戦闘機、戦闘攻撃機

※FYは会計年度 Fiscal Yearの略。kNは1kN=102.0sf=102.0s
※海軍航空戦闘機 (NACF) 計画への提案の為に、ジェネラル・ダイナミックス社(現ロッキード・マーチン社)とLTV社の航空機事業部(現トライアンフ・エアロストラクチャーズ社ヴォート・エアクラフト部門)の合同チームにより設計された艦載機型で、ジェネラル・ダイナミックスが航空母艦艦載機の設計を殆ど行った事がない為、当初はマクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)に提携を持ちかけた。新戦闘攻撃機(VFAX)計画の中止により、VFAX提出案であるモデル263の採用の可能性が無くなったマクドネル・ダグラスは、両企業と提携し、どの企業がNACFの勝者であろうと利益を上げる事ができる態勢を整えようとしていたが、ジェネラル・ダイナミックスが計画の主導権を強く主張したため物別れに終わる。ノースロップ社(現ノースロップ・グラマン社)には当初からマクドネル・ダグラスから共同開発の打診が有ったが、LTVとの共同開発の道を模索していた。それと同時期にジェネラル・ダイナミックスからもLTVに共同開発の話が持ち込まれ、ノースロップ側の契約条件がLTVにとって有利な物であったにも拘らず、LTVはジェネラル・ダイナミックスと提携し、F-16をベースとしたモデル1600/1601/1602の三案が提出したが、計画提出期限日に発生したLTV社幹部と提出用の図面を乗せた航空機が離陸途中にアヒルの養殖池に滑り込んだ事による海軍の印象悪化、航空母艦への着艦の難しさとフライバイワイアへの電波干渉による誤作動の恐れ、バックアップの機械式操縦系統が無い事により、被弾時にフライバイワイアの損傷で機体の制御が不能になる事が指摘された事から海軍側の評価は低く、マクドネル・ダグラスが設計変更を行ったノースロップF-17の発展型であるP630がF/A-18として採用された(ウィキペディアより)
※社内呼称モデル1600(V-1600)
↑空軍空中展示飛行隊“サンダーバーズ”所属F-16A

↑第388戦闘航空団(388FW所属)所属F-16C

↑F-16XL

↑Image courtesy of Shipbucket.
モデル1600 ◎アレスティング・フック及び艦載機用前輪に改装を行ったF-16ブロック10の強化版。アフターバーナー付きターボファン・エンジンのプラット・アンド・ホイットニーF401(JTF22A-26C)を搭載
モデル1601 ◎プラット&ホイットニーF100(JTF22B-25)アフターバーナー付きターボファン・エンジンの強化版の搭載を除いて、モデル1600に似ている
モデル1602 ◎ジェネラル・エレクトリックF101-GE-100アフターバーナー付きターボファン・エンジン搭載、更に拡大した胴体及びアヴィオニクスや武装の変更を除いて、モデル1600に似ている
モデル1602B ◎1975年3月に出された最も可能性の低い最終提案


Update 22/06/06