観測機

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
UFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※FYは会計年度 Fiscal Yearの略
ノース・アメリカン社(現ボーイング・ディフェンス、スペース&セキュリティー部門)製 初飛行:1965年7月15日(YOV-10A) OV-10Aデータ=全幅:12.19m 全長:12.67m(ピトー管含む、D型は13.41m) 全高:4.62m 翼面積:27.03m² 空虚運用重量:3,127kg 最大離陸重量:6,552kg パワープラント:定格出力715shpのギャレット製T76-G-10ターボプロップ・エンジン2基(D型は定格出力1,040ehpのギャレット製T76-G-420/-421ターボプロップ・エンジン2基) 最大速度(3,048m):451km/h 海面高度上昇率:853m/min(クリーン、D型は920m/min) 実用上昇限度:9,144m 航続距離:2,296km(D型は2,222km) 戦闘行動半径:305km(対地支援(兵装を2,267kg搭載し、高度1,524mでロイター1時間の場合)、D型は366km(最大兵器搭載でロイターなし)) 離陸滑走距離(4,494kgの通常離陸重量時):226m 着陸滑走距離(通常離陸重量時):226m 着陸滑走距離(高度15mから通常離陸重量時):372m 兵装:機関銃:7.62mm機銃4挺(携行弾薬各500発、D型は20mm機関砲4門)、Mk. 4Mod. 20mmガンポッド 無誘導弾薬(主翼化下2ヶ所、スポンソン4ヶ所、胴体中心部1ヶ所の計7ヶ所のハードポイント):Mk. 81汎用爆弾、Mk. 81スネークアイI低高度爆撃用遅延爆弾、Mk. 77Mod. 2/4ナパーム弾、LAU-60/A、-61/A、-68/A、-69/A自由飛翔空対空ロケット(FFAR)ポッド、SUU-40/A、-44/A(Mk. 24/26フレアー×8)、A/A37B-3フレアー・ディスペンサー(Mk. 24/25フレアー×6、Mk. 6シグナル×6) 乗員:2名 ペイロード:貨物室に兵員最大6名
※社内呼称モデル300(NA-300)
※対反乱・暴動機(Counter Insurgency: COIN)。1963年に海軍が軽武装偵察機(Light Armed Reconnaissance Aircraft: LARA)計画を持った事に始まった。のちに兵員輸送機としての性格も加えられる。この最終仕様に9つのメーカーが設計案を提出。モデル300と一度落選したコンヴェア・モデル48(自社資金で試作)が競うもモデル48は敗れる

