補助艦船
Auxiliaries

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です
※cwtはハンドレッドウェイト(hundredweight)の略で、1cwt=45.3592kg
排水量:500t(旧測定法による総トン数) 全長:60.96m 幅:8.16m 吃水:3.04m(depth of hull) 主機/軸数:外輪2基 兵装:32ポンド砲(42cwt)1門 乗員:18名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ボルティモア Baltimore フィラデルフィア 1861/4 ◎1861/4/21 ポトマック川にて1848年進水のアメリカ連合国軍蒸気船をアメリカ合衆国陸軍が拿捕
◎1861/4/22 海軍に移管、給兵艦に改装
◎1865/6/24 ワシントンD.C. にて売却され商船となる
1866 喪失
◎1868 除籍


排水量:176t(旧測定法による総トン数) 全長:33.52m 幅:6.88m 吃水:2.13m 主機/軸数:LP機関1基/外輪2基 速力:8.0kt 兵装:30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・スムースボア砲1門 乗員:39名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
カクタス Cactus ブルックリン 1864/5/4 1865/6/8 ◎1863/12/9 ニュー・ヨークにて1863年進水の汽船Poiar Starを購入し、補給艦に改装
◎1865/6/20 Lighthouse Boardに移管
◎1910 民間に売却され商船Prospectとなる
◎1921 除籍


排水量:198t(旧測定法による総トン数) 全長:36.57m 幅:7.92m 吃水:2.34m 主機/軸数:外輪2基 乗員:26名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
チャタム Chatham Fayetteville
(Laird Brothers?)
1864/6/22 1865/4 ◎1863/12/16 Doboy Soundにて1852年進水のアメリカ連合国軍蒸気船を拿捕
◎1863/12 購入し、ポート・ロイヤルにてharbor shipとなる
◎1865/9/2 売却され商船となる
◎1868 除籍


排水量:298t 全長:40.41m 幅:9.14m 吃水:2.56m(depth of hull) 主機/軸数:horizontal crosshead機関1基/外輪2基 兵装:24ポンド榴弾砲2門 乗員:23名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ダーリントン
123
Darlington チャールストン 1862/3 ◎1862/3/3 Cumberland Soundにてアメリカ合衆国海軍艦艇に拿捕、取得(Fernandinaから軍用馬車、ラバ、貯蔵品と共に脱出しようとしたところを、C. R. P. ロジャース CDR. C. R. P. Rodgersの指揮するアメリカ合衆国海軍スクリュー推進スループ・ポーニー Pawneeによって拿捕)
◎Fernandinaおよびポート・ロイヤル近海にて海軍に使用された
◎1862/3/18 セントジョンズ川にてヨットAmericaの引き揚げを支援(〜1862/3/25)
◎1862/9 陸軍に移管、陸軍輸送船となる
◎1866 売却され商船となる
◎1874 除籍、解体のため売却
◎Expedition to St. Johns Bluff, Fla., 1-12 Oct, and to Pocotaligo, S.C., 21-23 Oct 1862. Transferred to War Dept, Sep 1862.


排水量:1,150t(旧測定法による総トン数) 全長:60.96m 幅:10.97m 吃水:2.43m 主缶:缶1基 主機/軸数:Harlan & Hollingsworth Co. 式vertical beam機関1基/外輪2基 速力:10.0kt 兵装:20ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門、12ポンド・スムースボア砲2門 乗員:80名〜130名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ドネゴール Donegal Harlan & Hollingsworth Co. 1864/9/3 1865/9/8 ◎1864/6/6 モービル湾にてアメリカ合衆国海軍艦艇に拿捕
◎1864 フィラデルフィア海軍工廠にて購入し、フィラデルフィア海軍工廠で補給艦に改装
◎1865/9/27 売却され商船Austinとなる
1876/6/6 ミシシッピ川のニュー・オーリンズ南部にて難破、沈没


排水量:230t(旧測定法による総トン数) 全長:45.72m 幅:7.01m 吃水:2.62m(depth of hull) 主機/軸数:1-cyl. 機関(サイズ914.00mm×2.43m)/外輪2基 速力:8.0kt 兵装:24ポンド榴弾砲2門(1862年時。1863年5月には12ポンド・スムースボア榴弾砲1門、12ポンド・ライフル榴弾砲1門) 乗員:39名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
エラ Ella ニュー・ヨーク 1862/8/10 1865/8/4 ◎1862/7/30 ニュー・ヨークにて1859年進水の外輪船を購入し、ニュー・ヨーク海軍工廠で哨戒船兼dispatch boatに改装
◎1865/9/15 売却され商船となる
◎1876 除籍


