中型海上警備カッター
| アイコン | 意味 |
| 戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません | |
| 戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです | |
| 映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です | |
| 参考文献、小説や書籍に登場する事柄です | |
| インターネットやTVゲームに登場する事柄です | |
| 不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です |
- 排水量:2,921t 全長:97.53m〜109.72m 主機/軸数:ディーゼル2基 速力:22.0kt〜25.0kt 航続力:7,500浬 兵装:70口径57mm単装砲、12.7mm機銃
- ※レーダー:サーブ式SPS-77シー・ジラフ多機能レーダー
- ※360フィート型
- ※ヘリテージ級 Heritage Classともいわれる
- ※以前は近海哨戒カッター(Offshore Patrol Cutter: OPC)と仮称されていたもので、沿岸警備隊が進めている新装備導入計画、Integrated Deepwater Systemsの一環を構成。2016年9月15日にフェーズ1として予備契約をフロリダ州Panama Cityのイースタン・シップビルディング社 Eastern Shipbuilding Group, Inc. 、メイン州バスのジェネラル・ダイナミックス社傘下のバス鉄工所 General Dynamics, Bath Iron Works、ルイジアナ州Lockportのボリンジャー・シップヤード社 Bollinger Shipyards Lockport, LLCの3社案を選んだ。2016年9月15日にフェーズ2として建造契約をイースタン・シップビルディング社(契約額$110,290,000)に対して発注。ほかの2社案を破る
- ※2017年2月にロールスロイス社は、沿岸警備隊のOPCに搭載する推進関連機器をイースタン・シップビルディング社から受注。CPP(Controllable Pitch Propeller)、推進軸、Promas舵、MTU Series 4000発電用ディーゼル(12気筒、1,000kW)
- ※2019年1月にLeonardo DRS, Inc. はイースタン・シップビルディング社から、ハイブリッド推進システム(永久磁石同期電動機をベースとする補助推進システム)のうち、第二陣を受注。2017年に締結した契約では、9隻分を受注、納入することになっている。2019年半ばから納入開始の予定
- ※2019年2月にノースロップ・グラマン社 Northrop Grumman Corp. はイースタン・シップビルディング社から、OPCに搭載する Command, Control, Communications, Computers, Intelligence, Surveillance and Reconnaissance機材と、艦橋・航法・主機管制・ミッション管制機材を受注。1番船のアーガス(WMSM-915)に搭載する分と、2番船のチェイス(WMSM-916)に搭載する分の先行調達で構成
- ※沿岸警備隊がヘリテージ級のステージ2に関するRfPを発出。中型海上警備カッターの詳細設計と建造を行うもので、対象は8社、回答期限は 2021年5月28日。2022会計年度の契約締結を予定。当初の9隻はイースタン・シップビルディング社が受注したが、同社がハリケーンで被災した影響から4隻のみとなり、残り21隻は別口とする二段階調達になった
- ※2022年7月、オースタルUSA Austal USAは同クラス5隻目の船体の詳細設計と資材調達を受注し、最大で合計11隻の船体(5番船〜15番船)のオプションを獲得した
- ※オースタルUSAは、アーガス級で使用する推進システムについて、Kongsberg Maritime製Promas推進システムの採用を決めた。まず、オースタルUSAで建造する一番手の5番船のピッカーリング(WMSM-919)で使用する分を納入する
- ※オースタルUSAは沿岸警備隊から、OPCのオプション契約$314,000,000を受注した。4〜6番船の先行調達分など。2022年6月に受注した当初契約では、最終的に$3,300,000,000で11隻を建造するとしている
- ※USNI Newsが入手した情報によると、イースタン・シップビルディング・グループは、プログラムの状況により“大きな財政的負担”が生じているとして、米沿岸警備隊のヘリテージ級Offshore Patrol Cutterの作業を中止した。“イースタン・シップビルディング・グループは、プログラムの構造と状況に起因する重大な財政的負担のため、Offshore Patrol Cutterの作業を一時停止するという苦渋の決断を下しました。最善の努力を払っておりますが、現状では継続は不可能です”と、イースタン・シップビルディング・グループのCEO、ジョーイ・ディゼルニア Joey D'Isernia氏はUSNI Newsへの声明で述べた
- ※沿岸警備隊のOffshore Patrol Cutterに関するGAO報告書
- ※バウ・スラスターを備える
↑Rendering of Coast Guard Offshore Patrol Cutter. Eastern Shipbuilding Image. Image courtesy of U.S. Naval Institute.


| 船名 | NAME | 船種記号 | 建造所 | 就役日 | 退役日 | 除籍日 | 備考 |
| アーガス | Argus | WMSM-915 | Eastern Shipbuilding Group, Inc. | ◎2020/4/28 起工 ◎2023/10/27 命名式 |
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| チェイス | Chase | WMSM-916 | Eastern Shipbuilding Group, Inc. | ◎2021/5 起工 | |||
| インハム | Ingham | WMSM-917 | Eastern Shipbuilding Group, Inc. | ◎2021/9/27 鋼材切り出し開始 ◎2022/7/15 起工 ◎2025/7/11 建造中止(1、2) |
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| ラッシュ | Rush | WMSM-918 | Eastern Shipbuilding Group, Inc. | ◎2025/7/11 建造中止(1、2) | |||
| ピッカーリング | Pickering | WMSM-919 | Austal USA | ◎2024/8/29 鋼材切り出し開始 ◎2025/12/8 沿岸警備隊はアラバマ州モービル市で行われた式典で、将来の沿岸警備隊カッター・ピッカーリングの船体構造を認証した。キール認証は、船舶の建造開始を正式に示す、古くから続く造船の伝統です。式典では、カッターに設置されるキールプレートにスポンサーのイニシャルが刻印され、キールが“真正かつ公正に敷設された”ことを象徴的に示す |
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| イカロス | Icarus | WMSM-920 | Austal USA | ||||
| アクティヴ | Active | WMSM-921 | Austal USA | ||||
| ディリジェンス | Diligence | WMSM-922 | Austal USA | ||||
| アラート | Alert | WMSM-923 | Austal USA | ||||
| ヴィジラント | Vigilant | WMSM-924 | Austal USA | ||||
| リライアンス | Reliance | WMSM-925 | Austal USA |
Update 25/12/10