海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊 Marine Light Attack Helicopter Squadron

アイコン	意味
	戦闘や事故で失った場合（沈没、墜落）や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
	戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
	映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
	参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
	インターネットやTVゲームに登場する事柄です
	不可解な事故＆事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です

※MCAAFは海兵航空補助施設（Marine Corps Auxiliary Air Facility）の略。NASは海軍航空基地（Naval Air Station）の略。NAASは海軍航空補助基地（Naval Auxiliary Air Station）の略。NSは海軍基地（Naval Station）の略（ABC順）

• 第169海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊 HMLA-169

※第169海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊（Marine Light Attack Helicopter Squadron 169: HMLA-169）は、AH-1Zヴァイパー攻撃ヘリコプターとUH-1Yヴェノム汎用ヘリコプターで構成されるアメリカ海兵隊のヘリコプター飛行隊である。同飛行隊はカリフォルニア州 キャンプ・ペンドルトン海兵航空基地 MCAS Camp Pendletonを拠点とし、第39海兵航空群（Marine Aircraft Group 39: MAG-39）と第3海兵航空団（3rd Marine Aircraft Wing: 3rd MAW）の指揮下にある。遠征、合同、または複合作戦中、昼夜を問わず、あらゆる天候の下で攻撃的航空支援、汎用支援、武装護衛、空挺支援兵器の調整を提供し、海兵航空地上任務部隊司令官 Marine Air-Ground Task Force commanderを支援する

↑Image courtesy of en.wikipedia.org.

日付	主な出来事
1971/9	第169海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊（Marine Light Attack Helicopter Squadron 169: HMLA-169）は、1971年9月30日にカリフォルニア州キャンプ・ペンドルトン海兵基地 MCAS Camp Pendletonで第169海兵攻撃ヘリコプター飛行隊（Marine Attack Helicopter Squadron 169: HMA-169）として活動を開始した。姉妹飛行隊であるHMA-269やHMA-369とは異なり、HMA-169は当初AH-1Gコブラを装備していた。1974年から75年にかけて、飛行隊はより高性能なAH-1Jシー・コブラに移行した。AH-1Gは1976年7月までに退役した。
1970年代	1970年代を通じて、HMA-169は海上での厳しい水陸両用訓練と陸上での合同演習に従事した。1980年代には作戦任務が増加し、航空安全のマイルストーンの遺産が増加した
1986/10	1986年10月1日、再指定されたHMLA-169はAH-1T（TOW）コブラ24機すべてを段階的に退役させ、AH-1W（スーパー・コブラ）12機と交代させた。これらは12機のUH-1Nヒューイで補完され、海兵航空地上任務部隊の必要性に見合ったバイパーの能力を向上させた。これによりHMLA-169は、新型スーパーコブラを国内外に配備した最初の海兵隊飛行隊となった
1990/12	1990年12月から1991年6月まで、HMLA-169は南西アジアでの戦闘活動を支援するために強襲揚陸艦（汎用）タラワTarawa（LHA-1）に乗艦し、サウジ・アラビアのタナジブ TanajibでMAG-50とともに“砂漠の盾”と“砂漠の嵐作戦” Operations Desert Shield and Desert Storm中に上陸した。1991年2月24日から3月4日まで、“ヴァイパーズ Vipers”は敵のイラク軍と交戦し、航空機や人員を失うことなく234回の戦闘出撃を行った。 クウェート戦域から帰還した飛行隊は、“シー・エンジェル作戦 Operation Sea Angel”の一環として、洪水に見舞われたバングラデシュへの人道支援に向かった。その直後、1991年6月15日にピナツボ山が噴火したのち、同飛行隊は人道支援ミッション“火の用心作戦 Operation Fiery Vigil”に参加した。1992年5月、HMLA-169はロサンゼルス暴動の際に地元の法執行機関を支援し、1993年にも“希望の回復作戦 Operation Restore Hope”の際にソマリアで人道支援と平和維持活動を行った
2001/9	HMLA-169は4機のコブラと3機のヴェノムの分遣隊を第15海兵遠征ユニット（15th Marine Expeditionary Unit: 15th MEU）に提供した。15th MEUは2001年の9月11日の攻撃後、最初にアフガニスタンに派遣された海兵隊のひとつである。同飛行隊は2003年2月下旬、“イラクの自由作戦”（Operation Iraqi Freedom: OIF）を支援するためイラクに展開した。2003年のイラク侵攻では、部隊の18機のAH-1Wのうち12機が戦闘被害を受け、2003年3月30日にはUH-1Nヒューイが墜落し、搭乗していた3名が死亡した。この派遣では、ナジャフの戦い Battle of Najafとファルージャ Fallujahでの“ファントム・フューリー作戦 Operation Phantom Fury”で近接航空支援を行った。飛行隊は18機のAH-1Wスーパー・コブラと9機のUH-1Yスーパー・ヴェノムで構成されている。HMLA-169は2006年3月にもイラクに派遣され、アル・アンバル州 Al Anbar provinceで第1海兵師団 1st Marine Divisionの近接航空支援を行った。同部隊は2007年10月にふたたびアル・アンバルに展開した
2009春	2009年春には第2海兵遠征旅団の一員としてアフガニスタンに展開した。2009年2月にオバマ大統領 President Obamaが発表した17,000名の兵力増強の一環であった
2014	2014年、同飛行隊は年間最優秀海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊に贈られるジョン P. ジグレ賞 John P. Giguere awardと航空安全に対するピート・ロス賞 Pete Ross awardを受賞した

↑Sailors guide a Bell AH-1Z Viper helicopter attached to Marine Light Attack Helicopter Squadron (HMLA) 169 to land on the flight deck aboard amphibious assault ship USS Tripoli (LHA-7) during flight operations in the Pacific Ocean, Nov. 17, 2024. Tripoli is an America-class amphibious assault ship homeported in San Diego. Tripoli is underway in the U.S. 3rd Fleet area of operations conducting advanced tactical training that enhances warfighting capability and tactical proficiency. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Austyn Riley)

Ｕｐｄａｔｅ　24／11／20