排水量:252t(旧測定法による総トン数) 全長:71.62m 幅:7.40m 吃水:2.10m 主機/軸数:oscillating機関2基/外輪2基 速力:9.5kt 兵装:12ポンド榴弾砲1門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門(1864年2月には非武装、1865年12月には20ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド砲1門)
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ユージェニー Eugenie Martin Samuelson & Co. 1863/7/9 1868/10/17 ◎1863/5/6 モービル湾にて1861年7月9日進水の封鎖突破艦船ユージェニーを拿捕
◎1863 キー・ウェストにて購入し、dispatch兼supply shipに改装
◎1864/1/21 グラスゴー Glasgowと改名
1865/5/8 モービルにて捨てられていた障害物を引っ掛け沈没
◎1865/6/19 引き揚げられる、ペンサコラにて修理(〜1866/6下旬?)
◎1868/1下旬 ペンサコラ海軍工廠にて修理(〜1868/3上旬)
◎1869/6/4 Thomas McClellanに売却されイギリスの商船Hildaとなる
◎1889 解体


排水量:376t(旧測定法による総トン数) 全長:45.72m 幅:8.22m 吃水:2.74m 主缶:缶1基 主機/軸数:Neptune Works式vertical beam機関1基/外輪2基 速力:7.0kt 兵装:20ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、24ポンド榴弾砲2門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門 乗員:57名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ホンジュラス Honduras Thomas Collyer 1863/9/8 1865/8/5 ◎1863/7/31 1861年5月22日進水のSimeon Ackermanの外輪船を購入し、ニュー・ヨーク海軍工廠でsupply boat兼dispatch steamerに改装
◎1865/9/5 W. A. Lightfallに売却され商船Governor Marvinとなる
1870 キー・ウェストにて難破


排水量:526t 主機/軸数:外輪2基 兵装:32ポンド砲4門 乗員:50名
※外輪特補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アイス・ボート Ice Boat Kensington ◎リフリジレーター Refrigeratorまたはリリース Releaseともいわれる
◎1861/4/23 1837年進水のフィラデルフィア市所有の外輪船Philadelphia Ice Boatを取得し、砕氷艦に改装、運用開始
◎1861 前の持ち主に返却


排水量:309t(旧測定法による総トン数) 全長:62.17m 幅:6.73m 吃水:2.43m(depth of hull) 主機/軸数:外輪2基 兵装:砲1門 乗員:14名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
パウハタン Powhatan J. A. & E. T. Robinson 1861/4/28 ◎1861/4/21 1845年進水のポトマックの外輪船Powhatanを陸軍が拿捕、海軍に移管
◎1861/4/22 ワシントン海軍工廠でDispatch vesselに改装
◎1861 ボルティモアにて修理
◎1861/11/4 キング・フィリップ King Philipと改名
◎1865/9/15 H. F. Harrillに売却


排水量:504t(旧測定法による総トン数) 全長:60.96m 幅:9.14m 吃水:2.31m 主缶:缶1基 主機/軸数:Reaney & Neafie式vertical beam機関1基/外輪2基 速力:8.0kt 兵装:12ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門 乗員:24名
※外輪補助艦船(第4級艦)
↑USS Philadelphia. Sepia wash drawing by R. G. Skerrett, 1903. Courtesy of the U.S. Navy Art Collection, Washington, DC. U.S. Naval Historical Center Photograph.
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
フィラデルフィア
12
Philadelphia Reaney & Neafie 1861/4 1865/8/31 ◎1861/4/22 1859年10月25日進水のAcquia Creek〜ワシントンD.C. 間の貿易用汽船を徴用し、ワシントン海軍工廠で輸送艦に改装
◎1865/9/15 N. L. & G. Griswoldに売却され商船となる
◎1869 Ironsidesと改名
1873/8/29 Hog Islandにて座礁


排水量:317t(旧測定法による総トン数) 全長:44.19m 幅:7.31m 吃水:1.82m 主缶:缶1基 主機/軸数:overhead beam機関1基/外輪2基 速力:12.0kt 乗員:32名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
フロックス Phlox ボストン 1864/9/14 1865/7/28 ◎1864/8/2 1864年進水のMcKay & Aldusの外輪船F. W. Lincolnを購入し、dispatch vesselに改装
◎退役後、アナポリスにて海軍兵学校の実習船となる
◎1894 売却