↑Image courtesy of Shipbucket.
FY Block No. Bu.No.
()内は製造番号
機数、備考1 備考2
Bu.No. 直後の()内の
番号は製造番号
YOV-10A-NH 152879~152885 ◎7機 152879はNOV-10Aに改造。152880はYOV-10Dに改造。152881は1968年4月8日~1976年10月7日までNASAに移管(NASA 718)。高揚力装置実験機に改造。1969年6月25日に民間登録No. N705NAを割り当てられる ◎152880(c/n 300-2)
◎152881(c/n 300-3)
◎152882(c/n 300-4)
OV-10A-NH 155390~155503
(c/n 305-1~305-114)
◎114機 社内呼称モデルNA-305。155395、155396はYOV-10Dに改造。のちにOV-10Dに再改造。155406、155409、155417、155418、155436、155446、155447、155465、155466、155468、155470、155472~155474、155477、155479、155481~155483、155486、155488、155489、155493、155494、155498、155499、155502はOV-10Dに改造。155481はのちにOV-10G+に変更。155492はOV-10D+に改造 。155397、155404、155425、155433、155462、155491はのちにモロッコ空軍に引き渡される ◎155390(c/n 305-1)
◎155392(c/n 305-3)
155393(c/n 305-4)は1970年3月10日にヴェトナムにて対空火器により撃墜(VAL-4所属機)。乗員2名とも脱出し救出される
155394(c/n 305-5)は1971年10月29日にヴェトナムにて対空火器により撃墜(VAL-4所属機)。乗員2名とも救出される
◎155395(c/n 305-6)
◎155396(c/n 305-7)
◎155418(c/n 305-29)はのちにBlue Air Trainingに売却
155422(c/n 305-33)は1968年10月22日に南ヴェトナムのダ・ナン南部にて対空火器により撃墜(VMO-2所属機)。乗員2名とも戦死(KIA)
155423(c/n 305-34)は1970年4月21日に南ヴェトナムのKham Duc西部にて対空火器により撃墜(VMO-2所属機)。乗員2名とも脱出するもパイロットは北ヴェトナム軍に殺害される。観測員はヘリコプターに救出される
155424(c/n 305-35)は1991年2月25日に“砂漠の嵐”作戦にて喪失
◎155434(c/n 305-45)
155435(c/n 305-46)は1991年1月18日に“砂漠の嵐”作戦にて対空火器により撃墜。乗員2名とも脱出する
◎155438(c/n 305-49)
◎155444(c/n 305-55)
◎155446(c/n 305-57)はのちにBlue Air Trainingに売却
◎155447(c/n 305-58)
◎155465は1968年10月ごろに 海兵隊へ。1974年までニュー・リヴァー海兵航空基地にてVMO-1所属機。1984年までパタクセント・リヴァー海軍航空基地海軍航空テスト・センター Naval Air Test Center。1984年10月から1987年6月以降にChina LakeのNaval Air Weapons StationのVX-5所属機。1988年10月までキャンプ・ペンドルトン海兵航空基地にてVMO-2所属機。1990年ごろにOV-1Dに改修される。1991年までニュー・リヴァー海兵航空基地にてVMO-1所属機。1991年1月に砂漠の嵐作戦のため、サウジ・アラビアのアル・ジュバイル飛行場 Al Jubail ABに配備される(~1991年5月)。1993年2月11日にワシントン州運輸省航空局にて民間登録No. N10Dを割り当てられる。1994年8月まで民間登録No. N80ADで再登録された。2003年1月24日に民間登録No. N80ADで新オーナーに売却を報告。2010年11月30日にNo. N80ADはキャンセルされ、新しい所有者に売却が報告された
◎155470(c/n 305-81)
◎155474(c/n 305-85)はのちにBlue Air Trainingに売却
◎155479(c/n 305-90)
◎155480(c/n 305-91)
◎155483(c/n 305-94)はのちにBlue Air Trainingに売却
◎155489(c/n 305-100)はのちにBlue Air Trainingに売却
155490(c/n 305-101)は1969年7月19日に南ヴェトナムのChau Doc近郊にて共産軍の小火器により撃墜。乗員2名とも死亡
◎155493(c/n 305-104)はのちにBlue Air Trainingに売却
155495(c/n 305-106)は1970年6月7日にヴェトナムにて対空火器により撃墜(VAL-4所属機)。パイロットは死亡。観測員は救出される
155497(c/n 305-108)は1970年9月29日にヴェトナムにて対空火器により撃墜
155503(c/n 305-114)は1969年12月20日にヴェトナムにて対空火器により撃墜(VAL-4所属機)。乗員2名とも死亡
OV-10B-NH 158292~158309 ◎18機 社内呼称モデルNA-338。西ドイツ空軍に貸与 ◎158292(c/n 338-1)
◎158293(c/n 338-2)
◎158298(c/n 338-6)
◎158300(c/n 338-9)
◎158301(c/n 338-10)
◎158302(c/n 338-11)
◎158304(c/n 338-13)
◎158308(c/n 338-17)
OV-10C-NH 158396~158411
(c/n 342-001~342-016)
◎16機 社内呼称モデルNA-342。タイ空軍に貸与(タイ空軍のシリアル・ナンバー1/2513、2/2513、3/2514~16/2514)。158399、158402、158406は2004年にフィリピン空軍に寄贈 ◎158397(J5-12/13)
◎148399(c/n 342-004)
◎158405(c/n 342-010)はJ5-10/14
◎158407(J5-12/14)
◎158408(J5-13/14)
◎158409(J5-14/14)
◎158410(J5-15/14)
OV-10E-NH 159057~159072 ◎16機 社内呼称モデルNA-354(ヴェネズエラ空軍のシリアル・ナンバー159057~159064)、NA-404(159065~159072)。ヴェネズエラ空軍に貸与 ◎159059(c/n 354-003)
◎159061(c/n 354-005)
◎159062(c/n 354-006)
◎159063(c/n 354-007)
◎159064(c/n 354-008)
◎159065(c/n 354-009)
◎159066(c/n 354-010)
◎159067(c/n 354-011)
◎159068(c/n 354-012)
◎159069(c/n 354-013)
◎159071(c/n 354-015)
OV-10C-NH 159134~159149
(c/n 360-001~360-016)
◎16機 社内呼称モデルNA-360。タイ空軍に貸与(タイ空軍のシリアル・ナンバーJ5-17/16~J5-32/16)。159134、159136、159139、159142、159145は2004年にフィリピン空軍に寄贈 ◎159134(c/n 360-001)
◎159136(c/n 360-003)
◎159139(c/n 360-006)
◎159142(c/n 360-009)
OV-10F-NH 160216~160227 ◎12機 社内呼称モデルNA-397。インドネシア空軍に貸与
OV-10F-NH 160295~160298 ◎4機 社内呼称モデルNA-360。インドネシア空軍に貸与


コンソリデーテッド・ヴァルティ・エアクラフト社(コンヴェア、現ボンバルディア社)製 初飛行:1964年11月25日 モデル48データ=全幅:9.17m 全長:10.61m 全高:4.14m 翼面積:20.06m² 空虚運用重量:2,021kg 最大離陸重量:4,744kg パワープラント:定格出力650hpのプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製T74-CP-8/10 ターボプロップ・エンジン2基 最大速度:513km/h 実用上昇限度:6,492m 航続距離:4,828km 離陸滑走距離(高度15m越え):152m以下 着陸滑走距離(高度15mから):152m以下 兵装:機関銃:7.62mm機銃4挺 無誘導弾薬:爆弾等907kg搭載 乗員:2名 ペイロード:貨物室に兵員最大6名
※軽武装偵察機(Light Armed Reconnaissance Aircraft: LARA)計画はノース・アメリカンNA-300が選定されるも海兵隊と陸軍はモデル48を好み、試作機の製作を続行し初飛行にまでこぎつける。100時間の合同テスト飛行にかけられることになり、試作機は海軍、海兵隊、陸軍、空軍の各代表により操縦。1965年10月19日の196回目のテスト飛行中に墜落
F-0597 Convair Charger Model 48 Video. sadasmarchives.


※軽武装偵察機(Light Armed Reconnaissance Aircraft: LARA)計画に応じてロッキード社(現ロッキード・マーチン社)が提案した機体。LARA計画はノース・アメリカンNA-300が選定される


Update 23/07/17