Air Traffic Control Radar
名称 | NAME | 用途 | 周波数 | ピーク出力 | パルス 繰り返し 周波数 |
走査回数 | アンテナ形式 | 探知距離 | 備考 |
SPN-41 | SPN-41 | 航空管制 (計器空母着艦ICLS) |
Ku (15.4〜15.7) |
2kW | パラボラ (EL) スロット導波管 (AZ) |
93km | ◎EL(艦上)/AZ(艦尾) |
- ※AN/SPN-43は、海軍のマーシャリング航空管制(ATC)レーダー・システム marshalling air traffic control (ATC) radar systemで、全ての航空母艦と強襲揚陸艦で航空機の最終進入をヴェクトル制御するために使用されている。AN/SPN-43Cは、2次元の航空管制、航空監視レーダー・システム air-surveillance radar systemで、自艦の責任範囲内の航空機を同時に管制・識別することができる。AN/SPN-43Cは、送信機(変調器)、受信機、および関連する電源を2セット持ち、2セット目は送信機または受信機のいずれかの機器故障時に即時オンライン・バックアップ能力 on-line backup capabilityを提供する。AN/SPN-43Cは、航空機のマーシャリングと戦術的展開のためにAATC DAIRシステムと共に使用される。AN/SPN-43Cは、航空機の着艦運用のために、空母管制接近レーダーと組み合わせて使用される。この他、バックアップ用の短距離航空捜索レーダー・システム backup short-range, air-search radar systemとしても使用されている。AN/SPN-43は、レーダーの水平線から30,000フィートまでの高度で、50マイルから最小250ヤードまでの方位と距離の情報を提供する。空母航空管制センターの特別な表示器により、オペレーターは航空機をあらかじめ決められた方位に沿ってタッチダウンから約1/4マイルの地点まで誘導することができる。この地点で、航空機はAN/SPN-42を使用する最終進入管制官に“ハンドオフ”される。AN/SPN-43Cは、パルス・マグネトロン送信機 pulsed magnetron transmitterを搭載したコヒーレント受信レーダー・システム coherent on receive radar systemである。MTI/MTDのアップグレードは、VMEシャーシ用の商用オフザシェルフ(commercial-off-the-shelf: COTS)部品から開発されたアドオン・ユニット add-on unitと、RFおよび信号インターフェース・ボックス RF and signal interface boxesで構成されている。RFおよび信号インターフェース・ボックスは、信号処理装置およびレーダーへの必要な接続を提供する。MTI/MTDアップグレードには、性能を向上させるための3つの重要な機能が組み込まれている。I/Q位相直交性能を改善するためのベースバンドへのデジタル直接変換。マグネトロン送信パルスに対するリターンの均等化。最適なドップラー・フィルターを使用した複数区間のクラッター・キャンセル。これらの信号処理機能により、パルス・マグネトロン・レーダーから50dB以上のクラッター・キャンセルを実現する。アップグレード前のレーダーは、移動目標表示(MTI)/移動目標探知(MTD)機能を持たないため、クラッター(陸、海、天候、鳥など)での性能は低下する。航空母艦や強襲揚陸艦は、一般にクラッターの多い沿岸環境で運用する必要があり、このような状況でのMTI/MTD能力は、海軍の航空機の運用を維持するために非常に重要。MTI/MTDのアップグレードにより、従来のレーダーよりもクラッター内での目標視認性が向上し、海軍に必要なATCの運用が可能になる
名称 | NAME | 用途 | 周波数 | ピーク出力 | パルス 繰り返し 周波数 |
走査回数 | アンテナ形式 | 探知距離 | 備考 |
SPN-43 | SPN-43 | 航空管制 (対空捜索) |
S | 850kW | 1,125pps | 横長パラボラ | 93km | ◎マスト上、艦尾向き |
名称 | NAME | 用途 | 周波数 | ピーク出力 | パルス 繰り返し 周波数 |
走査回数 | アンテナ形式 | 探知距離 | 備考 |
SPN-46 | SPN-46 | 航空管制 (精密進入着艦PALS) |
Ka | 50kW | パラボラ (円錐形レドーム付き) |
◎アンテナ2基構成 |
Update 23/06/28