排水量:399t 全長:40.38m 幅:9.60m 吃水:3.07m(depth of hull) 主機/軸数:外輪2基 兵装:12ポンド・スムースボア砲2門(1861年時。1865年7月には12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・スムースボア砲1門) 乗員:45名
※外輪補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ワイアンダンク Wyandank ニュー・ヨーク 1861 ◎Wyandanckと綴る場合もあり
◎1861/9/12 1847年進水のブルックリンのUnion Ferry Co. の外輪フェリーを取得し、storeshipに改装
◎南北戦争後、アナポリスにて海軍兵学校のfloating barracksとなる
◎1879 その場にて解体


排水量:1,248t(旧測定法による総トン数) 全長?:67.05m 幅:10.54m 吃水:4.26m 主缶:缶1基 主機/軸数:vertical direct-acting機関2基/1軸 兵装:30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、24ポンド榴弾砲2門
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アドミラル Admiral S. H. Pook 1864/2/5 1865/8/22 ◎1864/1/8 1863年進水の汽船を購入し、storeshipに改装
◎1864/9/1 フォート・モーガン Fort Morganと改名
◎1865/9/5 売却され商船Cubaとなる
◎1866 フェニアン団員の私掠船に改装といわれる
◎1879 スクーナーに改装
◎1892 除籍


排水量:195t(旧測定法による総トン数) 全長:33.52m 幅:6.70m 吃水:2.68m 主機/軸数:Neafie & Levy式direct-acting機関1基/1軸 兵装:12ポンド・スムースボア砲2門(1864年12月には20ポンド・ライフル砲1門を増強) 乗員:32名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アリスーザ Arethusa フィラデルフィア 1864/7/29 1866/1/3 ◎1864/7/1 1864年進水のS. & J. M. Flanaganの汽船Wabash(Wabask?)を購入し、フィラデルフィア海軍工廠で改装
◎1866/1 売却


排水量:752t(旧測定法による総トン数) 全長?:58.21m 幅:9.02m 吃水:4.26m 主機/軸数:vertical direct-acting機関1基/1軸 速力:15.0kt 兵装:32ポンド砲(33cwt)4門、12ポンド・スムースボア砲1門(1863年10月には20ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門を増強) 乗員:88名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
アーカンソー Arkansas C. H. & W. H. Cramp 1863/6/29 1865/6/30 ◎1864/6/27 フィラデルフィアにて1863年進水のS. & J. M. Flanaganの汽船Tonawandaを購入し、フィラデルフィア海軍工廠で輸送艦兼曳船に改装
◎1865/7/20 ポーツマスのGeorge S. Leachに売却
◎1865/8/1 商船Tonawandaとなる
1866/3/28 Grecian Shoalsにて難破


排水量:1,238t(旧測定法による総トン数) 全長:64.31m 幅:9.23m 吃水:6.46m(depth of hull) 主缶:缶2基 主機/軸数:Fossick式2-cyl. vertical direct-acting機関/1軸 速力:11.0kt 兵装:228mmスムースボア砲1門、30ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
バミューダ Bermuda Pearse & Lockwood 1863/5/13 1865/9/22 ◎1862/4/27 Grand Abaco Islandにてアメリカ合衆国海軍艦艇に拿捕
◎1862/10/14 フィラデルフィアにて購入し、フィラデルフィア海軍工廠でsupply shipに改装
◎1863/6中旬 フィラデルフィア海軍工廠にて修理
◎1865/9/21 Samuel C. Cookに売却され商船General Meadeとなる
◎1878 Bahamasと改名
1882/2/10 ニュー・ヨーク南方海域にてハリケーンにより沈没


排水量:1,750t(旧測定法による総トン数) 全長:77.72m 幅:11.97m 吃水:5.48m 主缶:缶2基 主機/軸数:Randolph Elder & Co. 式geared beam機関/1軸 出力:350馬力 速力:10.0kt 兵装:228mmスムースボア砲4門、100ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門(1864年1月には30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門を増強) 乗員:142名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
サーカシアン Circassian Robert Hickson & Co. 1862/12/12 1865/4/26 ◎1862/5/4 キューバにて1856年7月18日進水のチャールストンのA. S. Henckle & George Alfred Trenholmeの封鎖突破艦船を拿捕
◎1862/11/8 キー・ウェストにて購入し、ニュー・ヨーク海軍工廠でsupply shipに改装
◎1865/6/22 売却され商船となる
◎1873 改装
1876/12/11 Bridgehamptonにて疾風により難破


