航空補助施設(Marine Corps Auxiliary Air Facility)の略。NAFは海軍航空施設(Naval Air Facility)の略。NASは海軍航空基地(Naval Air Station)の略。NAASは海軍航空補助基地(Naval Auxiliary Air Station)の略。NSは海軍基地(Naval Station)の略(ABC順)
※第51海洋打撃ヘリコプター飛行隊(Helicopter Maritime Strike Squadron Five One: HSM-51)は、Warlordsの名でも知られるアメリカ海軍のヘリコプター飛行隊で、神奈川県綾瀬市にある厚木海軍航空施設 NAF Atsugiに駐留している。HSM-51は、サン・ディエゴを拠点とする7個飛行隊からなる太平洋艦隊ヘリコプター海上打撃航空団 Helicopter Maritime Strike Wing, Pacific Fleetの一部である。同飛行隊は、主に横須賀に駐留するアメリカ海軍第7艦隊 7th Fleetのさまざまな艦船に定期的に配備されている

↑Image courtesy of en.wikipedia.org.

所在地 駐留日
NAF Atsugi 1991/10/3
航空機の割り当て 初受領日
SH-60B 1991
UH-3H 1991
SH-60F 2005
MH-60R 2013
1991年から2006年までVIP用に特化した構成で使用されていた。2005年から2013年まではVIP用に設定されたSH-60Fも同時期に使用された
日付 主な出来事
1991/11 HSL-51は1991年10月3日に設立され、2013年3月7日にHSM-51に移行した
2011/3 2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震と津波が東北地方を襲った。HSL-51は24時間以内に2つの分遣隊を派遣することで迅速に対応し、3日以内に合計5つの分遣隊が派遣された。HSL-51は単独で、またロナルド・レーガン打撃群 Ronald Reagan Strike Groupの一員として活動し、“トモダチ作戦 Operation Tomodachi”を直接支援した。HSL/HSMコミュニティにとって前例のない動きとして、飛行隊全体が18時間以内の通告で厚木海軍航空施設 NAF AtsugiからNAF三沢海軍航空施設 NAF Misawaに移転した。救援活動を通じて118回の出撃、382時間の飛行時間を記録し、100t以上の重要物資を届けた
2011 2011年、“ウォーロード”分遣隊 Warlord detachmentsは前方展開海軍部隊の即応部隊 Forward Deployed Naval Force's rapid response forceの不可欠な一部として、48時間以内の通告で9回にわたって出動し、世界的な注目を集める国際的な出来事に直接派遣された。彼らは、太平洋全域における米国と同盟国の利益の安全を確保した。この年は朝鮮半島情勢の緊迫化で幕を開け、HSL-51は3個分遣隊を迅速に黄海に派遣した。危機がピークに達したクリスマスの数日前、第4分遣隊 Detachment 4は14時間足らずの通告でミサイル巡洋艦シャイロー Shiloh(CG-67)に乗艦し、第7艦隊の弾道ミサイル防衛艦に海面統制(Sea Surface Control: SSC)の支援を提供した。2011年には、CTF70、CVW-5、横須賀ベースの巡洋艦・駆逐艦11隻、米国ベースのフリゲイト1隻を支援するため、SH-60B/Fクラスの航空機で5,891時間以上の無事故飛行を成功させた。さらに、ウォーロードは同年、124,000時間を超える無災害飛行時間という素晴らしいマイルストーンを達成した
“ウォリアーズ Warriors”飛行隊は、その部隊章に描かれている剣術家、宮本武蔵からインスピレーションを得ており、彼に関連する原則へのコミットメントを反映している。宮本武蔵は16世紀に名を馳せた人物であり、戦争、芸術、彫刻、書道など様々な分野に秀でていた。剣の達人として、彼は二天一流と呼ばれる、大刀と脇差を同時に使う技法を開発し、洗練させた。武蔵の専門知識は剣術にとどまらず、投擲武器にも長けていた。彼の戦闘スタイルは、不必要な装飾や美的な配慮を排した正攻法に重きを置いていた
“ウォーロード Warlords”として知られるHSM-51は、アメリカ海軍の前方展開ヘリコプター飛行隊である。MH-60Rを運用し、厚木の海軍航空施設を拠点としている。同飛行隊は、韓国、西太平洋、ペルシャ湾地域に展開する艦船に、武装した対地・対潜ヘリコプターの分遣隊を提供している。また、横須賀にある米第7艦隊司令官の幹部輸送もサポートしている。HSM-51は最近、SH-60Bから能力が向上したMH-60Rに移行した。MH-60Rは、低周波ソナー low-frequency sonar、空中発射ソノブイ air-launched sonobuoys、水面捜索レーダー surface search radar、電子支援措置(electronic support measures: ESM)システム、前方監視赤外線(forward-looking infrared: FLIR)砲塔などの各種センサーを装備。魚雷(Mk. 46、Mk. 50、Mk. 54)、ヘルファイア・ミサイル(AGM-114)、機銃(M240 7.62mmまたはGAU-21 0.50インチ)など、さまざまな兵器を搭載している。 HSM-51は、HSMコミュニティの中ではエリート飛行隊として認識されており、しばしば“ヴァーシティ・スクワッド varsity squad”と呼ばれている。主な任務は対潜水艦戦(anti-submarine warfare: ASW)と対水上戦(anti-surface warfare: ASUW)である。また、捜索救助(search and rescue: SAR)、医療搬送(medical evacuation: MEDEVAC)、垂直補給(vertical replenishment: VERTREP)、特殊作戦支援(special operations support: SPECOPS)、海軍水上射撃支援(naval surface fire support: NSFS)、通信中継(communications relay: COMREL)、兵站支援 logistics supportなどの副次的任務にも従事している


Update 23/10/28