排水量:660t(旧測定法による総トン数) 甲板長:53.34m 幅:9.02m 吃水:4.05m 主缶:缶1基 主機/軸数:Pusey & Jones式virtical direct-acting機関1基/1軸 速力:7.0kt 兵装:24ポンド榴弾砲2門、10ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門(1864年2月には24ポンド榴弾砲2門を増強) 乗員:73名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ファーキー Fahkee E. F. Williams 1863/9/24 1865/6/28 ◎1863/7/15 1862年11月4日進水の汽船を購入し、supply shipに改装
◎1865/8/10 売却され商船となる
◎1872 カナダに売却されPictouと改名
1873/11/18 Magdalen Islandsにて沈没といわれる


排水量:725t(旧測定法による総トン数) 甲板長:51.23m 幅:9.11m 吃水:3.04mもしくは4.14m 主缶:缶2基 主機/軸数:Daniel McLeod式horizontal direct-acting機関1基/1軸 速力:6.0kt 兵装:24ポンド榴弾砲2門、12ポンド・ライフル榴弾砲1門 乗員:88名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ホーム Home F. Z. Tucker 1863/8/21 1865/8/24 ◎1863/8/14 ニュー・ヨークにて1862年進水の汽船Key Westを購入し、rest shipに改装
◎1863/9 チャールストンにて病院船となる
◎1864/7 ポート・ロイヤルにて修理
◎1865/9/16 売却され商船Key Westとなる
1870/10/12 Cape Hatterasにて難破


排水量:1,052t(旧測定法による総トン数) 全長:59.43m 幅:9.47m 吃水:5.48m 主缶:缶1基 主機/軸数:Merrick & Sons式virtical direct-acting機関1基/1軸 速力:10.0kt 兵装:32ポンド砲(42cwt)2門、30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門 乗員:72名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ケンジントン Kensington John W. Lynn 1862/2/15 1865/5/5 ◎1862/1/27 ボストンにて1858年進水の汽船を購入し、チャールズタウン海軍工廠でwater & suppliesに改装
1862/2/24 ボストン〜メキシコ湾間にてエンジン故障、のちにチャールストンにて修理(〜1862/4)
◎1863/1下旬 ニュー・ヨークにて修理
◎1865/7/12 ニュー・ヨークにてBrown & Co. に売却
◎1865/7/31 商船となる
1871/1/27 カロライナ沿岸にてアルゼンチンのバークTemplarと衝突し沈没


排水量:757t(旧測定法による総トン数) 全長:49.37m 幅:9.63m 吃水:3.84m 主缶:缶1基 主機/軸数:2-cyl. direct-acting機関1基/1軸 速力:9.0kt 兵装:24ポンド砲2門(1864年3月には12ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門、24ポンド砲3門) 乗員:60名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
メアリー・サンフォード Mary Sanford Charles H. Mallory 1863/8/20 1865/6/21 ◎1863/7/13 フィラデルフィアにて1862年進水のWilliam R. Dinsmoreの汽船を購入し、ニュー・ヨーク海軍工廠で輸送艦に改装
◎1865/7/13 フィラデルフィアにて売却
◎1865/8/16 商船となる
1871/11/13 Cape Hatterasにて難破


排水量:978t(旧測定法による総トン数) 甲板長:61.56m 幅:9.75m 吃水:4.14m 主缶:缶1基 主機/軸数:C. H. Delamater Iron Works式2-cyl. vertical inverted direct-acting機関/1軸 速力:13.0kt 兵装:24ポンド砲2門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲2門(1863年8月には30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、24ポンド砲4門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、1864年7月には30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門を撤去) 乗員:92名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ニュー・バーン New Berne C. & R. Poillon 1863/8/15 1868/3/29 ◎1863/6/27 ニュー・ヨークにて1862年進水の汽船United Statesを購入し、ニュー・ヨーク海軍工廠でsupply shipに改装
◎1866/12/15 改装(〜1867/2/8)
◎1867/4/5 改装(〜1867/11/26)
◎1868/12/1 ワシントンにて陸軍省に移管
◎のちに商船となる
1894/10/14 サン・ペドロ北方海域にて難破


排水量:618t(旧測定法による総トン数) 甲板長:52.42m 幅:8.65m 吃水:2.77m 主缶:缶1基 主機/軸数:Novelty Iron Works式vertical inverted direct-acting機関1基/1軸 速力:13.0kt 兵装:32ポンド砲(51cwt)3門、12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門(1863年12月には32ポンド砲(51cwt)4門、20ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド砲2門) 乗員:83名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
クイーン Queen Novelty Iron Works 1863/8/15 1865/6/21 ◎1863/6/21 Eleuthera Islandにて1861年進水の封鎖突破艦船Vivtory(元スクリュー推進汽船North Crolina(のちにAnnie Childsと改名、のちにJulie Usherと改名、のちにT. D. Wagner))を拿捕
◎1863/8/1 クイーンと改名
◎1863/9/29 ボストンにて購入し、supply shipに改装
◎1865/10/16 ニュー・ヨークにてSmith & Dunningに売却され商船Gulf Streamとなる
◎1874 船体延長工事
1903/1/30 Hartford Inlet近海にて疾風と霧とにより難破


排水量:373t(旧測定法による総トン数) 全長:44.40m 幅:7.22m 吃水:3.44m 主缶:缶2基 主機/軸数:機関2基/1軸 兵装:30ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門、12ポンド・スムースボア砲1門 乗員:44名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
トレフォイル Trefoil Donald McKay 1865/3/1 1865/8/30 ◎1865/2/4 1864年進水の汽船を購入し、チャールズタウン海軍工廠でdispatch boatに改装
◎1866 チャールズタウン海軍工廠にて改装
◎1867/5/28 L. Litchfieldに売却され商船Gen. H. E. Paineとなる
1879/11/19 Grand Havenにて嵐により座礁
ユッカ Yucca Donald McKay 1865/4/3 ◎1865/2/25 1864年進水の汽船を購入し、ボストンでdispatch boatに改装
◎1868/8/26 ポーツマスにてR. M. Funkhauserに売却され商船となる
◎1870 メキシコに売却されUnionと改名


排水量:1,114t(旧測定法による総トン数) 甲板長:66.93m 幅:10.36m 吃水:4.87m 主缶:缶2基 主機/軸数:C. H. Delamater Iron Works式vertical direct-acting機関1基/1軸 速力:13.5kt 兵装:12ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門(1863年11月には20ポンド・マズルローディング・ライフル砲1門) 乗員:75名
※スクリュー推進補助艦船(第4級艦)
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
ユニオン Union Charles H. Mallory 1861/5/16 1865/9/29 ◎1861/4/24 フィラデルフィアにて1862年8月9日進水の汽船をチャーターし、改装
1861/7/2 スペインの商船Plus Ultraと衝突し損傷、一時的に修理
◎1861/8中旬 ボルティモアにて修理、改装
◎1862/12/10 フィラデルフィア海軍工廠にて退役
◎1863/1/20 再役、supply & dispatch vesselとなる
◎1865/10/25 ニュー・ヨークにてW. H. Starbuckに売却
◎1865/12/8 商船Missouriとなる
1872/10/22 Abaco Island北東海域にて爆発により沈没


排水量:510t 全長:46.93m 幅:8.53m 吃水:3.35m 主機/軸数:蒸気機関/1軸 兵装:30ポンド・パロット・ライフル砲1門 乗員:18名
艦名 NAME 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
タキアン
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Ta-Kiang Roosevelt & Joyce Shipbuilding ◎Takiangと綴る場合もあり
◎中国貿易に従事していたが、恐らくアメリカ連合国軍(南軍)のレイダーやクルーザーの妨害を避けるために英国旗を掲げていた
◎1863年夏 長門藩主・毛利公が下関海峡の片側を要塞化し、西洋との交易を遮断したことから、外国人に対する敵意が生まれた
◎1864 西欧の条約国はこの海峡を完全に開放する事を決定した。しかし、当時この地域にいたアメリカの軍艦は、帆船を動力源としたスループ・ジェームズタウン Jamestownだけで、この海峡の強い潮流を克服することが出来ず、外国船に航路を開くための同盟国の遠征に参加することが出来なかったのである
◎1864/8/28 英仏蘭連合軍にアメリカが参加できるように、在日アメリカ弁理公使ロバート H. プルーイン Robert H. Pruynとジェームズタウン艦長シセロ・プライス大佐 Capt. Cicero Priceがタキアンをチャーター
◎プライス大佐は、ジェームズタウンのフレデリック・ピアソン大尉 LT. Fredrick Pearsonをタキアンの艦長に任命し、18名の兵士と30ポンド・パロット・ライフル砲をタキアンに移送
◎1864/9/4 連合艦隊は長門の海岸にある砲台を目前にして停泊
◎1864/9/6 タキアンはフランス海軍木造機帆走コルヴェットDupleixから上陸用ボートを曳航し、第一砲台の近くを航行。正午には英仏蘭の混成部隊が砲台を奪取した
◎1864/9/7〜8 この間、タキアンは23名の負傷したイギリス人と外科医、介添人を乗せ、最終的に9月21日に横浜に戻った。下関要塞を攻撃している間、タキアンはパロット砲から18発の砲弾を発射し、“この点ではこの遠征に参加したことになる”
◎1864/9/22 前の持ち主に返却
◎1864 幕府に売却され、太江丸と改名


Update 24/03/03